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ハブ ア ウィル ―異能力者たち― 25.ヴァンピレス ㉞

「わらわは異能力を手に入れて、そして変わったの」
昔のように”寂しい”という感情なんて、もう感じていないわ!とヴァンピレスは誇らしげに笑った。
だがわたしは…本当にそう?と聞く。
ヴァンピレスは少し驚いたように、真顔に戻った。
「あなた、情報屋のミツルが言ってたけど…1人で物憂げな顔をしていた事があるんじゃない?」
寂しくないってさっき言ってたけど、本当は寂しい思いをしているんじゃないの?とわたしは続ける。
「だから他の人の異能力…いいや、”記憶”を奪っているんじゃない?」
自分の中に”思い出”がないから…とわたしは言いかけた。
しかし、いつの間にかうつむいていたヴァンピレスは…そんなの、と呟く。
「そんな訳、ないじゃない‼」
ヴァンピレスはそう叫んで、自身の周りに4体の分身を生み出した。
「わらわが寂しそうな顔をしていたから! ただそれだけでわらわが寂しがっている⁈」
そんな事ないじゃない‼とヴァンピレスは声を上げる。
「わらわは友情も、家族の温もりも、必要ないのよ‼」
だってわらわは!とヴァンピレスは白い鞭をわたしとネクロマンサーの方に向ける。

2

諦めモード

気になる人は誰にでも優しい

なので、勘違いしちゃう

しっぽをふりふりしたり

しっぽが落ち込んだり

もう疲れたよ

あなたの事、諦めたよ

さよなら

0

ハブ ア ウィル ―異能力者たち― 25.ヴァンピレス ㉝

「わらわが”他人の記憶を奪う”能力を持っているからかしら」
わらわ達異能力者にとって”記憶”は”異能力”そのものであること、貴女は知っておいでよね?とヴァンピレスは続けた。
「それを奪い取る異能力を持つわらわが、他人の異能力を奪う事の何がおかしいの?」
わらわは自らの本能に従っているだけよ、とヴァンピレスは淡々と言う。
ネクロマンサーはそれを聞いて、アンタねぇ…といら立つが、わたしは気にせず本当にそうなの⁇とさらに尋ねた。
「本当にそれだけで、他人の記憶を奪えるの⁇」
わたしがそう聞くと、ヴァンピレスは眉間にしわを寄せつつあら、と答えた。
「わらわの答えに文句?」
そんなに記憶を奪われたいのかしら?とヴァンピレスは挑発するように右手の白い鞭を軽く振るう。
わたしはそれには答えず、あなた、と彼女に呼びかけた。
「お兄さんから聞いたけど、昔は病気がちで、家族からもあんまり相手にされてなかったんでしょ?」
「…そうね、わらわは昔寂しい思いをしていたわ」
でも、それが何?とヴァンピレスは首を傾げる。

2

予測変換で文章づくり ~やゆよ編~

や やつの、、、これ以上ない?
ゆ 雪が降る前だから寒い日が続いてますのよ。
よ よくわかんないので今日ちょっと簡単なやつがいいー!

2

届いてね

貴方のおかげで救われました
貴方のおかげで今ここに居ます
言葉は尊いと貴方のおかげで分かりました

ありがとう、よりも大きい意味を持つ
感謝の言葉
今はまだ見つからないけど
いつか貴方に伝えられたら良いな。

0

ハブ ア ウィル ―異能力者たち― 25.ヴァンピレス ㉜

「それに、彼女をこれ以上孤独にはしたくないから」
だから、わたしを連れて行って、とわたしはネロの目をじっと見据えた。
ネロは、アンタ…と呟きかけるが、ここで見つけたわよ、ネクロマンサーと聞き覚えのある声が聞こえる。
ネロの後方十メートル程の所を見ると、白いミニワンピースに白いコート、そして長い髪をツインテールにし、瞳を赤黒く光らせた白い鞭を手に持つ少女…ヴァンピレスが立っていた。
「今日は貴女の方から襲ってきたから何かあると思っていたけど…」
貴女、わらわを奪おうって言うのね、とヴァンピレスはにやりと笑う。
ネロは、アンタ立ち聞きしてたのかよ!と叫んで、その目を赤紫色に光らせた。
「あらあら、わらわが奪った異能力を使っただけの事よ?」
別に怒る事でもないわ、とヴァンピレスは小首を傾げてみせる。
そんな彼女に、ネロことネクロマンサーはアンタ…!と憤りの声を上げるが、ここでわたしはねぇ、と声をかけた。
「あなた…ヴァンピレスは、どうして他の人の異能力を奪うの?」
わたしの質問に、ヴァンピレスは、あら貴女、随分度胸があるのねと返す。
「さすが、わらわの”提案”を断っただけあるわ」
「質問に答えて‼」
話を逸らそうとするヴァンピレスに対し、わたしはそう要求した。
それに対しヴァンピレスは少し不満そうな顔をしつつ、そうねぇ…と答える。

