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対人 3

ずっと前から、「頑張れ」と言われると落ちていく自分がいた。
でも、決意の後の「頑張れ」はなんて心地いいのだろう。

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まだ行かないで、と伸ばした腕は
行く宛もなく目の前の空気を
びゅおぉん、とかき回しただけだった

ごめんね、と笑って君は去っていく

あ、襟、折れてるよ
なんて言える権利は既にない

かき回された空気が渦巻いた
このまま僕を包んでくれたらいいのに

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海より

どんなに真っ直ぐだったって
“深い”言葉は存在する
何も婉曲ばかりが文芸じゃない
何も熟語ばかりが語彙じゃない

だって、ほら 君がたった今放った
あまりにも素直な「好き」は
嗚呼、“海より深い”なんて
なんとも在り来りな喩えが
こんなにも良く似合う

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きみがいるから

君のマイペースに少し怒っちゃうときもあるのに
なんでだろう
君の目を見ると一緒にいると
そんな炎すぐに消えて
ああ大好きだなぁ親友だなぁって
心が勝手に思ってるの
君に出逢えたのはすごく奇跡みたいに思うし
君のおかげで広がる世界が輝くのが嬉しいから
離れ離れでも心は繋がっていたいよ

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深海に差す光。

深海をユラユラと歩く、何かを探している。僕は呼吸をいつしか忘れて横たわる、骨になった僕を陽が差す、いつもいつも光は遅い、僕を照らすのを。

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どろん

諦めが蔓延る世の中で
それでも君だけはと固く誓ったあの夜さえ
するするとほどけてゆくのです

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表示が一部間違えてたので書き直しです。

私は雨が嫌いだ。
傘で視界が塞がれ世界が狭くなるから
大好きな青空も見えない
でも今は雨が大好きだ
あなたがいるから

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夜道

星さえ見えない夜
隙間から見えた月は
悲しくて泣いてるようだ

街は静かで誰もいなくて
店はシャッターだらけ
街灯は寂しげに僕を照らしてた





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私は雨が大嫌いだ
傘で視界が塞がれ
大好きな雨空も見えないからだ
でも、今は雨が大好きだ
あなたがいるから