地球を丸ごと抱きしめられたらいいのにね
さみしいきみがいなくなるように
ゆめのかけらを大さじ5杯
朝焼けと夕焼けを10cc
お好みで恋のうたを適量
甘くてきらきらの味
夜の闇200g
都会の喧騒を4粒
くろいなみだを1,2,3滴
おとなでも飲めない苦さ
僕のおすすめは
それをぜんぶ混ぜること
ミキサーにかけたら器に盛って
星屑を飾り立てたら
いったい、どんなあじがする?
朝からずっと濡れたままでいる街をゆく、ぼくは何枚かの窓ガラスをもつ孤立した宇宙だ。
詩的に生きることはぼくの目的ではなく人生です。そのことをよく知っている友達がいるのは素晴らしいことだと思うことができます。
会いたくて会いたくて会いたくて泣いた。傷つけることが怖くて手紙も出せない。あなたのいない集合写真を見るたびに、あなたと笑いあって肩を組んでピースサインをして写真に残るすべてのひとがうらやましくて憎らしい。教わりたいことも伝えたいことも山ほどあった。いまも眠ったままの言葉たち。
お元気ですか。あたらしい生活はどうですか。こころの栄養は補給できましたか。また音楽に触れていますか。ふとした瞬間あなたを思い出してしまうわたしは、まだあなたを苦しめていますか。行き場をなくした思いは音にもなれなくて、届かないとわかっているからちゃんと泣ける。
「お前、なんで塾に通ってんの?」
「え、将来のため。」
ボクは当たりまえのように返す
「どんな将来?」
「いい高校、大学に入って、いい会社に入る。」
「おまえ、それで楽しんでる?」
「え、」
どうゆうことだろうか。
「だから、お前自信はそれで楽しめているか。縛られてね?」
「、、、、。」
「勉強とかの価値観は人それぞれだけどさ、俺は自分がやりたいこと、楽しいことをやれるようになるために勉強だと思う。」
「で、?」
「要するに、お前自身はやりたいことをやれてるか」
ボクは何も言えなくなった。
新しくできたお洒落なカフェ
甘ったるいパンケーキ
誰もかもが恋に花咲かせ
あぁ私
もしかしてインスリン過剰分泌
低血糖な私にこの世界は向いてない
甘い甘い甘い恋をするほど
私そんなに甘くできてない
「トイレ行きたい」
そう妹が言い出したのは、車で進む予定の道のりのちょうど半分くらいに差し掛かったところだった。圭一さんがカーナビでSAの場所を探す。
「次のサービスエリアに寄るから、それまでもう少し我慢してて」
ほどなくしてSAに着いた。
SAに着くなり妹は走り出そうとしたが引きとめ、小学生の女の子ひとりでは不安だということで圭一さんも一緒についていくことになった。
「君はついてこなくていいのかい?」
圭一さんが車の窓越しにこちらに尋ねる。
「私は――」
鞄の中から一冊の本を取り出し、栞の挟まっているページを開いた。
「――本を読んでますので。妹のこと、お願いしますね」
私は朝以来ようやく本の世界に飛び込むことができた。
主人公の女がとある男性に恋をして、さてこれからどのように近づこうかというところで顔を上げた。どのくらいの時間読んでいたのだろうか。時計を見てみると妹と圭一さんが出てから20分が経っていた。私の読書の体力はまだまだ有り余っているが、一応旅の途中ということもありあまり集中できなかったみたいだ。
(それにしても……)
圭一さんたちが遅い。さすがに20分もトイレに籠っていることなどないだろうから、まさか圭一さんが妹に何か買ってあげているのではと思っていたら、圭一さんが帰ってきた。
慌てた様子で。
「大変だ!!」
私はあなたを
なんてもう言いたくないのに
消えないあなた
そんなにも
愛していたなんて
今更気づいても
遠く 遠く 遠く
かえらない
思い出とあなた
君は甘いよな。
そんな甘さどこから来るんだ?
まぁ、そこがいいわけだけど。
私は君のそんなとこが好きだ。
周りの人もそう言ってる。
特に君の友達のホワイトさんが最近気になってるんだ。
あれは反則、、。
チョコレート、好き。
「おいおい、44連爆死かよ」
「今回沼らしいよ、俺もダメだった」
「これは...バイト代投下か!?」
「...やめとけ、さすがに一点狙いはヤバい。まず2万が溶ける」
「お前、課金してたのかよ」
「別のゲームだかな」