1

根付いた

呼吸をするように

風は吹き

大地を暖めるように

日は昇る

これらは日々の当たり前

当たり前がこんなにもありがたいことだと

思った

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コーヒー

コーヒーをブラックで飲める人が羨ましい

私は牛乳を入れて飲むのが一番好き

コーヒーと言ったらラテだよね

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梅雨空

今日も雨降り、

肌寒い1日。

なんだか秋の空を感じてる

こんな時は何かmusic。

(寒暖差には皆さん気を付けてくださいね!)

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旅路

テーマはメメント・モリ。
これは作詞を依頼された時に作った候補曲の一つ。ちなみに依頼者には違う曲を渡しました

風が葉を揺らし
誰もが同じ空気を吸う
生まれた理由など
誰も教えてはくれやしない

靴底がすり減る
足跡が一つ増える
名もない花が咲く
それだけでいいと思えた

空を見上げる
雲が流れてゆく
あの向こうに何があるのか
知らなくてもいい

いつか還るまで
愛を謳おう
明日が来なくたって
今日を生きよう
誰かの記憶に
残ることより
この胸が今
熱い方がいいでしょう?

始まりがあるためにも
終わりがある
怖がる必要はない
そう誰だって同じさ

陽が海を染める
誰もが同じ星を見る
消えた足跡など
誰も見やしないだろう

人の軌跡を追う
繋がる命の数だけ
名もない花が咲く
それだけでいいと思いたい

風が止む
静かに耳を澄ます
聞こえてくるのは
自分の鼓動

いつか旅立つまで
今日を謳おう
また新しい人生でも
今日を生きる
この世の記憶に
残ることより
この心が今
踊る方がいいでしょう?

終わりが来るから
巡り会える
うつむく必要はない
そう僕らは一人じゃない

小さな灯が また一つ
闇の中で 揺れている
消えても また誰かが
灯を点すだろう

あの人も この人も
同じ地から生まれ
同じ空を見上げて
同じ風に吹かれて

いつか別れるまで
日々を謳おう
明日が見えなくたって
今日を刻む
遠い未来に
形を残すより
この涙が今
温かい方がいいでしょう?

いつか消え逝くまで
愛を謳おう
この旅路には
脇道がある
この一瞬が
永遠になる
そう思えば
なんてことない

巡るはこの日々
周るは我ら
回るは世界
進むはこの日々

1

予測変換で文章づくり ~まみむめも編~

ま また来た時にはこのあと帰ったら連絡しています。
み 見ていてもいい?
む ムーミン南側の方が良くない?
め めじるしアクセサリーの、その中のなんのキャラじゃない?
も 文字起こしそう?

2

気づいてる?

あなたの存在

どれほど大事か気づいてる?

どれほど皆が助かってるか気づいてるかい?

1

話がしたい

夢を見た。
好きな人が怒ってる夢を。

何故、怒ってるか分からない。
だから余計に目覚めてから、意識しちゃう。

この前、何か変な感じだったでしょ。そっけないって言うか…私の最近のあなたへの態度はそういう意味。

恋してるんだなって、自分で思った(´-`)oO

2

偶然or必然 あなたは?

この世界は全て偶然
君と出会ったのもきっと何かの運命
私は生まれたの、70兆/1の確率で
この世界があるのも全て偶然

この世界はすべて必然
君と出会うのは元々決まっていた
神様が決めたの、この場を
この世界があるのも全て必然

0

曇り空

私の心は曇り空

あなたの心は何色?

