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ハブ ア ウィル ―異能力者たち― 18.メドゥーサ ㉔

「アイツが逃げろって言ってる」
だから…と耀平はメイの顔を覗き込んだ時、耀平はハッとしたような顔をした。
「…メイ?」
耀平がそう言った瞬間、彼女はよろめきながら立ち上がる。
「あら、逃げないのね」
それなら…!とヴァンピレスはメイに向かって白い鞭を伸ばす。
「メイ‼」
ネクロマンサーは思わずそう叫ぶが、彼女は動かない。
白い鞭が目の前まで迫った時、バッと彼女は顔を上げた。
その途端、白い鞭の動きがぴたりとその場で止まった。
「⁈」
ヴァンピレスは驚いたような顔をするが、その体は動かない。
「…メイ⁇」
ネクロマンサーが彼女の方を見ると、彼女の瞳は藤色に輝いていた。
「わたしは、”メドゥーサ”」
”メドゥーサ”と名乗った少女は淡々と告げる。
「わたしと目が合う限り、あなたは動けない」
彼女のその言葉に、ヴァンピレスは苦しそうな顔をする。

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2023作品振り返り

No.1 「とある小説について。」
   物語のプロローグ的な感じで書きました。
   優の不憫さが伝わってくれれば充分です。

No.2 「深夜の珈琲占い」
   企画参加で書きました。
   中々に好評かつ気に入りました。
   来年続き出します。

No.3 「とある小説と猫」
   何回も休んですみません。
   来年こそ完結させます。
   テトを撫で回したい欲望に駆られながら書い
   てました。

No.4 「廻るは因果、故に舞い散る桜の刃」
   割と気に入ってます。
   小説は基本的に自己満、自得で書いている節
   があるので何とも言えないですが。
   光さんの尻尾もふもふしたい欲望に駆られて
   書いてました。もふもふした過ぎて夢に出
   ました。

来年も宜しくお願いします!良いお年を!
                 猫町やたろう

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お知らせ

最近寒いですね皆さん体調崩してないですか?

今、「月の魔女」を投稿してるんですけど、設定がふわふわだったりで続けるのしんどいなってなりました。すごい中途半端なことだけど一回無かったことにしようかなと思います。この世には素敵な設定がありすぎるんだよなぁ。設定練り直したらまた新しく投稿します。多分ね。

あといつも見てくれてる人反応してくれる人ありがとうございます。文酷いけどこれでも頑張ってる方です。初めて投稿したときからですが騒がしくてすみません。まあ幼児が初めて自転車に乗ろうとしてるようなもんだと思っていただければと思います。これからもよろしくです。

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我流もの書きスタイル キャラクター編

前にぼくが作り出したキャラクターを「魅力的なキャラクター」と表現してもらったことがある。
魅力があるのか自分にはさっぱりだけど、普段どうやってキャラを作ってるかというと2パターンあるんだよね。

まず1つ目は「キャラデザインから作る」パターン。
正確にはキャラクターの姿が“降ってくる”んだけど、先にキャラクターの容姿を作ってから設定を詰めていく方法です。
自分が1番よく使ってきた方法で、物語の主要キャラはこうして生み出されることが多い(気がする)よ。

で、2つ目は「キャラ名から作る」パターン。
先にキャラ名を決めてからそれに合う容姿・設定を詰めていく方法です。
容姿を先に決める方法だと中々限界があるので、最近はこの方法を採用しがち。
ちなみにキャラ名は日本人の名字の場合、最近はGoogleの乱数生成ツールで最初の2文字まで決めた上、日本の名字がたくさん載っているサイトで事前に決めた2文字から始まる名字を抽出、そこからさらに「上から“乱数生成で出た数字”番目の名字」を選択…みたいな方法をとっている(めんどい)。
面白いけど中々容姿が思いつかないことがあるのが難点です。

最後に余談だけど、キャラクターを作る際はよほどのことがない限り容姿はしっかり設定するようにしている。
自分の中で物語を展開させる時に想像の中でアニメーションを作っているので、そうしないとかなり面倒なのよね。
そのために最近は自分の手でキャラデザインを起こすこともしている(下手だけど)。