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2018年の祝福を。

ある雪の日の夜、私は暗闇の中さまよっていた。
君の涙の中一人で叫んでいた。
こんなみっともない私のことを
真っ黒な黒猫がみていた。

「私は悪くない」「そんなことない」
そんな言葉が頭の中で回っている。
「消えてしまえたらいいのにな」
いつからこんなことを考えていたんだろう。

ラジオからそっと音楽が流れた。
その曲が、まるで私のことを唄っているようで
泣いてしまったんだ。泣いてしまったんだ。
私のことをそっと強く抱きしめてくれたんだ。
その音で、その声で...

ああ、ああ、ああ、こんな馬鹿なことをして。
結局全て後悔しかないんだ。
何もないこの街は、
全部、全部、全部、私が壊してしまったんだ。
ああ、ああ、ああ、みんなみんな過去の思い出だけで、
今の想いなんて一つもないんだ。
ねえ、どうしてなんだ。
「私はこうなるために生まれてきたの?」

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信じ

「愛してる」、そんな言葉信じたくないけど、君のことなら全て信じたいと思った。
この言葉君は信じてる?

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#あたりまえポエム

夢から覚めたら、外の世界は、朝になっていた。
もう、何もかも忘れようと思っていたのに、夢の中で笑う君は、「笑顔」だった。
寒い駅のホーム。僕は誰かを待っていた。
もう、君との思い出は全て忘れたかった。
でも、何故だろう。
美しい思い出は全て綺麗だった。

「笑ってごらん、きっと笑顔になるから泣いている君に僕はいつもそういった。
あたりまえだよな、そんなこと。
あたりまえの世の中は、いつもと同じなんだ。

君の前で息を止めると、呼吸ができなくなってしまうよ。

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SOSの切れはしに添えて

もうつかれたよ、って
浪費した時間の影を
視界の端っこでまっしろにぬりつぶした
あとどのくらい生きたら
あのひとの涙を受けとめられるのかな

ひざを抱えるきのうのわたし
あのひとがすきだと言った色
まぶた、ほし、落っこちてもただの石

あとどのくらい生きることができても
手に入らないものは数えきれないね
よくばりは罪だからと
詩人になりたがるさみしがりやの
首をやさしく絞めている