依頼の内容を話し終えた後。
ヒノは「それいーじゃん!ファントム街一回行ってみたかったし!」とぴょんぴょん飛びはねている。
おい待て、観光に行く訳じゃないんだぞ。
そんな喜ぶことでもない。
「ファントム街は『怪しさ濃厚凝縮の街』と呼ばれてますし、摩訶不思議なモノが出没してもおかしくないですネ」
ネムは納得したようにウンウンうなずいている。
何だその語呂の良い呼ばれ方は。
そんな呼ばれ方してること、初めて知ったぞ。
心の中でツッコミを入れつつ、話を続けることにした。
「かなり長期間ファントム街に滞在しなきゃいけないと思うんだ。その間、家はどうしよう?」
2人に尋ねてみる。
わたし達がかくれんぼをしていた墓地から歩いて約15分。
わたし達は新寿々谷の路上にいた。
かくれんぼで最後まで見つからなかったネロを探すために、コマイヌの異能力を使って捜索中なのだが、なぜかわたし達は墓地の外にいた。
墓地の外に痕跡が続いているのだから、墓地の外にいるんだろ、とコマイヌが言っていたが、それでも彼女が心配だ。
本当にどこへ行ってしまったのだろう。
…と、歩いていると、不意に先頭を行くコマイヌが足を止めた。
見ると小さな交差点の角に小さな少女がしゃがみ込んでいる。
「…」
「…」
両者は互いに見つめ合う。
「…おいネロ」
先に口を開いたのはコマイヌだった。
「何でこんな所にいるんだ」
そう聞かれても、ネロは黙ったままだ。
爺ちゃんよ
それ、羊羹じゃ無くてチョコやで?
見た目似てないよな!?
なのに
小豆の風味がたまらんたまらんのやっ!!
って1人縁側で叫んでたらびっくりするで?
頑張れ爺ちゃん
今日も嫌いな自分を発見した。
目を、閉ざしたくなった。自分を、終わらせたくなった。
それでも、それでも、日は沈み、また登る。
その素っ気無さに引っ張っられ、また24時間を繰り返す。
人のしあわせを素直に喜べない僕は
きっと 誰かにしあわせになれない呪いをかけられてるはずなんだ
そうじゃなければ
僕がこの世界で生きれるはずが無いんだ
何を考えてんのかわかんないし、そもそもお互い分かり合える存在ならまだしも、あんたの言いなりになんてならないんだよ!愚痴になりすいません。でもこの際なので言わせてください。男に遊ばれるためにあのアプリ入れたんじゃないし、あんたから来て『俺の言う事聞かんやついらん』だとよ?怒。なんやねん!意味わからへんし。それで?ストレースストレエス、S。ストレース。レース、レール、マイペース。マイルーム。愛愛愛愛愛してるベビ愛愛愛愛アイラブユー君かまそう私の運命のパートナー。人だで!とりま人間ですよ?分かっちょります?止まらない愚痴ばっかでさ分かり合えないことなんて、やるせない分からない代わり映えのない世界。
変化を面白く読んでいただければ幸いです。
夕方になると思い出したように降り出す大雨が
都合のいい私の心のゆらぎのようで
遠くから眺める私のいない時間を
見ないふりしか出来なくて
この寂寥感が心を埋め尽くす前に
自分勝手な私を捨てなくちゃ