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LINkerWorld LINearWaltz / Miraculous-Ephemeral 24

 前線都市・ヘスぺリデスにディソーダーが出現したとの一報から三時間。
 ヘスぺリデス内に出現したディソーダーたちは、基地所属のリニアーワルツたちによって全て倒され、リニアーワルツたちには基地への帰投命令が出された。しかしミラは、ディソーダーによって荒らされた商店街でウェスト管理官に怒られていた。
「ホント、なんで勝手に戦場へ出てきちゃったのよ……」
 「お前はペアのいない戦力外だっていうのに」とウェスト管理官は呆れ顔でミラを睨む。対するミラは「まぁいいじゃん……」と頭を掻いた。
「最終的にペアが見つかったんだし、それでいいでしょ?」
「よくない」
 「そもそも、この子とペアが成立しなかったらどうするつもりだったのよ~」とウェスト管理官はミラの隣に立つ薄桃色の髪のリニアーワルツに目を向ける。薄桃色の髪のリニアーワルツには「別に」とそっぽを向いた。
「私はただこの人が一緒に戦うと言ったからジェミニを提供しただけで」
「なによ他人事みたいね!」
 ウェスト管理官は思わず突っ込む。そして自らの後ろから様子を見ている平坂管理官にも目を向けた。
「それに、開発機構の上層部直属管理官と遊撃専門リニアーワルツがヘスぺリデスに来てたなんて」
 「私聞いてなかったわよ?」とウェスト管理官は平坂管理官を睨む。平坂管理官は「まぁまぁ怖い顔しないでくださいよ」と笑って手を振った。
「我々は上層部の特命を帯びてここに来たのですから」
「なによそれ」
 「怪しい……」とウェスト管理官は顔をしかめる。その様子をミラは苦笑いしながら見ていたが、不意に「あ」と呟いた。
「そういえば、これ、返してなかったね」
 「えーと、きみの名前は……」と言いながら、ミラはズボンのポケットにしまっていた花が象られたキーホルダーを薄桃色の髪のリニアーワルツに差し出す。薄桃色の髪のリニアーワルツは一瞬驚いたような顔をしたが、キーホルダーを受け取ってこう答えた。
「私は、エフェメラル」
 その言葉にミラは目をぱちくりさせるが、すぐに「そっか!」と笑みを浮かべる。
「じゃあエフって呼ぶね!」
 「ふふふ」と笑うミラに対し、エフは恥ずかしそうにそっぽを向いた。

〈おわり〉

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LINkerWorld LINearWaltz / Miraculous-Ephemeral 23

「$’(=~=)(%$#$%&’()*⁈」
 突然のことに、ディソーダーは悲鳴を上げて暴れまわる。頭部に攻撃を喰らったことで、周りが見えなくなったようだ。
「大丈夫?」
 ミラは地面に座り込む薄桃色の髪のリニアーワルツに手を差し伸べる。薄桃色の髪のリニアーワルツは驚いたような顔をしつつ、「まぁ……うん」とミラの手を取り立ち上がった。
「あなた、ちゃんと起動できたのね」
 薄桃色の髪のリニアーワルツはに言われて、ミラはイワナガを見ながら「うん」と頷く。
「なんか、想いが通じたみたい」
「なによそれ」
 ミラの言葉に薄桃色の髪のリニアーワルツは笑みを浮かべる。ミラも「えへへ」と笑うが、不意に雄叫びが辺りに響いた。
 二人が声のする方を見ると、ディソーダーが頭部を再生させつつ突進してきていた。
 その様子にミラは身構えるが、薄桃色の髪のリニアーワルツは「あなた」と落ち着いた声でミラに言う。
「合体形態、使うわよ!」
 その言葉にミラは「……わかった!」と返す。そしてミラはイワナガに念じて変形させ、機体の砲身を露出させた状態で地面に置く。その上に、薄桃色の髪のリニアーワルツは変形させたコノハナサクヤを合体させ、グリップ部分のトリガーを引いた。
 二人に向かってくるディソーダーに向かって、合体したジェミニの砲身から薄桃色と黄緑色の光線が真っ直ぐに放たれる。ディソーダーは一瞬にして、光の奔流に飲み込まれた。

