天国に一番近い場所で僕らは
負けじと必死に足掻くのだ
透き通る青に歪な虹を描いてみせるよ
愛されるべきじゃ無かったあの日も
抱きしめてあげるんだから
今日のリテイクは明日撮るから
貴方の憂鬱を噛み砕いた
私の吐息で貴方は眠った
私の瞳の中に棲みついて
帰る家もなくしてしまい
ひっそりと今日も生きる
健気な子 可愛そうな子
今となっては 愛おしい
その引き攣れすら綺麗で
毎晩愛でてあげたくなる
心の中の隠しきれてない
そのささくれも美しくて
少し 傷をつけて欲しい
ほんの少し跡が残るよう
そうして零れた貴方の血を
一筋も一滴も残さず
美味しく飲み干したから
私は赫い色をしているの
この色は私の色
私の色は貴方の色
赫ければ赫いほど
余計に愛おしくなってたまらない
そんな私の狂気の混じった吐息を
毒と知りながら 嬉しそうに吸い込んでは眠りにつくのだから
貴方のことが本当に 愛おしい
最初に会った時は くれよんを握って願い事をしてて
最期に会った時は 黴雨と涙の境界線が曖昧になった
子供みたいに泣いて 子供みたいに笑って
大人のように嘘をついて
子供のように逃げ出して
大人のようにはうまくいかず
子供のように純粋にはなれなかった
子供と大人の境目で病みだして
戻ることも進むこともできないまま
静かに貴方の瞳の中に棲みついていよう
その澄んだ瞳に私を匿ってくれた 誰かが謂う
『子供はただの子供
大人も大きくなっただけの子供』
「愛」は変化する。だから嫉妬するし、なぜか疑いたくなる時もある。
誰でもいい訳じゃない。「あなた」だからいいんだよ。
あなたがいるから世界は変わったよ。
あなたといれば大体の問題は気にならない。
どうか神様 どうか。どうか。この人だけは守ってください。
あなた以外、他に何にもいらない。
あなたが生きてなきゃ 私の生きてる意味がない。あなたという人がサプライズだ 好きだよ。
ボクは空を見ているよ
ボーっと空を見ているよ
空が青じゃなかったなら
海もそんな色なのかな
それは地球の秘密 hum hum
ボクは空を見ているよ
君と空を見ているよ
ボクがこの世にいなかったなら
君は誰と見てたかな
それは宇宙の秘密
しょうがないね 君しかいなかったのだから
しょうがないね ボクしかいなかったのだから
そんなでそばに居るよ
そう、それが夫婦
今日は窓辺に座っていつもの窓辺から見える景色を描いていた。
『今日は絵を描いているのか。』
先生とアルは両脇から私の絵を覗き込む。
「描きたい絵が描けないから下手だけど。」
“君にはここがこんなふうに見えてるんだな。”
『雨上がりって感じだな。』
先生は描いた絵を指でなぞりながらそう言った。
「よくわかったね?ほら、ちょっと前、雨の中遊んだでしょ?その時の色。」
“え、知らない。その話、知らない。”
「確か、アルがこっち来る前だったかな。」
『あぁ、君が雨具もなしに楽しそうにしてるから。』
「え〜、そうだっけ〜(笑)?でも先生が魔法を使ってくれたのは覚えてるよ。」
“どの魔法?”
「それは秘密だよ。ねぇ、先生。」
『言ってもいいと思うが君がそう言うなら秘密だな(笑)。』
先生は笑うと私の頭に手を乗せて早く描けと促す。
私は目線を描いている絵に戻す。
「あのときの感動とは少し違う気がするんだよね。」
『そうか??私はこんな感じだったと思うが?』
“う〜ん。その時の景色はわからないけど、綺麗だよ?”
