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シと乙女

帆に命が宿り
水平線は水芭蕉
パレードは誰が為にゆく
駆け寄る少女の為にだろうか
少し伸びた背に戸惑う
水夫の照れ笑いに
死神すら顔を顰めていた

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続・いじめの魔力 take2

『人を攻撃することは悪、そんなことわかってる
でももうそれでしか変えられない、この恐怖は、それを作るこの空間は!いつかそれが無くなるまで、勝ち続けないといけないんだよ!』

“…違う…多分それは違う…この恐怖は…僕自身が生み出した魔物だ…この魔物に食われないために皆を生贄に出した
魔物から目を背けてきた…僕はただの弱者のままだ!”

『違う!俺は弱者じゃない!だから生きている!この空間で確固たる自分を持っている!ここでやめたら今までの犠牲が、捨ててきた情も、何もかも無駄になる!終わっちゃいけないんだよ!この空間のために!』

“…なら…僕が終わらせる!
あの人に僕の全てをぶつけて答えを出す!”

『委員長に頼って何になる、委員長は俺を助けなかった!そのくせ、いじめは無くせるとかほざいてる。全ての元凶を見てすらいないんだよ、委員長は!』

“違う!あの人は守ってくれてたんだ!だってそうだろ?誰一人として僕に復讐する者はいなかった!まして自殺する者も!新たな恐怖に僕が、誰かが怯えないために!”

『そんなはずない…俺は…間違ってない…委員長なんて…誰とも仲良くする振りをする最低な野郎だ…そのくせ、メリットのない人間は切り捨てる…俺はその被害者だ…』

“そうだ…‘俺’は‘僕’の劣等感が生み出した魔物…
‘俺’にとって1番の敵は‘僕’なんだ…
僕が‘俺’を認めない限り恐怖の全貌は見えない
1度刃を置いてみよう…こんなこと言うのは初めてかな

「お疲れ様」
「おやすみ」
「さよなら」

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いじめの魔力 take2 (1個前のに追加で)

どうして?あの時僕、攻撃されてたよね?自分を守っていただけなのにどうして?僕が攻撃したことになってたの?みんなどうして?人を攻撃することは悪なんじゃないの?なのに僕はあの時どうして肯定されたの?

そうか、僕が人から距離を取られていたのは弱かったから、関わる価値がないと思われてたんだ。
『そうだ、所詮この世は弱肉強食…強ければ生き…弱ければ死ぬ…』

弱ければ死ぬ…負ければまた存在価値を失ってしまう…
あの人は間違ってるんだ、力以外でいじめを無くすなんて出来はしない…だって、あの人が正しかったら僕は今こんな恐怖に怯えてないはずだから…

…もう誰もいない…みんな僕が傷つけた…
…でも…これでいい…集団がなければ…数的暴力がなければ少しはこの恐怖から解放される…そう…僕は間違ってないんだ…だって…あの時…あの人は僕を…助けてくれなかった…あの恐怖から助けてくれなかった…

『俺はもう戻れない…勝つことでしか生きられない…』

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加害者の救済

詩ではないです、ごめんなさい
ただニュースを見てて
許し難い内容があったので

ベンサムの功利主義の中に
「最大多数の最大幸福」という表現がある
でもいじめを訴える人に対して学校が
「10人の加害者の未来と1人の被害者の未来
どっちが大切か冷静に考えろ」
なんて言うのはあまりにも残酷じゃないか?
学校は11人とも救うのが仕事じゃないのか?
そもそもいじめを発覚させることが加害者の未来を潰すことなの?
そりゃ加害者に罰を与えることは大切だけど
その罰はあくまで更生のための罰であって
二度と陽の当たる場所に戻れなくするわけじゃない
とはいえ加害者の未来を優先するために被害者の被害をそのままにしておくなんてもってのほかだ
被害者を救済し
その上で加害者も救済しなければ
恨みもいじめも終わらない

被害者が望むのは明るい未来であって
加害者の死ではない
誰かの死なんて暗い感情しか生まない

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お人形

私は君のお人形なの?
「嫌なの?」
ううん!嬉しいわ!こんな私を可愛がってくれて!

私はあなたのメイドなのですか?
「そうだけど。仲良くしてくれないの…?」
いえいえ。ありがとうございます。これからはあなた様がご主人です。

あんた、僕の母さんなの?
「そうだよ、僕。あれれ?私は嫌いなの?」
違うさ。
でも、あんたは僕の母さんじゃない。
僕の母さんは?
おい。あんた、僕の母さんはどこだよ?
「そうね〜、僕は知らないか。」
どーゆーことだよ。
「僕のお母様はね、◼️されたのよ!」