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キャラ設定②

つづきです。
まじで暑すぎます。ほんとに倒れちまいますよこいつは。全然脳みそ凝固しそう。

【名前】ADDICTED/アディクテッド

【通称】アッド

【ジェミニ】トバルカイン
 三叉槍型のジェミニ。くすんだピンク色#e58babの体躯をしている。全長一七〇センチメートルくらい。刃渡り(?)は五〇センチメートルくらい。ディテールの説明は面倒臭いので断念します。

【指輪の色】ハニーサックルピンク(#e58bab)

【服装】
 トップスは黒のタンクトップにオフショルダーのクロップドトップス。ボトムスは黒のガーゴパンツ。裾を半長靴に入れている。身体のいたるところにピアス、レザー調の黒いチョーカー、左の薬指にジェミニ起動用の指輪。

【身体的特徴】
身長一七二センチメートル痩せ型。十代後半くらいの見た目。髪は長めでオールバックにしている。髪色は落ち着いた彩度低め明度低めのピンク。血色はいい。垂れ目つり眉、瞳の色はピンクみのグレー。


書いてみたら本編かなり長くなってしまい、まだ書き終わる見通しが立っていないので、もう放出しようと思います。
今回は書き込み反映されるかどうかの戦いになると思いますが……

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【再掲】キャラ設定①

こんにちは、もう片方のメインキャラも見た目情報書けたので再掲。

今回は気軽な感じに書きたいのと、しばらく書き終わりそうにないけど早く投稿したいのとで、メインキャラのリニアーワルツ二人の容姿はキャラクター説明として事前に書いてしまいたいと思います。

レス欄により詳細な服装などの情報を書きます。今調べたファッション用語を容赦なく使っているので、自分にも何が書いてあるのかあまりよく分かりません。ただ、折角詳細な見た目の情報があるので書こうと思った次第です。もしよければ見ていってください。

【名前】FANATICAL/ファナティカル

【通称】ファナ

【ジェミニ】ナアマ
 鉈型のジェミニ。峰の部分には赤やピンクのハートがプリントしてあり、柄にはピンク色のリボンが巻いてある。全長一メートルくらい、刃渡り七十センチメートルくらい。

【指輪の色】ショッキングピンク(#ff1eff)

【服装】
トップスはピンクのレース地のキャミソール。ボトムスはホットパンツ。黒のローライズデニム。ソックスはグレーとピンクのボーダーのオーバーニーハイソックス。その上にひざ下までの黒のレッグカバー。靴は黒の厚底スニーカー。身体のいたるところにピアス、レザー調の黒いチョーカー、左の薬指にジェミニ起動用の指輪。

【身体的特徴】
身長一五三センチメートル瘦せ型。十代半ばくらいの見た目。髪は後ろは肩につくくらいの長さで明るめのピンク。色白、垂れ目垂れ眉、瞳の色はショッキングピンク。

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LINkerWorld LINearWaltz / Miraculous-Ephemeral 22

「……」
 ミラの中にほんの一瞬、迷いが生じる。もし自分が起動リングをはめても、ジェミニを起動できなかったら。そもそも事前にあのリニアーワルツとは相性が合うかどうかわかっていないし、起動できない可能性が高い。
 しかし、それでもとミラは思う。だって自分は「あの子と戦う」と宣言したのだから。それなら——
 ミラは思い切って指輪をはめる。金属特有の冷たさを右手の人差し指に感じたが、すぐにそれは温もりに変わり、銀色だった指輪は鮮やかなメタリックグリーンに変化した。
「これなら!」
 ミラは咄嗟にケースの中のジェミニ・イワナガを手に取り、ディソーダーの方へ走り出す。ミラの手の中でイワナガは起動し、折りたたまれた状態から盾の形に展開した。ディソーダーの目の前では、薄桃色の髪のリニアーワルツが地面にへたり込んでいる。ディソーダーは今にも光線を吐き出そうと口のような器官に光を収束させていた。
「させないっ‼」
 ミラはイワナガを掲げた状態で、ディソーダーの目の前に躍り出る。ディソーダーの放った光線はイワナガに跳ね返され、ディソーダーの頭部に直撃した。

