好きだと言った君と
今では手も繋げない
君は隣にいるけど
多分もっと遠くにいるんだ
好きだと言った一年前
君は顔を赤らめ「はい」と言った
それから月日は流れ
二人は隣にいても独りぼっちだった
二人の目指す道は違った
たぶん今声をかけたら
別れがつらくなるだろうから
手も重ねられなくなった君が
僕と一緒に行った花火で
泣いていたのを知っているから
だから
だから
なにも言わずに
素振りも見せずに
バイバイと手を振る
もうつらい君を見たくないから
どうせ僕は
こんなことになったって
泣けやしないんだから
バイバイ
あなたのことが
好きでした
それだけです
どうか幸せに
さあ、これからどうしようか。
僕は"夢"に尋ねる。
奴はなんとも都合の悪い奴で、思い出したいときに限って僕の前に現れてくれない。
でも、やって来て欲しくないときにはいつの間にかやってくる。
まあ、僕の世界は彼に支配されているから追い出すことはできないのだけれど。
それがわかるのは、僕の世界が端が見えるほどまだ小さかったからだ。
スーパーで買ってきた
12個入りの卵パック
冷蔵庫にしまうときに
床に落としてしまった
可哀そうなひとつの卵
グロテスクな音と共に
あふれ出す鮮やかな黄色
赤色だったらホラーよね
なんて考え独りで笑う
そっと親指でぬぐい取る
フローリングの上の黄色
少しだけ舌の先でなめた
スーパーで出会った卵
濡れタオルでふきとれば
タオルの白とは違う純白
卵の殻に見とれたのは
この時が初めて。
思わず床に残った殻のかけらを
ポイと口へ投げ入れた。
ちょうどその時からなの。
「ピンポーン」
携帯がしゃべった
休校のせいで誰とも
しゃべっていないから嬉しくなった
「誰からだろう?」
急いで携帯を取ると
LINEを開いた
「あっ!」
まさかの君からだった
「ねぇ早いけど今年一緒に夏祭り行こう!」
付き合ってないけど
片思いだと思っていたけど
もしかして
もしかして
「僕のこと好き?」
「両思いだったの?」
こんなこと考えながら
僕はいつもの天井を見上げた
「あーぁ」
「こんな妄想しても現実は変わらないか」
僕はなんだかむなしくなってしまった
ポエムとか書いてるの
私だけじゃないんだなって。
ちょっと安心した
少し涼しい昼下がり
気づいてないんだろうなあ
お店で頑張って作業してるあなたに元気づけられたこと、
パソコンに向かって頑張って仕事してるあなたのおかげで
1日踏ん張れたこと、
自分がとってもかっこいいことに気づいていない
気づかないくらい仕事が忙しくて、大変で、辛くて、
なりたい自分になるために頑張ってるからかなあ
なりたい自分に遠くたって、ホントにかっこいいんです
そこは保証できる。
あなたから私は見えない。
でも、信じて、そして進んで