いちばん星から遠くはなれた
こころのそこでキスをして
きみはそっとかなしく笑う
もうすぐおわる愛のすきまで
つまんない言葉ならべても
ひとつもなぐさめになんかなりゃしない
どうせ散るならひとおもい
まばたきしたら緑の楽園
太陽沈んでおはようさん
月の真上で夜どおしパーティー
手をとりあって踊りましょう
つめたいネコはアコーディオン
ぼくはまっかなバイオリン
夜と夜とにはさまれた
白と黒とのにぎやか広場
鐘がなったらいちもくさん
ベットの上でまた来年
アコースティックギターと新緑
なんだか相性がいいね、なんて
またギターをでたらめに弾く
lu lu lu… lu lu lu… lu lu lu…
呼び出しの音が
ため息と重なりあう
こんなに静かな夜は
早く寝るにはつまらない…
横の女(ひと)起こさないでね
その気がないなら すぐ切って
彼女に訊かれたら 友達と云って
手放した恋を悔やんでいるなら
すぐ切って 会いにきて
もし出なくても
呼び出し続けるわ
月が綺麗な夜に限って
2人で決めた 秘密の合図…
横の女(ひと)にバレないでね
3回鳴らしたら ”l want you”
4回鳴らしたら “l miss you”
5回鳴らしたら “l need you“
100回鳴らしたら それは・・・
憎んでいるなら アドレス消して
明日も話したいなら ミュートにして
彼女が眠ったら小さな声で
“好き”って つぶやいて
今夜もあなたを呼んでいる
lu lu lu… lu lu lu… lu lu lu…
「あの人より、幸せだし」
「あの人より、不幸だし」
「そもそも、人と比べるのが一番ダメだし」
「犯罪に手を染めないのは当たり前だし」
「だけどいつか染めてしまったら怖いし」
「大好きな人が犯罪者だったら怖いし」
小説家Aが好きな小説家Dが酔いしれたように
自分も好き過ぎたら染まってしまうのではないか
「ありもしない」
人は嗤う けど 僕は
怖くなる
作家と作品は別物だ
だけど
作家を知りたくなるのは当然だ
知ってしまって後悔している自分が2分の1
いつか、僕が錠剤に塗れてしまったら
どうしよう
なんて考える僕の心は暴風域突入
自分は罪を犯した 君はどうだ?
今まで嘘偽りなく誠実に生きてきたか?
嘘偽りなく正直に生きてきたか?罪の意識
それは繋がりだ。君との間には
罪の意識という鎖で結ばれている。
ならばそれは繋がりだ。それは繋がりだ。
目を開ける度に目の前を流れ去る
一体いくつの星を巡ってたどり着いたのが今日ここ地球なのか
誰も知らない長い長い度の果てにまた旅に出るのは君
飽きやしないのか気になるけど尋ねても答えてくれない
同じ時間に同じ場所に存在しているのに高い高い透明な壁が阻む
あっちは空 こっちは地上
どれだけ文明が発達しようとも人は星にたどり着けない
たどり着いてくれるな
アレは人が並んでいい世界じゃないんだ
僕の祈りなんて露知らず 人は進化をやめない
どんどん登っていく あの日見た誰も足を踏み入れることが出来ない美しい聖域を汚すように 上り続ける
今日見たあの星が綺麗な空を流れ去るのを見るのは後どれだけ続けられるだろうか
僕が大人になる頃にはもうこんな綺麗な空は
無くなっているだろうか
かっこつけたくなっちゃうの
本音を言いたくなっちゃうの
誰かに届けばいいなって
そうやってわたしを全部詰め込んだ
それがわたしのポエム
私の隣に腰掛けたその人は不思議な話を始めた。「優しさは、ほどほどが1番さ。君もそう思うだろう?今そう思っているんじゃないか?もしも」
そこまで言って立ち上がった。歩く先には自動販売機が見える。
何を買ったのかは見えない。
「もしも、君がある人に振られたとしよう。彼は告白する前からすごく優しい人だった」
ガシャン。何かが自動販売機から出てきた。
「振られた後も、今まで通りに接してくれる。
いいや、今まで以上に優しくしてくれる。自分が困っていたら声をかけてくれる。他の女の子にはそんなことまで手伝わないのに」
私に向かって缶を投げた。落としそうになりながらキャッチする。缶コーヒーだった。
「君は正直、彼のことを忘れられていない。なのに優しくされてしまう。・・・飲んでくれて構わないよ。」
プルタブを引いて、コーヒーを飲んだ。苦い。
「少し君には早かったかな。ええと、本題に戻るよ。そう、君は優しくされてしまうんだ。このままじゃ、君は彼のことが?」
「・・・諦められない。」
「そうだよな。だから優しさはほどほどでいいんだ。君は今も彼のことを考えているのだろう?」悔しいけどその通りだ。ここまでその人が話した内容は、全て私に起きたことだった。
お礼を言わなくちゃ。顔を上げると、その人はもういなかった。缶コーヒーはまだ残っている。全部飲んだら、少し大人に近づくのかなと思った。
星が輝く空 三日月に腰掛け
下に広がる夜景を見下ろした
君の住んでる場所 あなたが住んでいる場所
大好きな人達のいる場所を
1つづつ指さして繋ぎ合わせて
大きな星座を創るんだ