もうそろそろ夏が終わる
今年の夏はいろいろあったな
いいことも悪いことも
いつも通りだったのは後悔ばかりだったこと
いつも通りじゃなかったのはたくさんの人に出会えたこと
振り返るととても充実した夏だったと思う
振り返ると毎年同じようで全然違う夏
これからどんな夏を過ごすのだろう
ありがとう、来年また会おう
やっぱり夏は大好きだ
「はい、いいですよ。」
そんなに重い筈ではないのに、首には確かな重みを感じる。不思議なその感覚とともに、チャールズに向き直る。そして、努めてにっこり微笑う。
「チャールズ、着けてくれてありがとう。
さあ、チャールズはお休みになって。」
一瞬呆気にとられた彼をくるっと反転させ、今来た道を戻るよう背中を押す。
「ちょっと、お嬢さま!?」
顔をこちらへ向け抵抗しようとするが、そうは問屋が卸さない。
「このままじゃ、隈が永住権を獲得してしまいますので、あしからず。」
お役御免だと追い出してしまう。チャールズの休息が最優先事項である。
追い出し、部屋の扉を閉めてしまうと、しばらく気配がしたものの、諦めたように立ち去ったようだ。少しして、再び扉を開けて顔を出してみたが、チャールズはいなかった。さすがに寝に行ったのだろう。
それを確認した瑛瑠は、ノートを取り出す。書き出すのは授業内容なんかではなくて。
忘れないうちに書き留めておかなければならないこと、それは夢の内容だった。
学校内での暴力沙汰の5割がいじめ、3割が喧嘩、残りの2割にいじめられっ子の反撃、優等生の年1回位の暴走、あとは狂人の起こす騒動が引っ括められてる。ただ言えるのは、この中で一番怒られやすいのはいじめられっ子の反撃で、いじめが一番怒られにくいってことだ。理不尽この上ないと思いません?
(ここに書くことじゃなかったかな?)
好きだから
どうしても幸せになってほしいの
私がこれ以上迷惑をかけないうちに
私がこれ以上足を引っ張らないうちに
でも、大好きなんだよ
私なんかとはつり合わないけど
いつもなんでもそつなくこなす
あのこの胸を切って開いて
なかを覗いて見てみると
仏頂面の心臓 爆発寸前
[BackSpace]キーとか[Delete]キーとかを人差し指でぽんてするみたいに、あのときの間違いも簡単にぽんて消せたらいいのに。
それができないからこそ、言葉ってものに責任を持たなきゃいけないんだけど。確かめなきゃいけないんだけど。
間違いが思いの外大きいときもあるけれど(不可抗力とはいえ人を傷つけていたとか)、案外私が思うよりもみんなその間違いなんか意識していないってことも結構あるんだよね。
そして今回は完全に後者で、こうなると沸いてくる感情は恥ずかしいってやつ。
(SOLの掲示板は誤字があっても消すことができないから、よく誤字ってしまう私からすれば毎回がひやひやものだったりするのです。)
躓いたら立て直さなくちゃいけない
転んだら立ち上がらなくちゃいけない
上手くいかないことは
上手くいかせなくちゃいけない
不完全なものは
完全にしなくちゃいけない
…結果、全部自分で
「かんぺき」にしなくちゃいけないって
ことなんだろ
飾りがこぼれ落ちそうなほどついた
ボロボロの仮面と
鎧の成れの果てと
諸刃の剣を持ち
僕は。