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終わりそうな夏ってのが、どうやらそこまで来ているようで。

きみが冷たくなっていた
この夏の河原の向こう側
裸足で迎えに行こうとすると
足の裏から綺麗に切れた
醒めない夢とたかを括って
迎えに行けないなら向こうに行こうと
木で括るの鼻じゃなくて首のほうで
夢か現か足元に溜まった水溜まり
映ったそっちの景色は綺麗で
幸せそうなきみの水遊び
そろそろ干上がる頃かもな
来年も飽きずにまたくるかもな

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なんで人は「考える」ということを知ってしまったのだろうか

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君とは対等だと思っていた
君が僕の所に
降りてきてくれていただけなのね
ふとした瞬間
君は違う世界に
生きてる事知ってしまった

叶わないのはわかってる
だから、僕は君になんにも言わない
だからだから
もうちょっとだけ君の側にいさせて
友達として
友達でいいから
君と過ごしてる時間が 
僕にとって生きてる証なんだ

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狭間

何か叫びたくなるときがある。
でも、何を叫びたいんだろう。
そういうときに限って、真夜中。
つまらない。
夜は、何か世界から隔離された感じがする。
静寂が昔の記憶を引っ張り出して、視界がぼやける。
なんとも言えない中間の感情が
夜にえぐられて、ひとりを重くする。
秒針の音が大きく聴こえる。
架空の遠くの風景を想像して、苦しくなり、寂しくなる。
昼との空気感に差がありすぎて戸惑う。
どうも夜は苦手だ。

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わたしはアナタの痛みが解らない
あなたもワタシの痛みが解らない
それでもワタシのそばにいて欲しい
アナタがいてほしい