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ポエムティック

いつの間にか

ちょっとひねくれて

着地点のない文章しかかけなくなった

気づけば心ばかり傷をおう


つまずいて擦りむいた膝

腕と脚にできた青タン

目に見える怪我が

なんだか愛おしい


この年齢で言うのもなんだが

純粋だったあの頃に戻りたい

1

休日と頭痛の唄

日々の忙しさに追われて
巡り巡った不安と眠る

温(ぬく)い布団の中で考えることは
殆ど毎日同じことで
こうして大人になっていくのかと
漠然と思う

休日の青い空は
あっという間に夜空に変わって
眠りたいのに眠れないことを偏頭痛のせいにする

いつになったら地に足をつけて
1人で歩けるようになるのか

楽しい休日は嵐のように過ぎるけれど
その隙間の隙間で頭痛がする

0

ドッペルゲンガー

もし、もう一人自分がいたら、
全く同じ自分がいたら、
俺が存在してる意味はないのかもしれない。
そいつがいれば、俺の替わりに十分だ。
誰も気づかない、二人しか知らない真実
それでも、多分気づく人はいて、
例え同じだとしても、違いはあるんだって、
小さな差異でも、気づいちゃう人はいて。

そんな人を大切にできたらいいなって。

2

小6のとき思ったこと

なんでなんだろう
あの箱の中にいる大人たちは
「キレイゴト」にすがってるよね
「センソウ」は残酷だ
「イジメ」はいけません
そんなの分かってる でも
あの人達の紡ぐ
脆くて鈍い言葉たちの
磨かれた姿が見たくて
「キレイゴト」以上の価値を見いだしたくて
突っ走っていたら
いつしか周りは真っ白くて
儚くて
ただただ眩しかった

1

憧れ

‪お互いを大事にして
支えあえる関係って
何だかすてきじゃない?

2

うたうたいの独り言

1つ歳をとっても

普段の日常だった。

あなたより、また1つ歳をとっても

いつもの日常だった。

あんず飴のような夕焼けも

今川焼きのような満月も

いつもの変わらぬ日常。

変わったのは、僕の記憶といつものラーメン屋の味だけだった。

1

帰り道

部活終わりの帰り道
ギーコギーコと自転車をこぐ

足は疲れて
目は眠くて
腰は痛くて

疲れきっているはずなのに
なぜだろう

とても清々しい気分

頑張っている自分に初めて
誇りを持てた気がした

0

not keep talking never

もう終わっていいよ
前みたいにあんだけ構ってほしそうな君は
もういないみたいだ

ごめんね、長々と
終わったのにまたはじめたいみたいなの
君との新しい関係を
話せるだけでいい関係を
わたし、築きたい

0

雲海に溺死

なまぬるい世界に包まって
好きなものに囲まれて
手の届く温かさに溺れて
息も出来ず沈んでく
ただただ水底に届くまで

0

17歳

おとなになったら
折り合いつけてはさ
でもしょうがないよなって
あきらめられるのかな
おとなになんかさ
なりたくはないけど
これもしょうがないよなって
あきらめたりするのかな

0

十億年

しょっぱいな しょっぱいな 涙の味
これからも変わらないんだろうな
十億年先も変わらない涙の味

0

好きだった

好きだった
あなたのやさしさが
好きだった
あなたの笑顔が
好きだった
あなたのかける言葉すべてが
好きだった
あなたのすべてが

0

昔のノート

消えたくてどうしようもなかった

でも

誰にも言えなかった

言ったら嫌われると思ったから

引かれると思ったから

言わないで

ノートに沢山書いたんだ

『なんで出来ないの』

『出来損ない』

『親に認められる訳ない』

ある日

そのノートは

1番見つかってはいけない人に見つかった

「なんで口で言わないの」

言ったら怒るくせに

「なんで自傷なんてするの」

何もわからないくせに

家には居場所が無くなっていた
両親が離婚した半年後
母は

「この前会ったあのお兄さんと付き合ってるの」

吐き気がした
なんで?
私は混乱した
小学5年生の夏だった
混乱したまま今の私が居る