前に聞いた話だと、

クレヨンで色々混ぜたら

グレーになってしまった、って人がいたよ。

黒よりはマシなのかな

グレー色は曇り空

曇り空なら横に太陽を描けばいい

太陽のオレンジ色はビタミンカラーのフルーツ。

あとは晴れ間の青空描くため

白い画用紙でも足りない

大きな大きな空を描くために

白いキャンパスを買い足せばいい。

ほら、一日をひとつ切り取った空ができたよ。

みんなの空の下なんだ。

この広大な空は

何処までも続く。

キャンパスがいくらあっても足りないくらい。

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ハブ ア ウィル ―異能力者たち― 25.ヴァンピレス ㉛

「ネロ‼」
「え、アンタぁ⁈」
つい声を上げるわたしに対し、ネロは驚きの余り目を見開いた。
「な、何でボク達ん所に来たんだよ⁈」
来るなって言っ…とネロは言いかけるが、わたしは彼女が言い終えるその前に、ネロと口を開く。
「ヴァンピレスはどうなったの⁇」
「えっ」
わたしの意思を込めた一言に、ネロは少しポカンとした。
「あ、アイツはまだ目的のポイントまでおびき寄せてる最中だぞ」
上手い事イービルウルフに化けてもらってヴァンピレスを兄貴の所まで移動させてる、とネロは続ける。
それを聞いて、わたしはわかったとうなずいた。
「じゃあ逢賀さんの所にわたしを連れてって!」
「えっはぁ⁈」
何でそうなるんだよ‼とネロはわたしに怒鳴る。
「第一アンタは部外者…」
「わたしは、ヴァンピレスに聞きたい事がある」
ネロの言葉を、わたしは力強い口調で遮った。
ネロは思わず黙り込む。

