訳もなく込み上げてくる
気持ちを
受け止めれず
手離して
知った
苦しみさえ悲しみさえ
いつか必ず薄れていくって
見上げた夜空に輝くのは
消えそうな薄い光
それでも今を立っていなければいけない
そう いつだって僕は
一人の夜 やるせない夜
悲しみに溺れてしまう夜も
越えて来た
救いのある世界に美を感じ
温かい言葉が並ぶ世界しか愛さなかったあなた
そんなあなたも
救いだけが美でないと感じ
暗い世界も愛せる
大人になったね
「…そしてボクはネロ。滋賀禰蕗。まーこんな変わった名前好きじゃないけど」
「…禰蕗? ネクロマンサーじゃなくて?」
わたしが聞き返すと、”ネロ”は面倒くさそうに返す。
「その説明は長くなるから後で…で、本題は?」
ネロに言われて、わたしはあぁ、と今の状況を思い出した。そう、わたしが色々聞いたからこうなったのだ。
「まず、さ…”力”って何なの?」
わたしは恐る恐る聞いてみた。まずこれが1番気になる。
彼らは少しの間沈黙したが、やがて耀平がちょっと嫌そうに口を開いた。
「まぁ…”力”ってのは、常人が持っていない、常識の範囲外のことを引き起こす”なにか”だな」
「正式に言うなら”異能力”だがな」
微妙な耀平の言い回しに、師郎がさらっとまとめてくれた。それでもわたしにはイマイチ分からない。
「”異能、力”―」
「そう、”異能力”。そして異能力を持つ者を”異能力者”、またの名を”メモライザー”」
師郎がまた意味の分からない言葉を引っ張り出してきた。”メモライザー”とは。
今日じゃない今日へ
昨日じゃない昨日へ
明日じゃない明日へ
私じゃない私に
今日は特に何も無かったから
何を書こうか迷って投稿が遅くなった。
今日も相変わらずないい天気と
あまり喋らない隣の席の男子と。
何気ない毎日が結構楽しいと思う。
来週も頑張っていこ。
あなたのことが好きなんだ。
持久走を嫌がっているあなたも、
最近花粉症のせいでマスクをしているあなたも。
部活で副部長やってるみたいだし、
この間の演奏会でソロやってて、めっちゃカッコ良かった。
廊下ですれ違う時、手を出して指を絡めてくるの、嬉しいけど心臓に悪すぎる。
あなたは人気者だから、いつの間にか彼氏とか作ってそうだな。
あなたの一番側にいられないけど、あなたの近くであなたの姿を見られるこの日常が、幸せなんだ。
でも、
この気持ちを閉じ込めて、この言葉を閉じ込めて、
どれくらいたったんだろうか。
もう、苦しくて。
我慢できなくなりそうなんだ。
この気持ちを告げてしまえば楽になるだろう。
だけど、この想いは伝えてはいけないんだ。
もういっそこの恋が夢であってほしい、なんて。
「俺、この髪型にしたい!絶対モテる!」
『お前、野球部やん』
「そうだった...、
いや、まて、今から髪伸ばせばいける!」
『ここ男子校だよ?』
「絶望」
とある日の放課後、ヘアカタログを吟味する
2人の男子高校生のお話。
もう吹っ切れたと思っていたのに
あの人の姿をみただけで
幸せになってしまうなんて
足りないものをビタミン剤で補っても空腹感
まだまだ足りない
愛を貪る
要らないものを捨ててしまえば空虚感
またまた欲しがる
無い物ねだり
唇薄く開けばお誂え向きのスープを流し込んで
毒されていく斑らになって
必要とされたひとときは
呆気なく新しい栄養剤で終わりを告げる
好きだから言いたい言葉もあるし、
好きだから敢えて言わない言葉もある。
その事を言わなくても、言えなくても
ただ、あなたの隣に居て笑っていたい。