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LINkerWorld LINearWaltz / Miraculous-Ephemeral 21

「ジェミニの起動方法はわかってる⁈」
「あ、うん!」
 薄桃色の髪のリニアーワルツの言葉に、駆け寄ってきたミラは慌てて頷く。薄桃色の髪のリニアーワルツは「それなら」とミラにそれを手渡した。
「これを起動させてごらんなさい」
 「そしてもし起動できたら私と戦いなさい」と薄桃色の髪のリニアーワルツはコノハナサクヤを肩に担いでディソーダーの方を見る。クモのような姿のディソーダーは、分離・合体を繰り返しては先ほど攻撃してきた二人のリニアーワルツ——インテとフォーを苦戦させていた。
「私は奴を足止めして時間稼ぎする」
 「その間に、あなたはジェミニを起動させるのよ‼」と薄桃色の髪のリニアーワルツはコノハナサクヤを構えなおして、ディソーダーの方へ走り出した。その場に取り残されたミラは近くに立つ平坂管理官の方を見やる。平坂管理官は「ま、やってみたら~?」と笑って、路地裏へ去っていった。
「……よし」
 ミラは頷いてしゃがみ込み、受け取ったケースの鍵を開ける。その中には、黄緑色の折りたたまれた状態のジェミニと、小さな箱が入っている。ミラは迷わず小箱を開けると、そこには銀色の指輪が収まっていた。
「これが、起動リング……」
 リニアーワルツがジェミニを起動させるために必要な起動キー……確か利き手の人差し指にはめて色が変わったら、ジェミニを起動できる状態になって戦えるようになる。
 ミラはラボで教わったことを思い返し、恐る恐る指輪を右手の人差し指にはめようとする。しかし辺りに轟音が響き、ミラはハッと顔を上げる。クモ型ディソーダーが近くの建物に光線を当てたのだ。薄桃色の髪のリニアーワルツはコノハナサクヤでディソーダーの脚部を切り落とそうとしているが、外皮が硬いのかあまり攻撃が効かない。インテやフォーもそのそばで援護するが、ディソーダーは相変わらず光線を吐き出しリニアーワルツを阻んでいる。

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LINkerWorld LINearWaltz / MIraculous-Ephemeral 20

「ジェミニなら、あるわ」
「えっ?」
 ミラはその言葉にポカンとする。薄桃色の髪のリニアーワルツは立ち上がり、耳に装着している通信機に手を当てた。
「こちらエフェメラル、大至急イワナガをこちらに寄越せないかしら?」
『おや、どういう風の吹き回しかい⁇』
「そんなことはいいから早く!」
「わたしはここにいるよ」
 ミラと薄桃色の髪のリニアーワルツが声のする方を見やると、通りの路地から大きな黒いケースを右手に提げた、男とも女ともつかない大人が現れる。薄桃色の髪のリニアーワルツは「平坂管理官」と駆け寄った。
「なんでそんなところから」
「君が迷子になっちゃったから探してたんだよ?」
「うっ」
 平坂、と呼ばれる人物はにやけるが、薄桃色の髪のリニアーワルツは気まずそうな顔をする。だが平坂管理官は「ほら」と薄桃色の髪のリニアーワルツに黒い大きなケースを差し出した。
「もしかしなくても、君、あの子にこれを起動させる気でいるでしょう」
 平坂管理官の言葉に、薄桃色の髪のリニアーワルツは静かに頷く。平坂管理官はにやりと笑った。
「もうペアを失いたくないから新しいペアはいらないって言ってたのに、まさかペア候補を見つけてくるなんてね」
「本当にあの子がこれを起動できるかなんてわからないわよ」
 「起動できたらペアにする、ただそれだけ」と薄桃色の髪のリニアーワルツはケースを受け取り、ミラに向かって「あなた!」と呼びかけた。