ちょっとした自尊心の低さと自分の存在意義への迷い。
そこに漬け込む人々よ。
アンタらの意味不明な価値観、正義感を押し付けるな。

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無題

いじめて良いのは、いじめられる覚悟のあるやつだけ。

元ネタ↓
撃って良いのは撃たれる覚悟のあるやつだけ

海外ではいじめている方を病んでいると診断するらしいですね。

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言い訳

あの、その、小説再開するとかなんとかほざいてたじゃないですか。
そのあと一回も投稿してないんですよ。
大変申し訳ございませんでした。
ですが、言い訳させて頂きたい。
考えに考え続けていたところ、タイトルとあんまり関係なくなってきました。
ので、「タイトル未定」っていうタイトルで超不定期更新をしていきたいと思います。
「NO MUSIC NO LIFE」は短編集のタイトルにでもしようと思います。
なので、これ以上同じタイトルで更新されることはありません。
ご理解の程をよろしくお願いいたします。
「タイトル未定」というタイトルでしばらくは書いていこうと思っています。
まあ、期待しないでください。
ごめんなさい。

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待宵

『待つ宵に更けゆく鐘の声聞けば飽かぬ別れの鳥はものかは』
千年前の乙女が詠んだ歌  
時代を超えて私に響く
私の場合は
来るはずも
ないのだけれど

叶わないと
わかっているのに
想い続ける
今日も、明日も。

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異形なる使徒と極彩色の逆徒 ver.1.1.3 休息

市街地の中にぽつんと茂っている木々から見える
近代的な建築物が点在している場所がある。
私立棚峰大学。理工学部、文芸部、外国語学部
農学部等、様々な学部の校舎が24haの中に
たくさん建っている。
部活動も盛んで地方大会の頂きになった
回数は数知れず、全国大会出場の部活動も
幾つも輩出している。
大学の校舎付近には幾つも喫茶店や、
ファストフード店や、レストランがある。
工学部校舎付近にある純喫茶「常世」。
連日、学生が時間を潰したり、
レポートを書いたり店内は常に賑わっている。
ちょうど正午付近になり、いよいよ満席状態。
その一席の中に黄髪の青年が独りで佇んでいた。
「お待たせしました、常世ランチです。
ごゆっくりどうぞ。」
「はぁ、午後の講義だるいな、あぁかったりぃな」
「お客様すみません、満席状態なので
相席でもよろしいですか?」
「あ、あぁ、はい」
「大変申し訳ありません」
「すみません」
「四人がけだったので申し訳ないなって思ってた
ところだったので」
「あの、お名前聞いても?」
「混村晶沌」
「私は兼崎藍可です」
「校舎はあそこですか?」
「そうです……」
「そうなんですね~そっか~工学部なんだ」
「かくいう貴方は?」
「外語学部です~」
「あっそろそろ講義があるんでどうぞごゆっくり」
「あっ、連絡先を~」
(あぁ、うるさかったなぁ、コーヒーが……)
そう言って席を離れ、会計を済ませ、
喫茶店を後にした、工学部1年
混村晶沌(まぜむらしょうと)は、
黄髪に黄緑のニット帽、そしてオッドアイと
少し派手な格好をした少し根暗な性格をした青年。
彼は工学部校舎の中に入り、
厳重に警備された重厚な鉄の扉の中に
入っていった。その扉付近には立ち入り禁止と
書かれた扉があった。白衣を着た研究員と
おぼしき人物が扉の前で数人が待ち構えていた。
そして彼は鉄の扉の中にあるラボに入っていった……

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夜の青さを知っているか

夜の青さを知っているか
君の何気ないため息が
ゆらりと暗闇のそこに溜まって
かすかに光を放つ青

夜の青さを知っているか
空が燃えるような夕暮れに
ようやく止んだ長雨が
名残惜しげに乾く青

夜の青さを知っているか
やがて来る朝に怯え
ああ、いつまでもここにいさせてと
必死に請うた哀願の青

夜の青さを知っているか
東の空がおもむろに白む
その寸前にいっそう深まった
夜の終わりを告げる青



夜の青さに身を焦がし
冷たい炎の夜をぼんやりと
あるいは物思うかのように
じぃっと眺めては

ああ、朝を待っていやしないよ

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せかいせいふく

世界には感動が溢れすぎた

誰もかれもが日々
まるで朝餉のように感動を啜り
しかし感謝の一つも述べようとせずに
夕餉の感動を買い求める

だから清算しようと思う

世の感動は我々が掌握し
その流通を制限し
人々を感動に飢えさせ
しかる後に一滴ばかりの感動を与えるのだ

皆が感動を享受する喜びに打ち震える
そして感動を与える者たちに
これ以上ないくらいの感謝を述べさせるのだ

さあ、我が善にして義なる企てのため
我々は世界を征服しよう

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誰がその鐘を鳴らすのか?

「この太平を作ったのは憲法だ」
教師はそう言った
史料ではそうかもしれない

でも平和を作るのは
何も言葉だけじゃない

耳を澄ますと聞こえてくる
色んな声や物音
人は誰もその喧騒に
大事なものを聴き逃している

この世のどこかで鳴る鐘の音を…
神様が鳴らすこの音を…

“人の音に変える日まで…”

鐘を鳴らす紐を紡ぎ争い…
鐘を鳴らす綱を奪い合う…

神様なんていないから…