ぼくの網膜じゃ既存しない
奇天烈色、さんざめく
埋め立て地の夕凪は
人工的なにおいがした
鏡面を跳ねた鯵が、波紋が
退屈な明日に波を起こす
逃げ水に沈んだ帰路に舟をだせ
金曜日だし、終末だし
そのままプランクトンへ還ろうか
友達は私を褒める。
「絵、上手!」
「え、本物そのまんま!手にコピー機ついてるみたい!」
喜んで言っているのは分かる。
でも、私の努力を機械の力に例えられても嬉しくはない。
それでも、友達は私を褒める。
これを私は気づいてしまったから、余計に話し辛くなった。
塾長は言った「大人なめんなよ」、と。つまり大人は小供より上だと。そいつは憲法は通用しないのか。おかしい。塾長はおかしい。
~追伸~
このことを権利作文に書きました!
水族館の水槽や海は色々な生き物が許し合い、助け合い存在している。現実の世界も、色々な人が存在している。素晴らしい世界であり続けてほしい。
君の頬をなでて、心に触れて
幸せでいてほしい
笑っていてほしいと願った
恋が愛に染まった音がした
雫が葉に落ちた
葉を伝って
地面に落ちると
そのまま消えるように吸収された
たくさんの雫が
同じようにして
地面に吸収されていく
その後 晴れてくると
葉に残ったままの雫たちが
太陽に反射して輝き出す
きっとあの地面に消えた
あの雫も
きっと植物たちの生きるための
大切な水分となって
輝いているのだろう
夜に一人。
気持ちが安定しなくて、
助けてほしくて、
でもどうやったらたすかるのかわからないから
「助けて」っていってもいみがない
でも苦しいの
辛いの
ほかのひとにくらべたら
そんなにしんこくじゃないのかも
やっぱり誰か…
いや、いっか。
今年は、雨と共に魂が還ってくる。
魂はたくさんの身体の中で生き、
身体が朽ち果てると、
不思議なところに戻る。
これは知っているけど、
やっぱり身体が一度無くなることが怖い。
意識体が残るとしても、
この二つの目には映ることがない。
でも、それを感じ取る力を持ちたい。
だけど、私には生憎そんな使命はない。
だから、その分生きる。
ただ 寄りかからせて欲しいよ
僕のてのひらに 重ねて欲しいよ
世界はふわふわ 散らばるまんまで
だからふたりは繋がりあった
かつての心を少しとりもどす
そうして 魚は空を泳ぎだす
颯爽と吹き抜ける 夜風に笑い
バンドアンサンブルがノイズを垂らす
これからちっぽけな伝説が
僕らの触れ合う隙間にはじけるさ
ただ 寄りかかって欲しいんだ
君のてのひらに 重ねていいかな
今私、君の写真見てうるっと来てたよ。
君は映画でも観てるんだろうけど
何が悪いの?
私は他人に認められたい…
私は間違ってるの?
他人以外に対外評価なんて存在しない…
あなたは正しいの?
信じたい…あなたを、あなたの評価を…
私はここにいていいの?
ねぇ…誰か教えてよ、認めてよ!
この自意識は多分変わらない…
私が私であるために変わってたまるか!