「急に出てきて『ヴァンピレスを止めるための協力をしてほしい』なんて、ちょっと都合がよすぎるし」
第一コイツを経由して依頼しようとか…なんかうさん臭いじゃん、と耀平はわたしを親指で指し示す。
わたしは、う、うさん臭いって…と引くが、耀平の言葉に続きネロがだよね、とうなずいた。
「なんか絶対隠してるでしょ」
「隠してないよ」
「絶対なんかある」
「なんもないって~」
ネロと逢賀さんは暫くそう言い合っていたが。ふと師郎が…なぁ、と小さく手を挙げる。
「お前さん、俺達に協力してほしいって言ってるけど、具体的にどう協力してほしいんだ?」
師郎がそう聞くと、逢賀さんはあぁ、それはねと答えた。
「ヴァンピレスから、異能力そのものを取り上げる事なんだ」
「…えっ?」
わたしは彼の言葉に思わず呆然とする。
「街中で落とし物を拾っちゃって」
ミラの言葉にフォーは「落とし物か〜」と呟く。
「どんな落とし物⁇」
「えっ、あぁ……こういうの」
ミラはズボンのポケットから、先ほどまで眺めていたキーホルダーを取り出してフォーに見せる。フォーは「へー」と頷いた。
「道端に落ちてたの?」
「あっ、いや、知らないリニアーワルツにぶつかったときに落としていって……」
ミラがそう言いかけたとき、「えっなにそれ!」とパッションが近寄ってくる。ミラは思わずそちらに目を向けた。
「知らないリニアーワルツって……ミラのペア候補⁈」
「ちょっとパッション、そんなわけないでしょう」
「えーでも知らないリニアーワルツが来てるんだろ〜?」
パッションとパッションに続き近寄ってきたグリッタはそう言い合うが、ミラは「あっでも」と声を上げる。
「ペアがいるのかジェミニを使ってたよ⁇」
その言葉に、その場にいるリニアーワルツたちは「えっ」と呟いた。ミラは少し不思議そうな顔をするが、グリッタは「それって……」とこぼす。
「ヘスペリデスの中にディソーダーが出たってこと⁇」
「あっ、まぁ、うん」
ミラが驚いたように頷くと、グリッタは「マジ……?」と呆然とした。ミラは「そんなに驚く⁇」と首を傾げるが、「いやいや驚くとかそういうレベルじゃねーよ」とパッションが腰に両手を当てる。
「防壁に囲まれているこの前線都市にディソーダーが出るとか、かなりヤバい状態だぞ⁈」
「一般人に被害が出るよ……」とパッションは呟いた。ミラは「確かに」とこぼす。
君が紡ぐ言葉には癒しの作用がある
君の歌声を聞くたびに心が安らかになる
君を思うたび、言葉に出来ない感情が増えていく
君にさよならを言うたびに心が痛むんだ
いつも通りの帰り道
前を行く君に一目惚れ
見上げた星がキラリ
あぁ今日が最高な一日
君が笑うからもっと生きたいと思う
君が泣くから心が痛くなる
いつしか君の人生に
ついて行きたいと思う
もう恋してる
君の瞳に恋してる
もう恋してる
君の心に恋してる
君しか見えなくなるから
ちょっと外みて見つけたコスモス
2本摘んで生け花にして
私の部屋に 飾ってる
君は輝いて
君は和かな瞳をもって
片想いじゃつまらない
勇気だして放課後
「好き」って伝えてみたい
恋してた
あの日まで恋してた
恋してた
君は私が好きじゃないんだ
笑っていたかった
私は笑っていたかった
I LOVE YOUって言ってほしかった
※歌詞なので半分フィクション半分ノンフィクションです