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言葉

誰にも教えなければよかった

なんで大切にしなかったの、大切にもらったものなのに

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今夜を終わらせない呪文

「これからカップ麺つくるけど、君も食べる?」

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平和な時間に嫌われた存在

僕は平和な時間に嫌われた存在

僕が動くのは、誰かが苦しんでるとき

僕が先頭に立つときは、誰かが傷つききった後

僕は平和な時間に嫌われた存在

僕が立ち止まるのは、誰かの身代わりになるとき

僕は......有事の存在

それでも誰かのためにと、走る続ける

この世界の片隅で、誰かのために血を流す

僕は平和な時間に嫌われた存在だ

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恋花

部活の仲間との恋バナ
やっぱり楽しいや。
片思いの人みんなに、
恋の花が咲きますように。

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夏が終わる即興詩。

颱風のしっぽが窓ガラスをたたいて
窓をあけたら、秋でした。

ドリンクホルダーにひとくちだけ
残ってた珈琲が苦くてしかめた顔
熱くて灼くて暑かった、夏のこと

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地図

いつしか置いてた
旅行のパンフレット

ぼんやりと見返してたら

誰も私を知らない場所に行きたい欲
なんてのがふと出てきて

時間も金も勇気もないくせに
「ちょっと出かけてくるね。」
なんて呟いてみた

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✿*

片想いはすっごく楽しいよ
彼の少しの行動でドキドキして
ときどきみせる無邪気な笑顔にキュンキュンして
彼の後ろ姿を目でおって



でもやっぱり彼にとって特別な存在になりたい

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ラジオ

世界で一番普通の一日は
ラジオを聴いて終わります

この学校は、そういうところ

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ああ言った理由

あなたがいない日々に
慣れてしまうのが
怖かった

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LOST MEMORIES CⅥⅩⅣ

どうやら今日は予定が立て込む日らしい。望との会話終了に間髪を入れず名を呼ばれる。声の主は歌名。ちょっと来てほしいと何やら堅い面持ちで、所謂呼び出しを受けた。怒りは感じられないものの、緊張がひしひしと伝わってくる。
「伊藤さん、その……私、何かしましたか?」
心当たりがないものだからこう聞くしかなくて。
階段の踊り場で、歌名は止まった。
身構えた瑛瑠は、やっと開かれた歌名の口から出る言葉に拍子抜けすることになる。
「と、」