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アジフライエフェクト

ぼくの網膜じゃ既存しない
奇天烈色、さんざめく
埋め立て地の夕凪は
人工的なにおいがした
鏡面を跳ねた鯵が、波紋が
退屈な明日に波を起こす
逃げ水に沈んだ帰路に舟をだせ
金曜日だし、終末だし
そのままプランクトンへ還ろうか

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無題

友達は私を褒める。
「絵、上手!」
「え、本物そのまんま!手にコピー機ついてるみたい!」
喜んで言っているのは分かる。
でも、私の努力を機械の力に例えられても嬉しくはない。
それでも、友達は私を褒める。

これを私は気づいてしまったから、余計に話し辛くなった。

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「大人なめんなよ」

塾長は言った「大人なめんなよ」、と。つまり大人は小供より上だと。そいつは憲法は通用しないのか。おかしい。塾長はおかしい。
~追伸~
このことを権利作文に書きました!

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許し合い、助けて合い。

水族館の水槽や海は色々な生き物が許し合い、助け合い存在している。現実の世界も、色々な人が存在している。素晴らしい世界であり続けてほしい。

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ペルセウス座流星群

君の頬をなでて、心に触れて
幸せでいてほしい
笑っていてほしいと願った
恋が愛に染まった音がした

5

雫が葉に落ちた
葉を伝って
地面に落ちると
そのまま消えるように吸収された

たくさんの雫が
同じようにして
地面に吸収されていく

その後 晴れてくると
葉に残ったままの雫たちが
太陽に反射して輝き出す

きっとあの地面に消えた
あの雫も
きっと植物たちの生きるための
大切な水分となって
輝いているのだろう

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不安定

夜に一人。
気持ちが安定しなくて、
助けてほしくて、
でもどうやったらたすかるのかわからないから
「助けて」っていってもいみがない
でも苦しいの
辛いの
ほかのひとにくらべたら
そんなにしんこくじゃないのかも

やっぱり誰か…
いや、いっか。

3

お盆

今年は、雨と共に魂が還ってくる。
魂はたくさんの身体の中で生き、
身体が朽ち果てると、
不思議なところに戻る。
これは知っているけど、
やっぱり身体が一度無くなることが怖い。
意識体が残るとしても、
この二つの目には映ることがない。
でも、それを感じ取る力を持ちたい。
だけど、私には生憎そんな使命はない。
だから、その分生きる。

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空をゆくまで

ただ 寄りかからせて欲しいよ
僕のてのひらに 重ねて欲しいよ

世界はふわふわ 散らばるまんまで
だからふたりは繋がりあった

かつての心を少しとりもどす
そうして 魚は空を泳ぎだす

颯爽と吹き抜ける 夜風に笑い
バンドアンサンブルがノイズを垂らす

これからちっぽけな伝説が
僕らの触れ合う隙間にはじけるさ

ただ 寄りかかって欲しいんだ
君のてのひらに 重ねていいかな

6

自意識過剰

何が悪いの?
私は他人に認められたい…

私は間違ってるの?
他人以外に対外評価なんて存在しない…

あなたは正しいの?
信じたい…あなたを、あなたの評価を…

私はここにいていいの?
ねぇ…誰か教えてよ、認めてよ!

この自意識は多分変わらない…
私が私であるために変わってたまるか!