いつの間にか
ちょっとひねくれて
着地点のない文章しかかけなくなった
気づけば心ばかり傷をおう
つまずいて擦りむいた膝
腕と脚にできた青タン
目に見える怪我が
なんだか愛おしい
この年齢で言うのもなんだが
純粋だったあの頃に戻りたい
日々の忙しさに追われて
巡り巡った不安と眠る
温(ぬく)い布団の中で考えることは
殆ど毎日同じことで
こうして大人になっていくのかと
漠然と思う
休日の青い空は
あっという間に夜空に変わって
眠りたいのに眠れないことを偏頭痛のせいにする
いつになったら地に足をつけて
1人で歩けるようになるのか
楽しい休日は嵐のように過ぎるけれど
その隙間の隙間で頭痛がする
もし、もう一人自分がいたら、
全く同じ自分がいたら、
俺が存在してる意味はないのかもしれない。
そいつがいれば、俺の替わりに十分だ。
誰も気づかない、二人しか知らない真実
それでも、多分気づく人はいて、
例え同じだとしても、違いはあるんだって、
小さな差異でも、気づいちゃう人はいて。
そんな人を大切にできたらいいなって。
なんでなんだろう
あの箱の中にいる大人たちは
「キレイゴト」にすがってるよね
「センソウ」は残酷だ
「イジメ」はいけません
そんなの分かってる でも
あの人達の紡ぐ
脆くて鈍い言葉たちの
磨かれた姿が見たくて
「キレイゴト」以上の価値を見いだしたくて
突っ走っていたら
いつしか周りは真っ白くて
儚くて
ただただ眩しかった
1つ歳をとっても
普段の日常だった。
あなたより、また1つ歳をとっても
いつもの日常だった。
あんず飴のような夕焼けも
今川焼きのような満月も
いつもの変わらぬ日常。
変わったのは、僕の記憶といつものラーメン屋の味だけだった。
部活終わりの帰り道
ギーコギーコと自転車をこぐ
足は疲れて
目は眠くて
腰は痛くて
疲れきっているはずなのに
なぜだろう
とても清々しい気分
頑張っている自分に初めて
誇りを持てた気がした
もう終わっていいよ
前みたいにあんだけ構ってほしそうな君は
もういないみたいだ
ごめんね、長々と
終わったのにまたはじめたいみたいなの
君との新しい関係を
話せるだけでいい関係を
わたし、築きたい
なまぬるい世界に包まって
好きなものに囲まれて
手の届く温かさに溺れて
息も出来ず沈んでく
ただただ水底に届くまで
おとなになったら
折り合いつけてはさ
でもしょうがないよなって
あきらめられるのかな
おとなになんかさ
なりたくはないけど
これもしょうがないよなって
あきらめたりするのかな
しょっぱいな しょっぱいな 涙の味
これからも変わらないんだろうな
十億年先も変わらない涙の味
好きだった
あなたのやさしさが
好きだった
あなたの笑顔が
好きだった
あなたのかける言葉すべてが
好きだった
あなたのすべてが
消えたくてどうしようもなかった
でも
誰にも言えなかった
言ったら嫌われると思ったから
引かれると思ったから
言わないで
ノートに沢山書いたんだ
『なんで出来ないの』
『出来損ない』
『親に認められる訳ない』
ある日
そのノートは
1番見つかってはいけない人に見つかった
「なんで口で言わないの」
言ったら怒るくせに
「なんで自傷なんてするの」
何もわからないくせに
家には居場所が無くなっていた
両親が離婚した半年後
母は
「この前会ったあのお兄さんと付き合ってるの」
吐き気がした
なんで?
私は混乱した
小学5年生の夏だった
混乱したまま今の私が居る