「そう?じゃあいっか。」
私はそのまま続きを描き始める。
『君が描き終わるまで横で見てる。』
“賛成です。君の絵、見てたい。”
「いいよ。話ながらやる。」
私は絵を描きながら、先生やアルと魔法の話をした。
また今度、魔法の薬学を見せてもらう事を約束したとき、丁度絵が完成した。
予定はなくなって 雨がふってきた
さっき電話がきて なんか力ぬけた
ドックンドールがばくばく
そっか、二足では歩行不能
キャンディ、キャンディ 素敵なひとね
予定は去って 朝がくる
さっきスケッチ あなたの心
予定は去って 朝になる
予定はなくなって 雨がやんじゃった
ドックンドールがくすくす
そっか、希望でも胸はそだつ。
夏に置き去りにされて
迷子の子供のように泣き喚く君
季節のあやし方も知らない僕には
ちょっと早すぎたようだ
「そんな音じゃ売れないよ」
別に売れるとか何だとか
そういう問題じゃないし
君のための音だって事を
まだ君は知る由もない
影っては照らして
照らしては影って
弾み弾む心のままに
ざらついた澱みも
全てを仰いで何かを叫ぼうか
君の声と、僕の音が
合わさって奏でる不協和音
それでも何故か懐かしむようでいて
泣きそうな素振りも見せていて
約束の場所ってどこだっけ?
君とよく遊んだあの公園だっけ?
ピントの合ってない写真をさ
まだ頭ん中に貼り付けているんだ
僕はというと未だ記憶の中で
あの下手くそな歌を歌ってるよ
君に「音痴だ」と言われようが
無視して歌い続けるよ
振り払ったって消えやしない
あの日の鮮やかな花火のように
僕とあなたは正反対
でも遊ぶようになって二ヶ月
一緒にいて楽しい人
ずっとそばにいたい人
離れたくない人
いなくなってほしくない人
あなたはそんな人
でもね、
手を繋ぎたいとは思わない
僕だけを見て欲しいとは思わない
嫉妬もしない
だから、
好きかもわからない
今まで何とも思ってなかったひとり飯
心が折れた日に食べたひとり飯
家族と一緒に食べるご飯が
これだけ安心できる場所とは
今日はひとりでご飯を食べる
不安に駆られるひとり飯
今日はradikoでラジオを流して
ただ食べながら帰りを待つ
初めてあなたを見た時ね、なんか私みたいって思った
自分を見てるみたいで、嫌いになったりもして
好きになるもんかなんて思った
けど、やっぱり好きになってた
よくわからないけど、この人は自分なんだなって
やっとあなたを愛せるようになって、自分までも愛せるようになったよ
あなたのおかげだよ、ありがとう
まだ出逢えていないけど、それはまだふたりが出逢うには早すぎるだけのことなんだと
いつかきっと、逢える日が来るから
必ず逢えるから
ふたりで楽しみに待ってよ
その日を楽しみに待ってるよ
生まれるの奇跡って言われるけど、こんなに溢れんばかりの人が居るんだから奇跡って程ではないと思う
産まれた身からしたらただの思いもよらぬ苦しみの始まり
私は生きる気更々無かったから他の人に当たって欲しかった
確かに誰にも殺されずに生きれたことには感謝はするけど、正直ありがとうなんて言えない
不幸は君を変えるためにやってくる
不幸とは自分を変えるための試練である
幸せばかりじゃ変われない
君の汚れて逝く言葉ひとつひとつが愛しかったこと
消えそうな声を今も抱きしめているよ
朝に限って輝く月に取り残された生まれたばかりの星みたい
どよめく毎日あなたを忘れられないの
どこへ行っても何をしていても、ずっと憑いてくる月みたいに
私じゃ邪魔になるから太陽にはなれないよ
私は月だからあの娘みたいには綺麗じゃないの
だからあなたを照すことは出来ないでしょう
気付かれないように照すよ
見付けないでね、気付かないで
好きになってよなんて言えないから
そっとあなたを見つめてよう
こんな暑い日の真昼間
隣に君がいたら
どうだったろうね
君の隣でまるまっていられたら
君が隣で安心してくれていたら
嬉しいなんて言葉じゃ、言えないでしょ?
弾丸のように降り注ぐ
とめどもなく溢れては
受け止められず落ちた
重たい服を引き摺って
鉄の味すら飲み干した
涙と雨の区別もつかず
どちらが泣いているか
分かりもせず
分かろうともせずに
ただ雫の音を聴いていよう
桜が咲いたことも忘れ
幻のように見えた貴方
雫の音とともに
現れては消える
虹なんて見えるはずも無い
そうやって強がってるフリでもして
悩んでいる演技でもして
ぶつけどころのない憂鬱を
晴らすことにでもしよう
なら手始めに窓を開けて
部屋の中を台無しにしよう