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マリオネット

操り人形 本日も踊る ゆらゆらカクカク操る人間の思うままに 滑稽な踊り 少し薄汚れた操り人形 幼女の家にお引越し 今は窓際に飾られた 踊ることない操り人形 それでも何故か嬉しそうに 笑みを浮かべた かわいいかわいいマリオネット

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愛もどき

世界の手本通りに
僕と君は影を重ねて
教えられた通りに声を出して  
教科書通りのタイミングで
愛の言葉を囁いた

いつの間にか価値なんて
恐ろしいくらいに大暴落
この一瞬の間にも下がっていて
今なんてもう時価300円

最後が見えるような始まりなら
最後はどっちも泣いて終わりになるなら
偶然も奇跡も無価値だよ

君の空っぽのソレは要らないよ
君のソレがハリボテなら要らないよ
もしソレが私の一部になってさ
くっついて取れなくなってもさ
それはきっとただの夢
ホントになってしまった
とんでもない嘘

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Εις το επανιδείν

僕の影から飛び出た黒猫が夜を踊る
鋭利な月が僕をみて笑う
足元を照らす街頭はちょっと僕には明るすぎて
気づいて欲しい人に気づいて貰えない虚しい僕を明星があざ笑う
そうして宙に伸ばしかけたぼくの手は空を切るのです
届かない想いと透過した悪意
辺りに散らばっているブラックホール
この星を逃げ出してぼくは自由になるのです
きっと。

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駆け込み寺

嬉しかった時
苦しくなった時
泣きたくなった時
君を好きになった時
ぼくはふらりとここにやってきた
ゆらゆらと漂うことばを追いかけて
顔も名前も知らない誰かのことばに涙する
誰も知らないかれのことばに頬が緩む
ここに来ればきみに出逢える気がして
ここに駆け込めばことばがぼくを包み込んでくれて

そうしてぼくはことばが好きになったのです

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flyer

ほつれた糸目を繋ぎ合わせて
7200日とあともう1日を使い果たした
焼け爛れて焦がした翼を 
懲りずに今日もまた開く

上手に飛べるかな、どうだろ
飛び方覚えてるかな、どうだか
風に飛び乗って空に羽ばたけるかな
君みたいにこの世界愛せるかな

胸を開いても
心臓の奥を覗いても
暗くて何も見えやしなかった
唯一ちゃんと見えたのは
涙と、血液と、酸素と、
愛と、汗の入り混じった
どうしようもない僕だった

行こうよ
君と僕なら行き先を
方位磁針なしで指し示せるさ
ほつれた僕の心臓を
君なら編み直してくれるだろう?

ダメだ、羽根を振るだけじゃ
その目は新しいのに取り替えてさ
「大丈夫?」なんて黙れよバカ
もうとっくに僕は今日のボクなんだよ

頭をこじ開けても
脳みその内側を覗いても
ガラクタばかりで呆れたよ
唯一まともだったのは
熱と、数字と、○と×と、
煙と、フェンス越しに垣間見えた
嫌気が差すほどの僕だった

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〜二人の秘密〜長文なので時間がある時に読んで下さると嬉しいです!

コンコン。
私は先生の部屋の扉を叩く。
『はい。』
先生が返事をしたので扉を開ける。

「先生!!!日本史!!!」
『主語、述語がない!』
先生は鉛筆と書類を持ったまま、こっちを向く。
「あ、そうね(笑)。日本史がね、担当教師の教え方が適当すぎてわかんないから、先生に教えてもらおうと思って。」
『日本史は知らん!』
「えっ…?」
『日本史はやった事ない。』
「あ、そうか!先生、日本史受けたことないよね。学校は魔法界の方のだから。」
『魔法界の歴史は勉強するんだがな。』
そう言いながら先生は、書類等を片付ける。

「え〜、残念。でも、ついでに魔法史?教えてもらおっかな〜。」
『魔法史なんて覚えてどうするんだ?』
「私も魔法使いになれそうじゃない(笑)??」
『魔法史をやったって、魔法使いにはなれないと思うがな(笑)。』
「先生の事を知るための1つの方法よ(笑)。」
『本当にやる気か?魔法史。』
「先生がやっても良いって言うならね(笑)。」
『出来る事ならやって欲しくないんだが(笑)。』
「え〜、じゃあいいや〜。諦める(笑)!その代わり、魔法1!」
そう言って人差し指の1を先生の前に差し出す。

『今日はどんな魔法がみたい?』
「いつものやつ!魔法の薬学!!とっても綺麗なの!」
先生は理科で使うような道具や鍋を取り出しながら言う。
『とっておきの魔法を見せてやろう(笑)。野草選びを手伝ってくれ。』
「はーい!」
私達は棚の中から薬草を選び、とても綺麗な魔法薬学を見せてもらった。

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感情

僕は笑顔より涙の方が多い        あんまり笑顔出ないけど 涙は出る                ドラマや映画で感動した時           心に寄り添ってくれる曲を聴いた時 寂しくてぬいぐるみをムギュッと抱きしめる時                涙の方が好きだな