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敵わない

ねむたい昼下がりの授業中
ぽかぽかしてる窓ぎわで
つっぷして寝てたと思ったら
いきなりむくっと起きあがって
くるっとわたしに振りむいて
にやっと笑って口パクで
好きだよって
さらっと言っちゃう
きみに夢中

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諦める洗脳

無理だっていわれて続けたら無理になっちゃうよ

できるって一言いってくれたらよかったのに

そんなに冷たくしないでよ

僕だって一生懸命やってたのに

なんでも勝手に決めないでよ

僕にだってこころはあるから

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あなたのほうがすき。
でも私に愛する人がいる。
どうしたら2人を愛せるのだろうか。
はたまた無理のだろうか。。
だらか教えてくれよ愛し方を、

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夜蝶 (Night Butterfly)

今宵もお客は満杯ね
A、B、C、D
4人の蠅に囲まれて
Ah… E男はどこにいるの?
そんな気持は心の奥底に
軽いリップと上手いセリフで
甘い蜜だけ吸って生きてる

彼女はこの街で一番の
優雅に舞い飛ぶ夜の蝶
黒いドレスは翅のよう
夜空に埋れたらお終い

今宵もお客はご機嫌ね
H、E、Y、 !
彼女を呼ぶ 指名の嵐
Hu…シャンパンの洪水
グラスと躰 傾いてゆくわ
軽いめまいもきついコロンも
今では心地よい刺激なの

都会の空は星もなにも
まだ見えない明日さえ
娘たちは孤独を隠して
金曜日を騒ぎ立てるの

どこにいるの?あなた
故郷の空が恋しくなる
でも決めたからいつか
女王と呼ばれるまでは

… Night Butterfly

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優しい毒

誰にも好かれる奴
居るわけない漫画のキャラクター的属性を持つリアルワールド人は実在するか
答えは yesである
僕はたった1人知っている
何をするにも皆んなそいつを推薦する
絶対的信頼
時間さえあれば大勢に囲まれる
絶対的人気
何者をも寄せ付けない
絶対的頭脳
これで性格でも悪けりゃ多少の救いはあるが残念だが性格も超がつくほどの優しい奴
いけ好かないと思うだろうが俺はそいつが嫌いではない
不思議なのだありとあらゆる面で完璧という嫌われそうな要素の中でも最も強そうな要素の持ち主なのに
嫌いになれない
僕は何年もそいつと友達いや親友レベルかもと言えるほどの関係で居続けたなんとも心地いい
そういう毎日だった
だけど今になれば思う なぜ人であったはずのアイツに僕らの知らない顔が無いなどと思っていたのか
表の顔が整っていればいるほど裏は歪んでるものだ
摂理だ 人間の構造だ
そう我々は作り物なのだ 完璧な創作物はいつの時代も生まれないもの
気づくのが早ければ僕はアイツとちゃんとした親友だったかもしれない
歪んだ友情の果てに待つのは破滅だ
それもまた摂理だ 世界の構造だ
そしてその摂理通り 構造通り
僕達は破滅した アイツがこの世から消えるという形で
そして僕は今歪んでいる 酷く歪に
入口はあっても出口はない
僕は今一生の牢獄に後悔と同居してる
僕達2人は望んだ方向へ走ろうとして望まぬ方向を歩んでしまった
きっとそれぞれが目指した道は同じようで違う道だった
だけどたどり着いてしまった道は全く同じ結末を迎える道だったのだ
僕達はお互いにとっての優しい毒だったのだろう

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消滅日記

2日目

屋上の風は気持ちいいな
今日のお掃除は終わりだ
哀れな最後だったな でも愚かだ
全て返してあげたよ 痛かったかい?怖かったかい?
なんてもう喋れないか....

そして変わらずまた日常が再開する
変わった事があるとすれば集団から1人減った事
でも誰も気にしやしない 消えて不幸になる奴はこの中に1人たりともいない
残念な立場のアイツらを僕は救ってあげたのさ
感謝されてもいいくらいだ 心が広くていい子だ
僕は
さて、次はどいつかな
自覚なき殺意を帯び無意識に振りかざす愚か者は
お前たちが刻んだ痛みは全て僕の手の中にある
優しい僕が全て返してあげるよ
明日は君だ 楽しみだね いつものその汚い笑顔を見せてね


さぁ おいで ゲームスタートだ

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せかいとちきゅうはきっと違う意味

だっておんなじ景色だって
見ることも出来ないんだもん
だっておなじ食べ物だって
おいしいねって言い合えないんだもん
だってすきだよって言ったって
君はありがとうって言うだけなんだもん
だって
だから
同じ地球にいるのに同じ世界にはいられない

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くるりるら、
「せかいを見渡してみようぜ」黄色のブランコ
ぱちりらり、
「だいじょうぶか」鳴るサイレン
どぅくどぅくとぅ
「おねがい」握られたてのひら

鳴り止まぬ直線の音
宙に浮かぶのは残る声

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雨ふり即興詩。

しとしと、つめたい雨がふります

ひんやり、ぬけた風が心地よかったり
じめじめ、粘ったはだが熱かったり
おやおや、自分のことだってわかりません

しとしと、いとしい雨がふります
ぱらぱら、やねにあたる音がします

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中止

どれだけの努力が

どれだけの涙と共に

「中止」という言葉に流されただろう

先輩方の気持ちを考えただけで辛い

もう少し前に食い止められたら

もう少し前から対策していたら

私にはどうすることもできないのに

中止を憎んでいる