「ありがとうございます!」
女の人はそう言って頭を下げた。
「じゃあ探しますかね」
でもその前に…と耀平は女の人に視線を向けた。
「娘さんが持っていた物って何かあります?」
耀平が尋ねると、女の人はえぇ、と手に持っている小さめの鞄を見せる。
「うちの子の鞄です」
耀平はどうもと言ってそれを受け取った。
そしてそれを、パーカーを目深に被り両目を赤紫色に光らせたネロに見せた。
「あの、娘は本当に見つかるのでしょうか…?」
女の人は心配そうに呟く。
「あー大丈夫ですよ」
俺達には裏技があるんで、と師郎は得意気に言った。
「見つけられそうか?」
鞄を暫く眺めるネクロマンサーに対して、耀平は尋ねる。
「コマイヌの力があればね」
そう言って、ネクロマンサーは笑った。
「いやアンタお人好しかよ」
「お前らしっ」
ネロと耀平はわたしにジト目を向ける。
「まだ協力するとは言ってないから…」
わたしは呆れ気味に言った。
「すみません、急にわたしがこんな事言って…」
迷惑でしたよね、と女の人は申し訳なさそうにする。
「あ、いえいえ!」
大丈夫ですよ、とわたしは返した。
「まー良いんだけどさー」
ふと耀平が呟いた。
「人探し位なら手伝ってやるし」
な、と耀平はネロに目を向ける。
「まぁね」
ネロは得意気に言った。
と、言うわけでポエムのテーマ募集したいと思います!いつもは、恋愛系の募集していましたが今回は『何でもあり』です!
テーマ募集になります。よろしくおねがいします!!
今日もよく頑張ったね
明日も学校だね
学校では嫌いな人もいるよね
いじめてくる人もいる
行きたくないよね
誰にもこんなこと言えないし
言ったって聞いてくれないよね
学校行きたくないよね
でも頑張ろう!
明日はきっと楽しいことが待ってるはずさ
明日が嫌な日だったとしても
明後日はいい日になるよ
だからそれを信じて頑張ろう
「大切な人」
だなんていう肩書きだけが
私の心を呪いのように強く縛り付けて
好きなところなんて数える程しか思いつかないのに
嫌いになれない苦しさが
私の知らない君の全てが
歪んだまま繋がった関係を
どうしても引き剥がせなくしてしまうのだ
「あ、ごめん」
上から奴が声をかけてくる。あんまり悪いと思っていなさそうな声だ。その口調のまま、奴は質問を続けた。
「それじゃあ何の御用?」
「えっ……と、ですねぇ……」
痛む身体をどうにか起こし、身体の状態を確認する。幸いにも目立つ怪我はしていないっぽい。
「……いやまあ、実を言うと俺が用があるのは、その人らじゃ無いんすよね」
「なるほど。じゃあ誰?」
俺と大して変わらない年齢だろうに、何故か異様に不気味な雰囲気を醸している。またあの身体が動かなくなる感覚だ。
「えっとですねェ……ほら、件の二人組と同年代くらいの男子がいるでしょ」
「んー? 名前で答えないんだね」
声は軽いのに、空気はどんどん重苦しくなる。呼吸も満足にできないレベルだ。まあたしかに、今の俺はただの不審人物だもんな……。
どうにか息を吐き出し、飽くまで余裕だぜって面をしてみせる。
「まあ落ち着いてくださいよ。俺もあいつとは人伝で知り合っただけなんで、そんな親しいわけじゃ無いんですって。あいつを紹介してきた奴が、ああ、そいつ市川って言うんすけど、そいつ、あれのことをあだ名でしか紹介してくれない適当な野郎でしてね……」
ここまで息もつかずに出鱈目を並べる。ちなみに市川なんて知り合いはいない。
「へえ、どんな?」
奴の鋭い反撃。さて、ここからが勝負だ。下手に名前を模したっぽいやつをあげても、奴の本名と関係無いやつを言ったりしたら嘘だってバレるもんな。手遅れかもしれないけど。
「ああ、あいつはトムって呼ばれてますよ」
「トム?」
「そう、トムソンガゼル略してトム。ほら、あいつの人並外れた謎移動。あれヤバいっすよね。縦にも横にもバグみたいに動くんだもんなァ」
横移動してるシーンは見たこと無いけど。しかし、このハッタリがどうやらプラスに働いたらしい。急に周囲の空気が正常な雰囲気に戻った。
短文や何かの表現をフリー素材でーすって垂れ流ししてたら、誰かそれらを作品に使ってポエムや小説書いてみようかなって人居ますか?
使いたいという人はハートスタンプ
要らないという人は大丈夫スタンプ押してくれるとありがたいです!
使いたい人多かったらやってみようかと考えてる