「確かにそうだけど」
「ちゃんと見てないと貴重な瞬間を見そびれちゃいそうだしー」
ねー露夏ちゃん?とキヲンはテーブルの反対側に座る露夏に目を向けた。
露夏は、おう!と頷く。
「2人ががっつりいちゃついてるところなんてなかなかお目にかかれないし!」
あのナハツェーラーがガチデレしてるところなんて見られたら最高だわな!と露夏は立ち上がった。
「まぁそれはそうだけど…」
「とにかくナツィを追っかけたい!」
「おもしれーもん見てぇじゃん⁈」
ピスケスはつい苦笑いするが、キヲンと露夏は楽しそうに目を輝かせる。
「それはわかってるわよ…」
でもちょっと騒ぎ過ぎというか、とピスケスは続けた。
それに対しキヲンが、えーピスケスはナツィとかすみのいちゃいちゃ見たくないの〜?と首を傾げる。
ピスケスは、そんなこと言われても、ねぇ?とテーブルの向こうに目を向けた。
「?」
キヲンと露夏がそちらに目を向けると、上着のポケットに両手を突っ込んだナツィがテーブルの目の前に立っていた。
優しくしてくれてありがとう。
守ってくれてありがとう。
生まれてきてくれてありがとう。
心からありがとう。
一緒にいて楽しい
話が尽きない
隣にいてなんだかホッとする
何より楽しいね
夢なら大好きって伝えられる
夢なら愛してもらえる
夢ならたくさん触れ合える
だから
どんなに手ひどく言われても
目を覚ますのがつらくても
何度でも
間違って、間違って、間違って、
あなたを夢に見る
貴方の心の針を
全て抜いたら
貴方は幸せになれるのかな
私なんかに答えはわかんないから
貴方の生きる希望になれたらいいな、なんて
そんなの無理か
でも貴方とお別れは嫌だから
今日も貴方が笑えるよう
精一杯の努力をしても
貴方は幸せじゃないんだ
貴方の心の針を全て抜いても
心の穴は開いたままだもんね
私なんかは力になれないから
貴方が苦しんでるのを見てるだけ
なんでだろう
でも貴方とお別れは嫌だから
今日も貴方が笑えるよう
精一杯の努力をしても
貴方は幸せじゃないんだ
貴方の悲しみを私が背負って
私の幸せを全部貴方にあげれば
貴方は幸せになれるかな
今日も貴方のために
まだ貴方とお別れは嫌だから
明日も貴方が笑えるよう
精一杯の努力をしても
貴方は笑えやしないんだ