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訳もなく込み上げてくる
気持ちを
受け止めれず
手離して
知った
苦しみさえ悲しみさえ
いつか必ず薄れていくって

見上げた夜空に輝くのは
消えそうな薄い光
それでも今を立っていなければいけない
そう いつだって僕は
一人の夜 やるせない夜
悲しみに溺れてしまう夜も
越えて来た

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あなた

救いのある世界に美を感じ
温かい言葉が並ぶ世界しか愛さなかったあなた
そんなあなたも
救いだけが美でないと感じ
暗い世界も愛せる
大人になったね

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ハブ ア ウィル ―異能力者たち― 2.コマイヌ ⑥

「…そしてボクはネロ。滋賀禰蕗。まーこんな変わった名前好きじゃないけど」
「…禰蕗? ネクロマンサーじゃなくて?」
わたしが聞き返すと、”ネロ”は面倒くさそうに返す。
「その説明は長くなるから後で…で、本題は?」
ネロに言われて、わたしはあぁ、と今の状況を思い出した。そう、わたしが色々聞いたからこうなったのだ。
「まず、さ…”力”って何なの?」
わたしは恐る恐る聞いてみた。まずこれが1番気になる。
彼らは少しの間沈黙したが、やがて耀平がちょっと嫌そうに口を開いた。
「まぁ…”力”ってのは、常人が持っていない、常識の範囲外のことを引き起こす”なにか”だな」
「正式に言うなら”異能力”だがな」
微妙な耀平の言い回しに、師郎がさらっとまとめてくれた。それでもわたしにはイマイチ分からない。
「”異能、力”―」
「そう、”異能力”。そして異能力を持つ者を”異能力者”、またの名を”メモライザー”」
師郎がまた意味の分からない言葉を引っ張り出してきた。”メモライザー”とは。

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理想

今日じゃない今日へ
昨日じゃない昨日へ
明日じゃない明日へ
私じゃない私に

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今日のキセの振り返り

今日は特に何も無かったから
何を書こうか迷って投稿が遅くなった。
今日も相変わらずないい天気と
あまり喋らない隣の席の男子と。
何気ない毎日が結構楽しいと思う。
来週も頑張っていこ。

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ねぇ、

あなたのことが好きなんだ。

持久走を嫌がっているあなたも、
最近花粉症のせいでマスクをしているあなたも。
部活で副部長やってるみたいだし、
この間の演奏会でソロやってて、めっちゃカッコ良かった。
廊下ですれ違う時、手を出して指を絡めてくるの、嬉しいけど心臓に悪すぎる。

あなたは人気者だから、いつの間にか彼氏とか作ってそうだな。

あなたの一番側にいられないけど、あなたの近くであなたの姿を見られるこの日常が、幸せなんだ。

でも、

この気持ちを閉じ込めて、この言葉を閉じ込めて、
どれくらいたったんだろうか。
もう、苦しくて。
我慢できなくなりそうなんだ。

この気持ちを告げてしまえば楽になるだろう。

だけど、この想いは伝えてはいけないんだ。


もういっそこの恋が夢であってほしい、なんて。

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リクエスト2

「俺、この髪型にしたい!絶対モテる!」
『お前、野球部やん』
「そうだった...、
いや、まて、今から髪伸ばせばいける!」
『ここ男子校だよ?』
「絶望」


とある日の放課後、ヘアカタログを吟味する
2人の男子高校生のお話。

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バカね、わたし

もう吹っ切れたと思っていたのに
あの人の姿をみただけで
幸せになってしまうなんて

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いたいいたいの飛んでけと言って

足りないものをビタミン剤で補っても空腹感
まだまだ足りない
愛を貪る
要らないものを捨ててしまえば空虚感
またまた欲しがる
無い物ねだり
唇薄く開けばお誂え向きのスープを流し込んで
毒されていく斑らになって
必要とされたひとときは
呆気なく新しい栄養剤で終わりを告げる

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無題

好きだから言いたい言葉もあるし、
好きだから敢えて言わない言葉もある。
その事を言わなくても、言えなくても
ただ、あなたの隣に居て笑っていたい。

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寒いねって手を握ってって意味なんだよ、知らないの?

別に、月が綺麗ですねに対して死んでもいいわって返しなさいなんて高度なことを求めているんじゃないの。
寒いねってわざわざあなたのことを見ながら手を出しているんだから、黙って手を握ってくれればいいんじゃないの。
寒いね そうだね じゃないんだよ、ばかー!!

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ホワイト・デイ

先月の君は
一体どこまで本気なの?
手づくりの味は
甘ったるくて
とても、愛おしくて。
僕なりの返事でいいのなら、

君の笑顔が好きなんだ。

どうか受け取ってくれないか

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那の字のつくひと

こんにちは。僕は那由他です。ええ、はい、あの大きい数字の単位の。10の60乗または72乗のあれです。実は僕ですね、最近気になっているひとが居るんですよ。何ていうか、こう、憧れって言うんですかね。刹那って言うんですがね。そう!あの小さい数字の単位の!1や2も小さくて素敵なんですが、刹那のあの本当に小さくてすぐ消えてしまう儚さ、あれに惹かれました。それに同じ字を使っているというところにも、何といいますか、こう……、運命?みたいなものを感じてしまいます。この言い方何か恥ずかしいな。どこかの誰かが言っていた「人は死ぬから美しい」っていうのも分かる気がしてきました。けどあれはすぐに消えてしまうから、きっと僕がこんなに憧れを抱いているなんて気付いてくれないんだろうな…。

こん…!わっ……!せっ……!あっ……!が…!この………!うあああああああああああああ!!!
すみません、スローでお願いします。で、何だっけ?ああそう!どうも、私、刹那と言います。言わずと知れた10の-18乗ですよ。で、えー…、確か…、ああ、最近気になっているひとはって話でしたね。ええ、これは尊敬に近いんでしょうか。そういうひとが居ますよ。那由他っていう、あの大きい数です。1や2でさえ、私の何十倍何百倍じゃ済まないほど大きいのに、何あの大きさ?私いくつ分ですか?それに……、えーっと……、何て言えば良いんでしょうか…、こう…、私の名と同じ「那」の文字がついている辺り、同じ数の単位として対極同士と言いますか、運命感じちゃうと言いますか…、てやっぱこの辺はカットで!でもきっとあれは大き過ぎるから、私のことなんて気付きもしないか気付いていても馬鹿にしてるんじゃないかな…。