やさしいまなざしで僕を溶かして。 これはいとしさなんかじゃない さびしい夢で僕を生かして。 愛想なんて底を尽きたの、からからに しがらみは明日、見えない向こうに くるしい嘘で僕を眠らせて。 ささくれだったグレーにうもれて かなしいことは忘れてゆく それはいいことなんかじゃない 頭に金平糖を詰めて 笑っていたい、僕はいつも 僕はいつも
眩んでしまった目で瞬いて そっと睫毛に話しかける、 どっかで聞いたような ことばの綾、だなんて。 振り絞ったフリをした 誰かに借りっぱなしの力。 眠れなかった夜、 傾いたままのスタンド 枕許に放ったサングラス、 積み上げた漫画本、 明日はきっと雨。 窓の外で蛙が鳴きだしたからって 今夜は少しだけカーテンを透かして
飴を差し出したての可愛かったときを いつしか思い出せなくなる日が来るから 写真に残しておくのが唯一の逃げ道だとして 手はいつも差し出されていたこと 瑠璃色になって初めて気付いたんだってこと。 君は知っていたかい。
眠れない夜を守るのは 僕ではなくて 僕は僕を守れなくて、君に頼るしかなかった 曖昧に生きれば離れてしまうのは当たり前で 明らかにしても上手く距離はとれなくて もう、ひとりなんじゃないかってさ 堪えきれず泣く夜 星に満たされてさらに泣く夜 手の届かない光だとばかり思うから 君の手を繋いでも空なのだろうね ねえ、君は僕を見てくれるかい。
君の嘘は全部分かってるんだ だから、僕は君を曖昧にする 気付くことなく忘れれば良いよ 分からないまま忘れれば良いよ 僕の嘘は僕を寂しくするだけだから。
やっと、それでも。 チョコレートをあなたに 君のこと、幸せにするよ。
もし正しさがあるなら、 それは、君にとって正しいんだ。 そのままで良い。 変わっても良い。 僕が愛したのは、そういう君だ。
心の引っ掛かりを取るにも、心というのは必要で。その、身体を動かすにもそれは必要な気がしている。 でも、その心は自分だけでどうにもならないから、きっと、誰かからもらってるものだとも思う。 いや、それが全てなのかもしれない。 どうだろう。どうなんだろう。
全ては夢の中なんだ 好きも嫌いも 嬉しいも悲しいも 人は記憶という夢にして忘れてしまうのだから。 【それが当たり前で、抜け出せない現実であること。置いてきぼりはいつも、僕だけ。】
止まない雨 出ようともしない涙 何処かへ行くにはそれなりの心が必要で、 空っぽに蓋をした今、僕に出来ることは何もない だけど、会いたい人が居る 会えば、留めどなく流れ続けるだろうな。