「ハブ ア ウィル ―異能力者たち―」今日中に最新エピソード投稿できない…
待ってくれてる人、ごめんなさい。
暗い空にぼんやり浮かぶ月と
ビーズを散らしたほしのいろ
木陰に揺らめく蛍のあかり
どこからか聴こえる蝉の声
空に手を伸ばしたら届く夢を見た
あおいくろいひろい空に
どろっと包まれたいような気分
今日は家には帰れない
君のいつものたった一言がないだけで
明日がないみたいな気分になった
君の言葉に明るさがないだけで
私の心は不安の影がかかってしまって
君との止まった会話を流して流して
つぎに出す言葉なんてなくて
君から話してくれるのを待ってたら
いつの間にか日は暮れて
いつもの時間になってしまって
たった一言送られてきて
でもそれは一言足らなくて
だから
私はひとりで暗闇で泣いてるの
あの人の吸う煙草の煙は
いつも甘い香りがした
その理由はもう聞けない
その香りが好きだった。
もう二度と伝えられない
はっきり言っちゃうなんて
あなたはなんだか
面白い人ね
私の逃げを受け止めて
走ってきてしまった私に
笑顔向けて、さ
なんかすごく
本物だった
部活楽しいな笑
夏休み終わって欲しくない
ずっとみんなと練習したい
でも、出来ないなら早く学校始まってよ
早く部活の時間にならないかな
あの人と会える、話せる唯一の時間だから
パラレルスペック 2nd詩集 「Aoi」
1.Uminohi
2.放課後ソーダ日和
3.一輪花火
4.Blue Moon
5.スコールが過ぎぬまに
6.青いしおり
7.休日エーガ日和
8.二人の抜け殻
9.Aoi空
※パラレルスペック→まとめ をクリック
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ここに来るってことは
さてはもう死にそうってか。
いいよ、よく眠れ。
土産話はまた明日
夜が泣いて 寄る辺なくて
世界の果てに 失望したら
ここに帰っておいでよ
体を拭いてあげる
世界で1番暗い夜とか
夜はいつでも同じ暗さだし
いいよ、たんと食え。
行儀も礼儀もいらねぇよ
夜の全て くだんなくて
世界の果てが 腐って見えたら
ここに寄ってくれよ
頭を撫でてあげる
透明人間なんだと思っていたけど
どうやら形があったみたいだ
触れ合って初めて知ったこと
名前を呼んでおくれよ
そうしたらきっと
生まれて初めて生きてるって気付いた時みたいに
泣く
上手くいかないのは当たり前だし
何度でも壁の前で音をあげそうになるよ
生まれて初めての人生を
闇雲に生きているだけなんだから
この部屋に明かりはない
太陽は僕には眩しすぎるからね
でも 幸いは 明るいところにばかりある
とは限らないぜ
闇雲の上に星空は広がっているし
光に顔を伏せて咲くあの花は美しい
僕の孤独を君が食べて
君の孤独は僕が食べて
優しい暗闇で 形を教えあって
僕の名前を 君が呼んで
初めて僕は僕になる
世界より君を信じるよ
さよなら、透明人間
君のこと、ずっと見てたからさ
知ってるんだ。
浴衣の袖を左右に振ってみたけど
君が同じように振ることはなかった
君には愛すべきアイスがあるからね
だから君が私に対して
少し気まずく感じてるってこと
知ってるんだ。
ふーん。
でもそんな時間、いらないよ?
君は幸せになったらいいじゃない
私が浴衣を引き裂いて泣くだけだからさ
そんな君に君が好きな子と
幸せになれる方法を教えてあげる。
私が惚れた理由、全て教えるからさ。
それ、全部その子にやってあげなよ。
自転車で一緒に帰る時車道側を走る癖
少し早めに歩いて後ろをそっと振り向いて
優しく微笑む顔
恋愛ソングを目を合わせながら歌う声
私が惚れたんだよ?
君が選んだあの子が
惚れないわけないじゃない
え?無理だって?
ふーん。
なら叶わなくても仕方ないね
叶わなかったらまた浴衣の袖をさ
私のとこまで振りに来てよ
今度こそ左右に、さ。
未来なんて来ないでほしい
なんて言いながら
早く今日が終わってほしい
と呟く