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ワインド

タイトルは、windとwoundをかけ合わせた造語です
これは確か一作目。だいぶ拙い

過ぎゆく そよ風
それに含まれた
花の匂い 笑い声
ずっとあの日のまま

いつかきっとこの世界は
消えゆくことになるのだろう
何も残せない それでも
人は精一杯に生きている

そんな人々を愛そうとも

生まれては死んで
繰り返して
夜の温もりに包まれて
夜の光に夢を願って
朝の光に希望を見よう

沈みゆく 太陽
それが生み出す
人々の笑顔 話し声
その裏に隠された黒い色

人は誰しも闇を持つし
この世界は綺麗じゃないし
それでもその中で光ってる
白い部分があるのだから

それを迷わず信じようとも

咲いては枯れて
散らされて
朝の冷気にしがみついて
見苦しく足掻く人間たち
でも捨てたもんじゃないかもね

夢のため頑張っても
報われないことだってある
大切なものを大事に抱えても
壊されることだってあるよ

この世界は絶望で満ちてて
でもそれ以上に希望があるよ
沈まない太陽はあっても
明けない夜はないからさ

そんな世界を希望を人を
今もう一度信じようとも

集っては固まって
ともに結ばれて
人々の温もりを目にしてさ
優しさに生かされて
愛しさに支えられて
僕はこの世界を歩んでゆく

僕らは愛してる
この汚れた愛すべき世界を

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遺産

【これは確か二作目です】

朝が来る前に目を覚ましてさ
窓を開けたら 風が吹いた
誰もいない街を見下ろしてさ
小さく息を吐いた

この手に触れたものは みな
いつか消えてしまうと知っている
だからこそ 今 強く握る
温もりのすべてを

木々が囁く 丘を越えて
川の音が 遠く響いて
私はまだ ここに立っている
愛おしい世界の中で

生きている ただそれだけで
胸が痛くなるような この瞬間を
唄にして 風に乗せよう
あなたの明日へ 届くように

夜が明けてまた一日が
同じように始まっていく
変わらないものなどないと
誰かが言うけれど

この目に映るものは みな
いつか色を変えると知っている
だからこそ 今 強く見つめる
儚さのすべてを

雨が降り注ぐ 古い橋で
影が揺れて 水に溶けて
私はまた ここでうずくまる
愛おしい記憶の中で

「生きていたい」ただそれだけの
願いすらも危うくなっちゃってさ
「頑張れ」の周りの声も
いつしか重しとなっちゃってさ

自分の役目はなんだろうと
膝を抱えて考えてみてさ
自分は役に立ってるんだろうかと
呼吸の仕方を忘れちゃう今日も

落ち込むことも 泣いちゃうことも
悪いことなんかじゃないよ
笑顔を作ることも
感情を偽ることも
正しいこととは限らないんだよ

生きている ただそれだけで
あなたは人の役に立っててさ
自分を待ってくれる人が
いないなら
私が待つよ

「生きてほしい」君に願うよ
生きる理由なんか探す必要はないよ
「生き続ける」それこそが
生きる理由なのだから

愛しい世界よ
私はここに立ち続ける
風が吹くその向こうで

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跡地

これも、頼まれたのと関係なく作ったやつです。
ちょっと失敗かな?

今日のアナタは頑張りすぎたね
そんなアナタにちょっぴり「自由」を
「自分だけ?」そんなことはないよ
アナタは順番が後ろだっただけ

誰かの何気ない一言で
全てが色褪せて見えちゃってさ
目の前にある希望の色を
素通りしちゃってさ

「今日はシアワセだったな」
「僕はシアワセだな」
そうかいそれは良かったよ
アナタの踏み台となれて

時の流れは止まらない
でも抗ってみようかな
僕を温めてくれる
温もりを探そう

今日のアナタは自由すぎたね
そんなアナタにこちらの「試練」を
「自分だけ?」そんなことはないよ
アナタは順番が最初だったの

誰かのちょっとした優しさで
世界が鮮やかに見えてさ
足元にある落とし穴を
見ることができてさ

「今日はフシアワセだったな」
「僕はフシアワセだな」
そうかいそれは良かったね
アナタのフシアワセが陰で
誰かをシアワセにしているかもよ

時の流れは止まらない
なら流されてみようかな
アナタを温めてくれる
温もりの元まで

青すぎる海 明るすぎる陽溜まり
ちょっぴり鮮やかすぎるかな?
普通の世界を見るためには
少し色褪せてないとかな?

フシアワセをなくそうと谷を埋めたら
シアワセの山までなくなっちゃった
シアワセになるためには
フシアワセも必要みたいだね

この「現在」千年経てば
「むかしむかし」となるんだろう
「温もりを探そう」何いってるの
アナタが温もりと成れるのに

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寓話

「やあ、また会ったね
自己紹介は一応。
僕は君を影で
見守ってる存在です」

僕が見たとこどうやら
君はひどく落ち込んでしまってるようだ
痛々しい笑顔は何も隠せず

笑ってほしい
上辺じゃなく
心の底からの笑顔を
滴る君の涙は
まるで雨のようだった
太陽が出るのはいつ頃か
君が輝くのはいつ頃だ

そうは言っても
そう簡単じゃないよね。
悲しみを捨てると相応の
悲しみが生じます

僕が見たとこどうやら
君は深く沈んでしまってるようだ
息を止めても長くは続かず

せめてさ
留まってほしいその場に
下がることだけはないように
進むことは義務じゃないさ
君に降り注ぐ哀は
まるで風のようだった
風が止んだらその時は
一歩だけは進んでね

