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飛龍造物茶会 Act 25

「これ以上は“商会”と“学会”の衝突に繋がって、ウチやお前の存在が危うくなるんだぞ」
お前の“マスター”はその気になればお前を消し飛ばすこともできるからな、とコドモはキャスを睨む。
キャスはなにも返せず、悔しそうな顔をする。
「もうやめよう、キャス」
ウチだってお前に武器を向けたくない、とコドモは呟く。
その言葉にキャスはちぇっと舌打ちすると、ナツィに目を向ける。
「お前、そこのチビが二度とこんな所に迷い込まないよう見張っとけよ」
見逃すのは今回だけだからな、と言ってキャスは従えていた人工精霊たちと共にナツィたちの前から立ち去っていった。
去っていくキャスたちをナツィたちは見守っていたが、不意にキヲンが薄水色の髪のコドモに…キミは、と話しかける。
「トゥイー、ディア?」
その言葉に薄水色の髪のコドモはあぁと頷く。
するとキヲンは、すごーい‼︎と飛び跳ねた。
「変身して空を飛んだりできるんだね〜‼︎」
いいな〜とキヲンはにこにこする。
トゥイーディアは別にすごくなんかないと答えるが、ナツィは少し不服そうな顔をした。

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回復魔法のご利用は適切に!_9

「いたいのいたいのとんでけ〜」
ふわふわした声でシオンが唱えるたびに、エリザベスの怪我から痛みが引き、傷がふさがっていく。
「…どう?痛くない?」
「ええ!ありがとうございます、もうすっかり治りましたわ!早く逃げましょう」
元気よく答えたエリザベスに頷きを返し、シオンは彼女をまた抱える。
「えっ!!!お、下ろしてくださいまし!治りましたわ!?」
「病み上がりの人は無理しちゃだめだよ!大丈夫、下を目指すくらいならリサちゃんを抱えたままでもいける」
シオンが立ち上がった瞬間、水が凄まじい勢いで教室を貫通した。黒板に付着した水がじわじわと形を成し、人型実体となって出てくる。
「うわぁ…すごい執着だなぁ」
「に、逃げましょう!私たち防御魔法が使えませんから圧倒的不利ですわ!」
「うん、どうにかしなくちゃね」

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涙で滲んだ。

風が強く吹き荒れ

季節は終わりを告げて

また命の息吹が芽生える頃

この両手を差し出し、私は笑顔であなたを包む。

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ハイパードライブ

船が軋んで地面にめり込み始めた、この惑星の何百倍かのGがかかっているらしい。
まぁ残念ながら私には効かないが
私は船の入口を遮蔽に腕をブラスターに変形させアナスに向けてエネルギー弾を発射した。
「ライノサス!」
弾道に何かが割り込んできてエネルギー弾は消失してしまった。
「悪くない威力だ、この金剛のライノサス以外にならな!」
「く…」
そういえば五人一組が基本だったな
となるとあと3人が船の周りに…万事休すか!
残りの時間はどうだ、■■■■■は今どこに…
探していた反応は妙な場所にいた、ちょうどこの場所なのである。
「さ、観念してもらおうかエイリアン」
「ま…まて、何か来た」
「気を逸らそうったって無駄なんだよ」
アナスが飛びかかる、その瞬間虚空からアリエヌスが出現してアナスを丸呑みにしてしまった。
「アナスー!」
「何だ今の!?」
必死に体内のレーダーをフル稼働させるも状況が全く読めなかった。
船周囲で次々に悲鳴があがる、アリエヌスに囲まれているのかとも思ったがそれにしては反応が少なすぎる…
「貴様!」
「待て!動くな!」
「問答無用!」
ライノサスが突撃してくる、その足元が突如として割れてその中へと沈んでいった。
そのタイミングで周りの景色が一瞬で変わる、亜空間航行だ。