「造語」のタグでは、こんな感じで作品を募集しました。
《以下の条件を満たして作品を作りなさい。
・一度の投稿に収まるように詩ないしは物語を書くこと。
・必ず造語を一つ以上使い、その意味をレス欄に書き込むこと。
・タグを「造語」もしくは「memento mori」にすること。》
結構限定しすぎな条件だと思ったんです。でも流石常連の皆さんですね。固有名詞を活用したもの、実際の言い回しを発展させたもの、はたまた完全自作のもの、いろいろなものがありました。それもその言葉達に適した前後を伴って。ほんとに楽しませていただきました。ご参加ありがとうございました。
さてさて、「造語」の話でもしておきましょうか。
詩人の皆さんなら、『言葉の限界』というものを感じることが多いのではないでしょうか?そもそも語彙が少なかったり、あっても適切な言葉を見つけられなかったり。時には国語辞典をひきながら何かを書いたことのある方もいるかもしれません(現に僕がそうです)。
現在我々が『既存の』言葉で会話できているのは、ひとえに先人たちの努力のお陰です。しかし人の気持ちほど具体的でないものはありません。『既存の』言葉では表しきれない感情、想い、記憶、そういったものを無理矢理にでも言葉で表そうとするのが詩人というものです。
何が言いたいか。僕は詩人の皆さんにこそ、『造語』というものを造って、使っていただきたいのです。肉を焼く火がないのなら自分でおこせば良い。表す言葉がないのなら自分で作れば良い。そういう言葉があってはじめて伝わるものだってあるのです。
もちろん万能などではありません。その言葉の意味がわからなければ伝わるものも伝わらないのですから。しかし、そういったひとつのツールを、是非持っていただきたい。そういうことです。
長くなりました。本来のきっかけは『歴史秘話ヒストリア』のテーマの影響なんですが(笑)
ではでは最後に、投稿してくださった方、本当にありがとうございましたm(_ _)m
可愛い人とゆうのは何かと考えた時に、スカートを折るってゆうのが1番に出てきてしまったものだから、私はほんの少しだけおったスカートで先輩の教室の前を通ったけれど、、、
誰かに見られているわけでもなんでもなくて、そこら辺の女子1ぐらいで、
うつむいたまま私の教室のある方向へと
空と繋がった渡り廊下へ
丁度、電車が行く様子が見えて、乗り遅れてしまった様に
「またやってしまった、」
と自分を嘆いた
甘ったるい目に沁みる煙のなか
目尻の涙擦った時に垣間見た
君の黒い瞳
艶かしい紅引いた唇
額の粉っぽい香り
君はふっと唇歪めて
僕の顔に煙吹きかけたんだ
君は猛毒
君は毒矢
こんな中毒性どうにもならない
ならばどうにでもなれば良いけれど
行かないでよ
その煙みたいに
すぐ消えられちゃ僕は虚無
君が隣に座っていてくれるなら
どうなったって本当に構わない
たとえ全部嘘だったとしても
その言葉も
その化粧も
その美しさも
ひっくるめて全部嘘だったとしても
やめられないから
そう君は猛毒
僕の中身全部吸いとって
その甘い毒巡らせて
身体中に響く鼓動は
君のせいだから
なんて言う時ほど
終わりは来ない
終わるなと願うほど
終わりはすぐ側にある
みなさん!
12月になってリア充が多いい季節になってきたので、少しでもそんなリア充になれるようなポエムが見たいです!
どうか見させてください!
心が広いやってもいいぜ!の人は
『SOLラブストーリー 』のタグを付けて下さると見やすいのでお願いしたいです!
やってくれた人のは必ず見ますし、こんな私だけれど、レスもします!((迷惑だったらごめんなさい
つい数分前に過ぎ去ってしまった12/4… 第4話”12/4”スタート↓
「こないだの学力考査の結果、どうだった?」
「あーおれ? 死んだ」
「は⁉俺もだよ! 雪夜は?」
「え…?」
思わず沈黙。まさか話を振られるなんて思わなかった。
「…まぁまぁ」
「あ~やっぱりぃ!」
トウイチは思いっきりうなった。
「やっぱ学年1ケタは違うねぇ」
北斗は少しイヤミったらしく言う。
「じゃー余裕で志望校合格かー。”新幸田”でしょ? 頑張れよ」
トウイチは空を見上げながら言った。
「おれとトウイチはこの調子だと親にいろいろ言われるなぁ~」
北斗は静かにつぶやいた。
「んじゃ、またな」
「うん」
と、いつもの交差点で、僕らは分かれた。
トウイチと北斗の後ろ姿を見ながら、僕は心の中でつぶやいた。
(本当は僕も、死にかけそうなんだけど)
この県で最高峰の学力を誇る、新幸田高校。それが僕の第一志望だ。
だが、偏差値が、微妙、なのだ。
今は、ギリギリ合格圏。模試の結果を見る限り、少しずつは上がっているけれど、まだ怪しい。親も心配している。
(どうしたら…)
僕は志望校を変える気なんてひとカケラもない。だが、親に何か言われるのは怖い。志望校変えなさい、とかなんとか…
「!」
僕はふと、ある家の前で足を止めた。その家の扉には、クリスマスのリースがかかっている。
「もう、クリスマスか…」
その時、ふとこの間スマホに届いたあのメッセージを思い出した。
「あの場所で、また会おう…」
ぽつり、とあのメッセージをつぶやいてみた。僕ももちろん行きたいけれど、行けるかなんてわからない。
(それでも、僕は―)
自分を貫きたい、志望校へ対する、思いのように―
は~、やっと今日分書き込めたよ~ これで明日から予定通り1日1話になるぞ~
12/3は約24時間前に過ぎ去ってしまいましたが… 第3話”12/3”スタート↓
「う~んどれにしよっかな~」
鏡の前で自分―イチゴは、ゆらゆらと迷ってる。
「これお気に入りだけど、今日はこの気分じゃないんだよね~」
イチゴは、自他ともに認めるおしゃれ好き、というか可愛い物好き。
自室はお気に入りの可愛い物で見事に統一されている。
「…よーし、これにしよっ!」
薄ピンク色のワンピースを着ると、イチゴは塾のカバン片手に家から駆けだしていった。
別に急いでいるわけじゃない。ただ、塾に行くときは無意識のうちに、小走りで塾へ向かっている。ここ最近、自分はせっかちになってるのかな、とイチゴは思った。
―その理由として確実なのは、自分が、受験生だから。
10月になるまで、イチゴは、自分が”受験生”であることを全く意識していなかった―親友の藍瑠が、あの言葉を言うまでは。
「あたしさ、藤河高校行きたいんだけどさ、イチゴは…どうなの?」
この時、イチゴは「あ、自分って、受験生なんだ。」と思った。
もちろん夏休み中に、あちこち高校見学に行った、だが―
(行きたい高校、決まってないんだよね~)
公立か私立かも、まだ分からない。
(普通科は普通科でも、可愛い制服の学校もいいし、私服もいいよね。あ~でも、服飾について学べるトコもいいよね~)
この通り、迷いっぱなし。てか、自分はいつも迷ってる。パパやママからも、
「いつもイチゴは迷ってるよね~」
と言われている。
(そういえば、)とイチゴは信号のところで立ち止まった。
あの場所で、集まろう。って言われてるけど、どうしよう。
無理だったらいいといわれているけれど、行きたい。
でも、パパやママがそれを許すはずがあるだろうか…?
ましてや、その場所まで移動に時間がかかる。
それに、みんなは…?
(イチゴはいつだって、)
迷ってる。信号が変わると、またイチゴは駆けだした―