僕が居れるのは
実はもうそう長くない
僕が消えゆくまでに
君に立ち直ってほしかったな

僕の後任者が
君を立ち直らせてくれることを
祈ってるよ
じゃあ、それでは
もう逝くね
最後に一言

「元気でね」

笑っていたんだ
上辺じゃなく
心の底からの笑顔で
僕の声は聞けないはずだった
でも何故か届いたようだ
僕の姿は見えないはずだった
でも何故か映ったようだ

多分神様の
悪戯だったんだろうな
君が笑えてよかった
次に会えるのは100年後
その時も愛しい君が
笑っていたらいいな
今と同じ笑顔で

「「じゃあ、またね」」

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Dreamia

ポエムっていうか歌詞です。
最近作詞を頼まれて、それにハマって頼まれたのと関係なく作っている歌詞です。

目を閉じれば広がってく
広大な白いキャンパス
何を描こう 何を見よう
この世界で

どこまでも歩こうよ
この貴方の世界を
散歩するのは貴方自身
ガイドは貴方自身

あの建物はなんだろう
あの動物はなんだろう
あの花はなんだろう
貴方が決めてよ

無限に広がる貴方のキャンパス
ここに描いて見せてよ
貴方が考え思う
愛の形を

無限に続くこの世界
ここで描いてみようよ
誰もが目にし忘れてる
世界の色を

進み続ければいつか終わる
有限なこの世界
戻れない 思い出せない
華やかなあの大地

目を開けば灰色の
明るさのない世界が広がる
ガイドはこの世界にはいない
手探りで歩かないと

あの建物の名前はコレで
あの動物の名前はコレで
あの花の名前はコレで
貴方がやっていいのはコレだけです

枠が決められた脇役の世界
色を決めるのは自分ではない誰か
溺れちゃいそうだどうしよう
この空気に

枠に押し込められたダレカの世界
周りの色が染み込んでくる
『全て』の『一部』とならないと
でも完全に染まるのは怖いな

色が欲しいな
この世界に
ならば目を閉じないで
色を作り出してみよう

白いキャンパスはまだここに
貴方だけの地図は消えない
手探りでもいい 進めばいい
夢は貴方の中で生きている

無限に広がる貴方のキャンパス
ここに描いて見せてよ
貴方が考え思う
理想の愛を

目を開けても色が見える
貴方の中に広がるキャンパス
誰にも決めさせない
この世界の色は貴方が描く

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第一部【FANATICALとADDICTED】p.11

 発散されるはずだった光が砲塔内部で爆ぜた。

『ギィィイィイィィイィイ!』
「ぎゃっ」

 ディソーダーが叫び声を上げ、頭部にあたる部分が爆散する。爆風でファナも吹き飛ばされるが、今度はうまく着地する。辺りが砂埃に包まれ視界から色が消える。
 ただ、気分の悪い空気を、脳が拒絶するような音波が揺らしている。


 ファナは、急に独りになった気がした。停滞した空気が、彼女の肺の中にまで入り込んで、その思考を停止させてしまった。

 恐怖が五感を支配して、何も聞こえなくなった。

 助けを求めなきゃ。

 いつものように名前を呼ぼうとした。

 アディくん。

「あ、ね、あれ」

 しかしそれしか出てこなかった。呼ぶべき人の名前が分からなくなって、頭では分かっているのに、なぜか、呼ぶべき名前はそんなものではないような気がしたのだ。
 真っ暗な孤独を貫いたのは――

「ファナっ!」

 その瞬間、世界が音を取り戻した。
 反射的に声の方を見ると、砂埃の中からトバルカインがとんできた。アッドが投げたのだ。

 ファナはトバルカインを掴んだ。リニアーワルツとしての本能的な反応だった。
 ファナはもう一度、目に鋭い光を宿し、災禍を睨んだ。

 砂埃が晴れる。

 ディソーダーの砲塔は完全に吹き飛んで、外皮は溶け、内組織の毒性のある体液と反応してぐずぐずと気泡を発している。生命力を失った赤い光が、時々思い出したように強まって、すぐに消え入るを繰り返していた。

 それが対峙する小さなリニアーワルツの両手には、ナアマとトバルカインではなく、対物ライフル並みの巨大な火器型の合体形態のジェミニ。

 それを片腕で、涼しい顔をして構える。そして引き金を引く。

 直後、冷酷な白い光が、ディソーダーの動力部を完全に破壊した。

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第一部【FANATICALとADDICTED】p.10

 すぐに起き上がって周りを見渡すと、ナアマが自分の左の方……ディソーダーの脚のすぐ下にあるのを見た。時折アッドの攻撃を受けてよろけたディソーダーの脚が掠めて位置が移動した。

「おい大丈夫かっ」
「へ、へーきよ! 構わないで早く動き止めてよ!」

 ファナは強がって叫んだ。アッドが舌打ちで返したのは気付いていないことにした。

 ファナはナアマに駆け寄る。視界がふさがれたディソーダーは明後日の方向に熱線を放ち、脚はでたらめなステップを踏む。アッドは片方しかない腕でトバルカインを握り、敵の脚を1本ずつ、確実に突き刺し、切り落としていく。切り口からはディソーダーの体液が噴き出て、周囲は既にどす黒い水たまりができている。時折粘性の高い液体に足を取られてよろける。しかも全身にディソーダーの毒性のある体液を浴び、身体は重く体力もかなり削られている。

