今日も夜になって、終わってしまうのかもしれない。
君を好きになって、歌ってしまうのかもしれない。
軽い傷くらいで立ち直れないフリをしているのかもしれない。
僕は、自分が知らないだけで、思ってるよりももっと小さな人間なのかもしれない。
人類に足りてないのはなんだ?そんなこと考えてるかもしれない。
実を言えば、もう答えは出てるのかもしれない。
子供たちよりも、大人の方が下らない嘘つきなのかもしれない。
身近なことが、何よりの幸福だと言うのは、綺麗事かもしれない。
僕がこんなにも悩んでるのは、意外とたったひとつのことなのかもしれない。
10代なんてクソッタレ。そう思う人もいるかもしれない。
僕もその一員かもしれない。
幸せになるのに、端末だけじゃ到底足りないかもしれない。
手と手を取り合い、心から信頼できた時、それは幸せ。
なのかもしれない。
誰かに笑われないために生きているわけじゃないし、笑われるために生きているわけでもない。
ほんとは一人ぼっちで構わなかった。
友達なんて何処にもいないと思っていた。
ただ紙だけを捲っているのが幸せだと信じていた。
…いつからこんなに淋しがり屋になったのか
あのころのままで凍らせて
取りだしたらたちまちあったかくなって
溶けながらかたちを変えていく
溶けきってしまうことは
たぶんないけれど
あのときの状態には戻らない
絶えずかたちを変えつづけ
そのたびに僕の体温をあげていく
都合よく脚色を加えるのは温かいけれど
ほんものが遠のくたびに
寂しさが押し寄せる
わかってるよ
自分が今全然自分じゃないことくらい
わかんないんだよ
何が正解なのか
同じ道を目指す友達
その友達が好きなのは歌い手の彼だった
そんな彼を救った
少し眠たそうなあの人
私もその友達に影響されて
沢山の曲を聴いてきた
だけどある時 あの人は
透明の空が降らせる雨に打たれてしまう
そしてあの人が雲の上で眠り始める
あの人を応援するすべての人が
あの人が目覚めるのを待っていたんだ
そして雨上がりにふと雲が途切れた
その淵からゆっくりと目覚めたあの人の
後ろから透明の空が青く色付く
雨上がりに目覚めたあの人は透明の空の
本当の青い色に気がついた
そんなあの人を応援するすべての人が
かけたのは
空に架かる七色の魔法
なんで世界は明るいの
それはきっと
誰かと一緒になって笑うため
なんで世界は暗いの
それはきっと
泣いてる誰かを抱きしめるため
春が大きな深呼吸をして
僕は涙が止まらなくなった。
まとわりつく夜が
次第に優しくなり
月は自己主張をやめない。
明日が1番小さな星くらい
小さな輝きしかなく
月にかき消された、その瞬きは
今の僕を写しているみたい。
ねぇ、君は知っているのかな。
僕は君になりたかったんだって。
…なんて
楽器を弾く姿も、
嬉しそうにしてる姿も、
僕に話しかけてくれる優しさも、
率先して物事を進める強さも、
全部かっこよくて
大好きで、
でもいつか失ってしまうなら
このままでいたいって感じちゃってる
それに君に想いを寄せる人だっているんだから
とれる勇気なんてこれっぽっちもないんだし
君が好きってこと、もう誰にも話さないよ
これは僕だけの秘密にしておく
誰も傷つけない選択がこれなんだから