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阿吽の呼吸

二人は同じ。一人の人間。一つの事をする時に
その人を感じるだけで次何をしたいのかが分かる。
話しをしなくても側に寄り添ってくれるだけで
心が安心する。声を聴いただけで安らぎを
与えてくれる。

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still

ここまで僕を運んできた
惰性もついに失速して
足は虚しく宙を掻いて
仕方なくそこに佇むと決めた

「居場所がない」と嘯くけど
それを居場所にしていたんだな
「皆と同じ」をそれほど嫌うのに
孤独が怖くて仕方ないんだ

確かに僕は一人じゃないけど
僕は確かに独りだった
君はここにいない ここにはいないのさ
僕は誰と話しているんだろう

ここは僕の居場所じゃないから
仕方なくまた歩き出すんだ
前も後ろもない ただ茫漠の荒野
あてもなく彷徨うとはこの事だな

今夜も独りだ

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広大な世界の隅っこで
泣き喚いてるのは そう私です
我儘にも正直な苦しみを
抱えて今日も寝て明日を迎えるのです

私がもし神様なら
屋上 高い窓 薄暗い部屋で
あと一歩踏み出そう者が居るなら
その足と手を後ろへ引き そっと抱きしめる
明日も生きられるくらいの
なにかをあげる

溢れた涙を両手で拭い
あなたを救う人になる
過去に囚われて後ろばっか見ていたら
前にある大切なものを掴めないでしょう
そしてまたきみはそれを過去のせいにするの

考え方次第で居場所は消えて
友だちも味方もヒーローは もういない
時が経てば変わるものに溢れていて
焦らされて疲れ果てて目眩に変わる

私にもし子どもができたら
「生きるのは辛い」と教えたくなってしまう
真面目に生きていたら馬鹿をみるんだと
思い知らされてこれで何度目だろう

きみが「性格が悪い」と誰かに言われるなら
「そんなことないよ」と私は言う
なりたくてなったわけじゃない
きみはちゃんと ちゃんといい子だから
溢れた涙を両手で拭い
あなたを救う人になる
太陽が昇り沈み
人間も同じ様に目を覚まし瞑る様に
花が育ち咲き枯れる様に
今を生きている

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CINDERELLA

私の言葉であなたを笑顔にさせたかった 
なんてね
さあ、もう時計の針は零時を過ぎた
魔法は切れる
あの時輝いて見えた言葉は
ただの文字に成り下がる
あなたがガラスの靴を届けに来てくれる
なんて
期待している私が心の隅にいる