翌日、昼近く。
路地裏をキャップ帽を被ったコドモが、上着のポケットに手を突っ込みながら歩いている。
そのコドモは住宅街の中にある小さな喫茶店の裏手まで来ると、裏口の扉を開けて中に入ろうとした。
しかし扉に手をかけたとき、不意に扉ががらっと開いてジャンパースカートにエプロン姿のコドモが現れた。
「おっかすみ」
キャップ帽のコドモはそう呟き、エプロン姿のコドモはあっ露夏ちゃん、とこぼす。
「今日は早いね」
「たまたまだよ」
露夏はかすみとそう言葉を交わし、屋内に入ろうとした。
しかしかすみは…あっ、と声を上げる。
「そういえばなんだけどさ」
かすみがそう言ってエプロンのポケットからなにか白い封筒を取り出したので、露夏は?と首を傾げた。
『き、ぎ、きる、ぎる、れ、とべ、とばせ!』
“八尺様”は石の大剣を地面に打ち付け泥片を飛ばし、吉継に対して威嚇する。『自分は武器を持っている』『自分は強大な殺傷性を出力できる』と主張するように、その刃を自身の3分の2程度の背丈しか無い少年に向ける。
「……強そうな武器だな。それで俺を斬るのか?」
『か、が! ぎゃ、ぎる、くび、くび!』
「そうか……」
吉継は王蕗にハンドサインで下がるように伝えると、自ら首元を曝け出した。
「やってみるか? 獲物が死んでも良いってんならよ」
錯乱と武器への興奮に支配された“八尺様”に、挑発を理解する余力など残っていなかった。何故吉継を狙っていたのか、彼の異能が己にどのような不都合を与えるか、そういった思考は、『“手段”を持つ自分の前で、敵が急所を晒した』という状況に、一瞬で塗り潰された。
『きりゃ、ね、て、げりぇェァ!』
岩石製の鈍い刃身が振り抜かれる。当然の如く、それは吉継を害さなかった。代わりに“八尺様”自身の首から上が、音も無く刎ね飛ばされ地面に転がる。
吉継が数歩後ずさる目の前で、死体の手から大剣が零れ落ち、長身がゆっくりと俯せに倒れ伏した。
「…………何か、すげぇアッサリした最期でしたね」
「結構人間味あったねぇ……そうだ、秋津さん起こさないと」
王蕗が畑に転がる潮に駆け寄り、彼女を揺り起こす。
「秋津さん、秋津さん。無事に終わったよ」
「むにゃ……ん~……?」
「秋津さん、起きて。永江くんがやってくれたよ」
「こーはい……くん…………後輩くん! 無事!?」
潮が跳ね起き、周囲を見回して“八尺様”の死骸を発見する。
「私が寝てる間に何があったの!?」
「あーっと、後で説明します。取り敢えず祖母ちゃん家戻りましょ」
「うー……ずっと寝こけてたの悔しいなー」
2人が農道を歩いていく背後で、王蕗は畑のサツマイモの傍にしゃがみ込み、能力を発動した。
「“コロポックル”たちや。今夜作ったものは全て自然に還して、証拠隠滅しておくれ」
小人たちは頷くと、複数のグループに分かれて行動に移った。
なーんにもしていない休日
なーんにもできていない休日
ずっとスマホを見つめてるだけの休日
やらなきゃいけないものもあるのに
少し人間関係溝を作っちゃったように感じて色々考えちゃう
喉をやって鼻水もでちゃってるいわゆる風邪をひいてしまったのか認めたくないけど
そーんなゆっくりなーーんにもしていない
朝遅おきしてのんびり
たべやすいうどん食べて
ベッドでスマホいじいじ
気分で居間いって台所行ったら
ふわふわ2枚乗せのホットケーキ
母と弟が作ったんだって
自分でホイップつけて桃缶の桃のっけてはちみつかける。
フォークとナイフ使って食べる。
なんかすごいおいしい。
なんかあたたかい?
ほんとに美味しくて味わいながら食べる。
なんか幸せ。
テレビが某ちいさくてかわいいアニメなのもあり
見ながら食べながらほっこりしてしまう。
これがなにげないしあわせというのかな。
休日ホットケーキ。
連休真ん中ホットケーキ。