眠る前に考えること、 布団に包まって、 枕許に電球一つ灯して、 積み上げた文庫本、 時間よ止まれ! 週末なんて来なくていいのに、 ガッコなんてもう行かなくていいのに、 隣の部屋から時計の刻む音、 風呂上がり、湿った髪のまま、 妙にさらさらと脂の抜けた指の先で、 綴る戯言、 眠る前に考えること。
わけもなく落とした泪のワケを探して、 そっとかざした手はいつまでも乾いたまま。 笑っちゃうね、こんな情けないオトコ。
自分の影を探していたら他人の影が見えなくなった 他人の影を探していたら自分の影が見えなくなった
泪、なみだ、 流れて、ながれて、 溶けたのはぼくのかたち。 落ちていく、堕ちていく、 電子音に呑まれるように、シンセサイザのなかに このまま消えてしまえたなら、 きみはなんて云うのかな。 それが聞けないことだけが心残りで、 流した泪も瓶に詰めてしまえたなら。
ふと揺れた自分に応えるように ケータイに手を伸ばす みんな同じように揺れてるんだって 気づいたら、止まっていた 何が正解かなんてわからないけど この瞬間が、私を動かす
そっと手をつつむような ちいさなやさしさを うずくまったまま欲しがって 気づくのが遅かったのは きっと 風が温かったからなのね、と 小石に傷ついた指先 触れる落ち葉の その色で 見たくないものばかりが見える この視界を埋めつくせれば きょうは風の音だけをきいて 深く 深く 眠れるのに
あざらしにはなりません。 罵声を受ける覚悟はありません。 逃げ出さずにいられる自信はありません。 遠くから見るだけかもしれません。 だけど、それでも、一歩を踏み出したいのです。 初めの初めの第一歩。 弱い勇気を振り絞って、私は憎悪に抗します。
ケータイの画面が映す景色より 自分の目の前の景色の方が輝いている 電車の中でスマホを見つめる人が多くなり 外を眺める人が 最近は少ない
ひどくくすんだ飴玉ひとつ。 苦くて苦くてどうにもならない苦さに、ずっと一人、頬を濡らしてる。 溶かしきってしまえば、すべて、後味も忘れるくらいに消してしまえば、きっと楽になれるだろうに。 それでも僕は、これを溶かしきる勇気がないのだ。ほのかに香る甘い匂いを消したくなくて、ずっとずっと、頬を濡らしながら。 コロコロ転がす末はいづこに。
いままでのことも これからのことも 知らないふりふり ふらんけん できたららくらく でもですね 誰かの言葉でつぎはぎ生きてる僕だけど その中 あなたの物語だってあることが あなたもつぎはぎ生きていて その中 僕の物語もあることが ときどき痛くて ときどき嬉しい ゆらゆらゆらゆら ふらんけん