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楽園

閉じ込めてしまいたい
ああこの楽園に
馬鹿なままできみとふたり
孤独の中でぼくらふたり
溺れるようなダンスを踊って
どうか嘘に気付かないで
呼吸を忘れたみたいに眠って
ぼくが壊れてしまう前に
きみが二度と傷つかないように

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ほんとうのこと

どうして
どんなにたくさんひとがいても
どんなに遠くても
後ろ姿でも
あなたがわかるんだろう

だって
輝いてるんだよ
目に飛びこんでくるんだよ
わかっちゃうんだよ

わかる自信があるよ
みつける自信があるよ
あなたがどこにいても


好きだよ。

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憧れと独白と傾聴とその先 #1

 憧憬__それは、憧れること。
 思慕__それは、思い慕うこと。
 あのときこうしていれば良かった、なんて思うことはないけれど、あのときこうしていたら何か変わっていたのかな、そう思うことは、たまにある。でもきっと、何も変わらないのだとも思う。私たちは、そういう関係だったから。
「……い。……てますか、せんぱい。もう、聞いてますか、先輩!」
 ふっと映像が途切れる。目の前に口を尖らせた後輩が見えた。
「ぼーっとして。私の話、聞いていませんでしたよね?」
「ごめんごめん。ちょっと考え事をね」
 我ながらありきたりな面白くない回答だったなと、思わず苦笑してしまう。
 この子の話が引き金になったのかと、不意に思う。再生されていたのは、ずっと閉じ込めていた思い出だった。
 すると、妙なところで察しのいい後輩が、まっすぐに瞳をかち合わせてくる。
「何を考えていたんですか」
 これは、逃がしてもらえない目だ。
 そう悟った私は、またもや苦笑する羽目になる。この子がまいた種なのだから、甘んじて私の昔話に付き合ってもらおうか。

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ハブ ア ウィル —異能力者たち— ⒎サイレントレイヴン ⑬

「…ぅ」
…彼の言う通りかもしれない。でもそこまで言われると…
でも、と彼は続ける。
「…でも関わるかどうかは他人の勝手。こっちが何を言おうと他人の自由。—他人の思いなんて理解できないし」
「自由…」
思わずわたしは繰り返す。確かに、そこら辺は他人の自由だ…
黎はうつむきながらさらに続ける。
「他人の感情なんかよく分かんないし、理解できないし…だから勝手に関わられても基本的には何も思わないけど…でも…」
不意に彼が口ごもった。
「でも…⁇」
わたしは何を言おうとしてるのだろうと首を傾げる。
「何か干渉され過ぎそうで嫌…」
消え入りそうな声で彼は本心を叫ぶかのように言った。
「…」
黎はちろとこちらを見た後、逃げるかのように駆け出した。
「あ…」
わたしはそう言う頃には彼は視界から去っていった。
最後の方、何だったんだろ…ポツンとわたしは自分の中で呟いた。

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言葉にしないで

不服じゃないの
誰か騙してる
誰を騙してる
誰と騙してる

見ず知らずの不幸や貧しさを
知らないままで どうでもいいと
割り切れる強さが僕にも欲しい

来年の6月には 幻がたち消えて
ピース分 また 僕達は辛くなる
貧乏はいつまでも 見放されたまま

お金持ちは溜め込んだお金を
地下シェルターに隠して
かくして僕らは死ぬんだ 笑えるね

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君がいなくなった冬

光に反射したシャープペンシルが
かげに弧を描いて回る
血がめぐってく
指の先まであつくなって
いつのまにか君に恋をしてた
こわくなって、14になった私は逃げた

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だって あんたは天才だったんだ

天才は 誰もが出来る事を人一倍した奴の事を言うのさ
だけど それはあんたが天才だったから出来たんだ

世の中 才能なんだ

あの時は全く悲しいセリフだなんて思いもしなかったのだ
才能なんてもんはいくらでも生み出せるのだと
気づかず知らなかった僕は 
夢を才能という名の都合のいい訳でしかない
虚像の壁の陰で悔しがるフリだけしてた

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ヤラズノアメ

たった一夜 小夜時雨の降る夜
静かに真っ黒な世界が泣く音
誰もかも死んでしまう深夜0時
どこまでも曖昧な世界線

たった一夜 夢のなか
仄かな哀しみの甘い甘いベーゼ
たったそれっきり
醒めたらきっと何もかも忘れてしまう

この雨がじきに止んでしまったなら
もう二度と夢にさえ
追憶さえ
この鈍痛も疼痛も

淑やかに濡れる 硝子の花びら
この指先で粉々に砕け散ってしまいそう
破片の飛び散る軌道
どこかへ溶けて消えてしまった

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hono bo-no

小さな箱の中で膝を抱え込む
繰り返す日々に嫌気が差す
思い出しては疑う言葉
期待なんて、、
どこかでしていたのかもな

人にはそれぞれの人生があって
掛ける言葉も無く頑張っているって
私は知っているよ

君が良いなら止めやしないけれど
一つだけ覚えていてほしい事があるんだ
君を想う人がいるって事を

暖かい黄昏の空
「やっと会えたね」
はにかむ笑顔に涙が出そう

君の歌と私のギター
もっと遠くまで
波と一緒に響いてく

哀しみを知っている人は優しいの
周りが少し強いだけで決して弱いわけじゃない
言葉では伝わりきらないから手を繋ごう
そして海に向かおう
哀しみでできた温もりに触れながら

肩にもたれる君
「やっと会えたね」
呟いて頬に一筋の光

君の歌と私のギター
もっと遠くまで
ずっと残るように
波と一緒に響いてく

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【お知らせ】

アカウント変えました元*鷹尾*です!
鷹尾の方もどれくらいの頻度になるかは分かりませんがそっちでも書き込みするかもしれません。
これからもどうぞよろしくお願いします。

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サイン180

自分の目の前に自分を傷つける敵が居たと
するならば、自分の後ろには味方がいる。