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日々

朝の光とバタートースト
夜の闇と読みかけ文庫本
お日様の軌道をなぞると、
お月様はゆるゆる欠けていく

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☆☆☆年 7月9日(土)晴れ 日直 星のふる夜

「めぐちゃん!」
神社の階段に、めぐちゃんはいた。わたしをみて、ぱっと立ち上がる。「みゆき!」そして
わたしの顔をのぞきこんで、
「泣いてるよ、どうしたの、大丈夫?」めぐちゃんは優しいめぐちゃんのままだった。「めぐちゃんごめんね」わたしひどいこと言ったのに。「いいよ」「でも」
「ほんとは妨害しようとしてたのかもしれない」「え」めぐちゃんの着てるTシャツのZUSHIOがはたはたと揺れる。
「だからおあいこね、みゆき、 ーーー」
花火の音が響いた。そのせいで何も聞こえない。「聞こえなかったよ」言うと、頬のあたりをかきながら
「聞こえなかったなら、いい」だって。
それなら。
ヒューーの音に耳をすまして、今だ。
「めぐちゃん、ーーー
明るい彩りがめぐちゃんの顔をくるくると照らす。太鼓の音も混ざって、わたしの声が闇に溶けていく。
聞こえた?」めぐちゃんは首をふる。「おあいこってことでしょ」「うん」
ヨーヨーがほしいと言ったら、その後りんご飴がたべたいと言う。かき氷も綿あめもたべよう、ここ数日お話できなかった分、他にも他にも。
「でも、みゆきがなんて言ったかわかるよ」前髪の間から、めぐちゃんのきらきらした瞳がのぞいた。「わたしも、」
手を握る。
「めぐちゃんがなんて言ったかわかるよ」
もう離れないように、はぐれないように。
夏の夜、打ち上がる花と花がいつまでも、ふたりの影を照らして。

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中学4年生

3年前の音楽室
そこで僕は君と出会った
理由はないけど特に
君に惹かれていったんだ

1ヶ月後の音楽室
僕の意識は消えたんだ
記憶の中 心の底
僕の想いは眠りについた

他の誰かを好きになって
何を想ったのさ ばかみたいにさ

雨が降りしきる帰り道
蜂が飛び込んだ放課後の教室
全部大事な思い出になる
これから思い出になるんだ

2年前の音楽室
僕は誰も想わなかった
想いは死んでいた
そう思ってただけだ

半年後の文化ホール
コンクールに挑んだんだ
演奏に無我夢中になった
想いの眠りは続いてた

他の誰かを好きになった
くだらない想いが ここで生きた

送り付けられた手紙だって
送り付けたCDだって
近いうちに思い出になるよ
黒歴史になるんだよ

1年前部活やめて
そこにあったのは君だ
手紙を送り付けられた
蛇足な補足 加速する慟哭
眠っていた想いが目を覚ましたんだ

半年前の自分の部屋
君のアカウント見つけたよ
ばかみたいな文送ったよ
君は「笑」ってくれたよ
僕は画面越しに笑ったよ

卒業を前にした 君と話をした
高校に入った、君とは違う高校だ
社会的に見たら僕は高校生だ、君もだ
だけどね、僕は4年生だ、あの時からずっと中学生だ

「今度のお祭り、一緒にいこうよ」「いいよ」

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あなたに

あなたに出会えたことが
同じ本を読んで育っていたことが
あり得てしまった奇跡で
これから会うほんとのあなたは
どんな人なのかしら

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枯れてく花

「運命で決まってたのかなぁ」
そんな一言でまとめてしまう
「事実」や「現実」

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本が好きな私は
本屋のにおいは好きだ

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生きる

生きてる
それだけで あなたは
誰とも違う
Specialな存在
生きているだけで 未来を自分を
どうにでもデザイン出来る

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まちがい

あなたの姿を探してしまう自分が
あなたに笑いかけてしまう自分が
あなたを好きになった自分が
間違いだったなんて認めたくないよ。

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LOST MEMORIES 434

「黒髪の女の子でね、あの時は二つのお団子結びにしていたと思う。
 歳は5歳くらいかな、きれいな目だった。」
 思い出す。とても可憐な美少女だったあの女の子のことを。
「そういえば、自分のこと“アカネ”って言っていたと思う。」
 アカネ,そうチャールズが反復する。
「ジュリアさんとの情報とちゃんと一致している?」
 聞くと、ほんの少し困ったように微笑む。
「はい。」
 英人は忘れずに報告したのだと思うと、何となく悔しいような気持ちになる。
 あ、あと、
「あと、何か、落とし物をしていた。」
 鋭くて、こういう形の,そう言って瑛瑠は、簡単に描き上げてみる。
 チャールズは少し驚いたように目を見開く。
「……これは、」
 かんざし、というようだ。

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本が好きな私は
図書館のにおいが苦手だった

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ポエム

いつも思ったこととか
なんとなく言葉にしてるのですが
あまり深い意味はありません
ここは変だとか
こう思ったとか
気軽にリプをもらえると
やりがいを得ます
よろしくお願いします

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歩く

いつか消えてしまうこの世界に
何を探して旅しているのか

何を残しにここへやってきたの
生の砂漠をさまよう

それでも歩き続けた
変わっていく景色は
まるで変わらない

ぼやけた視界に
微かに見える希望の光

触ろうとしても手応えはない
見えているものは嘘なのかもしれない

オアシスに口づけを

知らないうちに知らないままで
誰にも知られなくなる

僕がいた意味を
ここに残したいと思える



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どうしようもない後味

泣いたって、泣いたって
何も変わらない現実は
時間さえ早めてしまって
後味だけが悪いだけ

荒らいだって、荒らいだって
散らかるだけの部屋は
時間さえ早めてしまって
後味だけが悪いだけ

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題名未定part2

part1 続き
あなたは妬み。あなたは僻み。あなたは羨み。

そう思ってしまう時がある。

そんな時は、何も言わずにそっと抱きしめて。

わがままでごめんね。でも

いつだってあなたの優しさは私を救うから。

何があってもIt does not change to like.

ねぇ、あなたもそうでしょ?
そうでしょ?

そうだといいな。

大人になっていくに連れて、

どんどん薄くなってしまったりするけど、

どんな時も、時代、社会、が変わっても、

It does not change to like.

ねぇ、あなたもそうでしょ?
そうでしょ?

そうだといいな。

いつだって。永遠に。