またあした
またあした
明日会えると信じてる
冷たいね
冷たいね
あなたの体は冷たいね
歪んでいく
朧げ朧げ
走り去る
飛んでく飛んでく
落ちていく
悲しい悲しい
大丈夫はもういいよ
あなたと私の2人でいいよ
日の下で手を合わせたような
優しい空気のあなたと2人
目がある喜びあなたにあげる
「さあ、皆さん今から開演です」
僕独りだけのステージから
誰一人としていない客席に向けて
君一人だけでも見てくれるというのなら
ありがとう、どうぞお好きな席へ
まだポケットのナイフはしまっておいて
いざという時までは隠しておいて
ワン・ツー・スリーの合図でさ
拍手喝采の時までは
やっぱり悲劇モノには涙がさ
付き物なんだからさ
目薬とかで練習しててよ
ホントかウソか分からなくなるまで
僕には切り札なんて無くて
結局、僕は僕でしかなくて
君にも切り札なんて無くて
君も君以上の何者でもなくて
ならどうすればいい?
憧れや理想や夢を演じればいい?
案の定、今日の公演のチケットも
一枚も売れませんでした
みんな誰にも見せられない部屋があって
そして誰にも見せられないゴミ箱があって
僕のゴミ箱にはさ、失敗作の僕が
ティッシュに包んで捨ててある
売れると思うんだ
夢破れて途方に暮れる男女
君をヒロインに抜擢するよ
ねぇ、考えておいてくれよ
今度こそ売れると思うんだ
泣きたいよ、もう泣きたいよ
僕に3本目の腕があったなら
11本目の手の指があったなら
アレさえあれば、アレさえあれば
良かったのに
僕には切り札なんて無くて
結局、僕は僕でしかなくて
君にも切り札なんて無くて
君も君以上の何者でもなくて
ならどうすればいい?
いっそもうフィナーレに入ればいいかな?
「満員御礼」の旗ももう捨てておいて
看板ももう全て捨てておいて
ステージのライトももう切っておいて
僕の目も、腕も、手も、足も、胴も、
全て捨てておいて
私はいつもの窓辺で歌を口ずさんでいた。
“なんの歌?”
先生と一緒に来たアルが答える。
「教えない(笑)。」
『教えてあげてもいいんじゃないか(笑)?』
先生は笑いながら隣に座る。
アルも座ろうとしたので引き止める。
「待って、先生の隣は私!!って言うことは私が真ん中!!」
“え〜、だめなの?”
「そりゃそうでしょ?ここまで来るのに先生のこと、独り占めしてたんだから。」
『まぁまぁ(笑)、アルは何人かの生徒に話しかかられてて、私は先に歩いていたよ?』
「それはそれで腹立つからだめなの!」
“どこが!?腹立つ要素あった??”
「先生よりモテてる。」
私がそう言ったとき、先生は吹き出して笑った。
「先生?」
『あ〜、ごめんごめん。君たち、仲良くなったな(笑)。』
「どこが!?」
『喧嘩するほど仲が良いとか言うだろ(笑)?』
“確かに言いますけど……。”
「なんかさ、今日はただ、3人でいちゃいちゃしてるだけじゃない?(笑)」
“はっ?いちゃいちゃ?”
「そう。先生を二人が取り合う三角関係?的なの(笑)。」
『確かに、ありそうだ(笑)。』
「まぁ、本当にアルが嫌いなわけじゃないの。」
『私はわかっているよ。』
「さすが先生(笑)。」
“なんか、僕が負ける三角関係のパターンですね。”
私と先生は、しょんぼりしたアルを見て笑った。
私達は同級生のようだった。
そして意地悪な事を言いながらもお互いの事を思い合っていた。
私は先生とアルになんの歌を歌っていたのか教えると、続きを歌うことにした。
僕は学校では文芸部に入っているので、宿題の俳句を考えてみました❗
・水無月の 雫したたる 草花や
・涼風(すずかぜ)に なびく髪や 美しき
・夏風の 如く我が道 切り開く
どうかな? 気持ち悪い?w
ああはやく
あなたの誕生日がこないかな、
いっぱいお祝いしたいんだ
喜ぶ顔が見たいんだ
深く、淡く
澄んでいて
藍のようで
愛のような
微睡んだ空は
誰かの瞳みたいで
私は好きだった
星が見えなくて泣いてた夜に
鈍く光っていたのは
その記憶だけだった
笑っていてね
幸せでいてね
泣かないでね
私は知っている
誰より弱くて
誰より強くて
誰より優しい
そんな空
くだらない、って言ってるじゃないか
ドアはノックしてよ
醒めない夢をずっと見ていたい
ちゃんと涙の出る大人になりたい
綺麗なだけの泡に見惚れて
煌びやかなネオンに惹かれて
向こう側への入り口に
立ってキップも切ってしまった
サンタクロースは子供の所にしか
来ないって知ってるよね?
ならさ、奇跡を待つ前に
頬をつねってみてよ
ペテン師も神様も悪魔も
愛されたいがための避雷針を
その頭にとってつけて
くだらない、って言ってるじゃないか
ドアはノックしてよ
世紀末まであと2分と何十秒か
君ならどうする?
逃げなよ、幕間まで
自分の原材料は、何なのだろう いつからか遺伝子組み換えで おかしくなってしまったのか? 好きな、大好きな、アイする人への、狂気を感じるほどの愛情 心の中に溜まっていく毒と愚痴 自分が自分ではないみたい すっかり元に戻る魔法、誰か僕にかけてくれ…
私は。
話したい、
寄り添いたい、
助けたい、
大切にしたい、
あなたのことを。
あなたのこと、好きなのかもしれない。
でもあなたのこと、好きだって思わない。
人として好きなのに。
カスピ海行きのバスで眠る
会えないうちに幻になっていく
あなたの頭蓋の重さを、朝
受け止めた左肩が沈んでいく
靴擦れの水膨れから流れ出た海と、頭痛
稚魚の体越しに歪んで見えた砂浜の小石
ぬらぬらと光った皮膚と透けた内臓の焦燥
嗚咽はやがて脈動になり
思考は皮下を蠢いて
ああ、化け物になってしまった
ガラス瓶の内と、星のないプラネタリウム
黴臭い産道を抜けて下水道を揺蕩う水葬
煙草に焼かれた金魚の鱗と揺れる吐き気
自由はお前の視界を奪い
指先は脳細胞を愛撫し
ただ、不快なとある昼下がり
飲み込んだ内臓と、食い破られた皮膚
致死量の活字を点滴するだけの文庫本
まぶたの裏を切りつける鋭角と懊悩
あなたがいる世界で本当に良かった
あなたがいる国で、あなたがいる地域で、あなたがいる学校で、、、けれど自分はそんな奇跡を無駄にして
自分を果てに置いていく
あなたを1人にしてしまう