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LOST MEMORIES ⅢCⅦⅩⅢ

つまり,そう言って望は続ける。
「その監視対象が扉を越えて来たんじゃないかということ。」
全員が顔を見合わせる。
それなら、狐が監視対象であることも、人間界から来たことも説明できる。
ぱっと顔を輝かせた一同だったが、再び顔を曇らせる。
「狐ってどこからきた?」
何か重要な存在であることは確かなのだが、ここに至るまでの思考の大前提として、瑛瑠の夢が過去のことであるというものがある。
瑛瑠は不安そうに口を開く。
「あの……狐の部分だけ、本当に“夢”だったらどうしましょう……。」
断言はされなかったとはいえ、チャールズに確認したため、そんなことはないと思うのだけれど。
すると、あっと言って望が目を見開く。
「そういえば、この近くにお稲荷様を祀っているお社があったはず……。」
その言葉にはっとしたように手を挙げたのは歌名で。
「次、私の番。」

2

稲荷大明神年越しの大祓

 今年も残すところあと数時間。罪や穢れの自覚のある者はここにレスしたらよい。さすればすっきりとした気分で新年を迎えることができるであろう。(稲荷大明神)

0

わたし

わたしはわたしだ
ちゃんとしんじられるように
これからは、なれるかな

って初めて思った。

0

今年ポエム

本音が言えない。
言える場所がない。
どうせ反応してくれる人もいないだろう。

そんな時、突然耳に届いた男性2人の笑い声。
面白そう!

偶然の出逢いでできたSOL!という居場所。
レスをくれたり、書き込みが読まれたり。
好きなものも増えた。

そして。
徐々にモノクロの毎日に彩りが。

本音を言えるこの場所を。
「好き」が沢山あるこの場所を。
爆笑できるこの場所を。


これからもずっと、大切にしたい。

4

戯言即興詩。

ことばのもつ「魔」のちからを、知りたかった
ことばのもつ「間」の柔らかさに、触れたかった
ことばのもつ「真」の美しさを、造りたかった

あの日此処におとしたことばなんて、忘れてしまったけれどもう、あれは九年前のこと。

明日もぼくはことばでいきるよ
きょう、またうまれた日をいきる。


(早いもので、はじめてこの掲示板にことばをおとしてから九年になりました…)
(あの頃とはすっかり顔ぶれも変わってしまったけど、相変わらず此処は素敵な場所です)
(今年はほんとうに筆が重かったけれど、ぼくは来年もきっと描き続けますよ。)
(今までぼくのことばを読んでくださった皆様、これから出逢うあなたにもありがとうを。)

(それではまた来年、此処でお会いしましょう)

1

今年一年

ずっと落ちていた、足掻く力も残ってなかった
翻弄されて、流されて、
ようやく静かな海で、光が見えた
捕まれた、力強く岸に引き上げられた

闇は諦めてなかった、時折こちらに腕を伸ばしてきた
その度に光は僕を逃がした

また戦えるまで力は大分戻ってきた、いつもそこに光はあった

0

なんにも 

なんにも変わらないはずなのに
変わってほしくないのに
私が私じゃなくなっていって
最後には
消えてしまうんだ

0

りんごあめ

右手に持ったりんごあめ
咥えて佇む可愛い娘
真っ白な手指に真っ紅なりんごあめ
光って映ったあの娘の顏

あの娘が欲しい
あの娘じゃわからん
相談しよう
そうしよう

右手に持ったりんごあめ
ぐらりぐらりと落ちたりんごあめ
真っ紅に染まった舌出して
此方を見詰めるあの娘が欲しい

4

私と仲良くしてくださったポエム掲示板の皆さんへ

「LOST MEMORIES」に、いつも暖かいコメントをありがとうございました。いつも感謝の気持ち100%でレスを返してきましたが、改めてお礼を伝えたいと思います。
年齢も住む地域も違う私たちの繋がりは、SOLの生徒だということと文字や言葉が好きだということ。ポエム掲示板に載っていたみなさんの描く世界を私はすべて拝見してきましたし、それぞれの描く世界を私は好いています。
ロスメモ以外の投稿にも、スタンプやコメントをありがとうございました。企画やリクエストも楽しく、嫌なことがあったときの逃避にここに来てみたりして。
来年の目標は、とりあえずロスメモを完結させること、なんて。鬼に笑われてしまうかしら。
本当はひとりひとり名前を挙げたいところですが、とんでもない長さになってしまいそうなので、割愛ご容赦ください。
2018年はありがとうございました。来年もよろしくお願いします(*^^*)

2

2018

苦しくて
面倒くさくて
辛くて
もどかしくて
ひとりぼっちだと思ってたけど

居場所ができた
年だった