 ――正直、今の満身創痍の状態のアッドにとどめを刺すのを任せることはできない。自分がナアマを取りに行って、トバルカインを受け取り、とどめを刺さなければ。
 ファナは考えた。
 ファナは意を決し、ナアマを手にした。

「キモいの! こっちよ!」

 ファナはディソーダーの後頭部……アッドがいるのと反対側に回って、ナアマで切りつけた。アッドから注意をそらすためなのであまりダメージにはなっていない。
 しかしディソーダーはアッドから攻撃の対象をファナに変えた。ファナは強張った表情で空笑いをする。

「アディくん!」

 ファナは名前を呼んで、アッドに目配せした。彼もそれで目的が分かった。相方の無茶に目を丸くしたのもつかの間、すぐにディソーダーの近くから離れて、その視界の外から都合のいい地点に移動する。

 ディソーダーの砲塔部の内部が赤く発光する。可聴域ギリギリの音波が脳を貫く。それを無理やり無視するためにファナは目をかっと見開いて、大きく跳びあがりナアマを振り被った。焼けただれたような熱い空気を薙ぎ払い、ナアマが砲塔部の付け根に直撃した。

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ハブ ア ウィル ―異能力者たち― 25.ヴァンピレス ㉚

ヴァンピレスから異能力を奪い取る作戦を止める、とわたしが決めてから暫く。
わたしは寿々谷駅周辺のあちこちを走り回っていた。
…というのも、なんだかんだ半年以上ネロ達と一緒にいて、互いの連絡先を交換していないのだ。
一応ネロ達と逢賀さんの作戦会議の場に同席しているので、大体どの辺りで作戦を決行するかは分かっている。
しかし、ヴァンピレスをどのタイミングで襲撃するかは逢賀さんが連絡したタイミングで、という事になっているため、どこか別の場所でネロ達が待機している可能性があった。
「どこ行ったんだろう…」
路地を早歩きしつつ、わたしはそう呟く。
とりあえず、いつもの駄菓子屋でいつも店番をしているおばあちゃんにもネロ達を見ていないか聞いたが、今日は見ていないという。
もしかしたら既に作戦は終わっているのかもしれないが…そうであって欲しくない。
わたしは一縷の望みをかけて、路地を駆け出した。
とにかく、異能力を使うのだから人目につかない所のはずだ…
そう考えつつ路地の十字路にさしかかった時、不意に見覚えのある小柄な少女が路地の角から転がり出てきた。
わたしは自分の足元から立ち上がろうとするその少女…ネロと目が合う。

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人生

人生色んな課題がある。

人は自分の課題を学ぶまで

同じような体験が降りかかるようになっている。

自分の嫌な人は単なる嫌な人ではない。

自分の課題を達成する為に神に抜擢された人物だ。

課題をクリアすると新しい道が見えてくる。

らしい

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万華鏡

瞳閉じて感じた

目の前には美しい花々や木々、深緑があった

万華鏡は綺麗

まるで、君が紡ぐ詩のようだ

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天秤

あなたは例えば、ただ降りるだけの楽な下り坂が目の前にあった方がいいですか?

それとも、急な辛い上り坂が目の前にあった方がいいですか?

これで自分の行く場所が分かります。

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早く大人になりたい

そう願った毎日。

苦しみはいつまで続くんだろう。

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居場所

温かい居場所からはそう遠くなかった。

ぶつかり合う毎日。

でも空気は私を包み込んでくれていた。

苦しさはあとに何になるのだろう。

食らいつく毎日。


0

全力

全力。

私の全て。

全力で学校に行きたかった。

全力かな、学校に行った。

全力で喧嘩した。

全力で友達を大事にしたかった、

全力で勉強したかった。

全力かな、勉強した。したかった。

毎日母と父とぶつかった。

私はいつも悩んでいた。

意外と居場所は近くにあって、一番遠い。

居場所がなくなったら誰も生きていけないんじゃないか、

居場所がないのにどう立ち向かえばよいのだろうか、

居場所を探す毎日。

居場所はあるよ。そういう言葉に流されたくはない。

居場所は探すものかもしれないし、作るものかもしれない。