あの優しい雨の中 濡れながら自転車動く 君の姿を 君の奏でるトロンボーンの音を 探しながら霧雨に手を伸ばして でも手がどんどん濡れて霞んでく君 なんだかひどく色っぽくて なんだかひどく儚くて きっとあれは…幻覚だ 心に雨が降り注ぐ 一人で進む霧道を 切ない想いを胸に秘めて 既に十分冷え切った身体だけど 胸には一つ小さな灯りがきらめくの それは私の顔を夕焼け色に染めるもの つまり君への想いです またあの綺麗な夕焼けを君とみたい そう思いながら霧雨の内君を想う
心地良い秋晴れの朝に 雨が降ればいいと思った 敷き詰められた夏は 徐々にその色を薄くして ラムネの中のビー玉みたいに そこに在るのにないような そんなもどかしい “とうめい” になった 君のいない夏は酷くつまらなくて ブルーハワイも蜃気楼もスイカの種も 夏には染まらなかった
降りだした細かい雨が愛しくなって、そっとワイパーで払ってみた。 ちょっと早めのライトを点けて、もう仕事どころじゃないね。 このままどこまでも…遠くまで転がっていきたいのに、 日が暮れて、灰色から蒼く沈んでいくのをずっと眺めていた。
淋しさのかたちを探していたら 青空の向こうに高い雲が出て もう秋ですよって声がした そうか、もう秋なのか なんて納得してみる
すべて現実逃避したら 私は楽になれるの? 違うよね ちゃんと現実と向き合うべきだよね 自分でわかってる でも私には無理かも いやもう止めよう こんなネガティブな考え ちゃんと居場所もある 辛くなったら 掲示板に書き込みすればいいじゃん って決心して ここに宣言しようと思ったけど 勇気がでない 自分が弱いのわかってる これから強くなります このポエム掲示板に 私は約束した 強い自分になると
オブラートに 包まれた言葉が 嫌いになった 皆んな言った 変わってるね って そうなんだ 私は変わってる 気持ちばかり 大人になろうとする 私は変わり者です 頭でっかちです
最適な文章を紡ごうとして 数分キーボードとにらめっこ やっと完成 送信ボタン いつも返事は半日くらい後なのに 一駅進むと震えた携帯 どういうつもりなのですか どういうつもりでもないのでしょうが そのどうでもいい行動が心を離さないこと あなたは知っていますか?
ずっと前の書き込みを見たとき 今だに私は不安や怖さに襲われる 過去、書き込んだ事は取り消せない そんな事わかってるでももしできるなら 嫌な過去辛い過去傷ついた過去は 全部取り消したい
ー繋がったのは指先からだった。 毎日の連絡。 たくさん、たくさん。 私はあなたを知っていた。 あなたは私を知っていた。 季節がふたつ流れて。 数日ごとの連絡。 ぽつり。ぽつり。 想いを伝えたかった。 あなたが離れてしまう前に。 遅かった。 また季節がひとつ過ぎて、 あなたはきっと私の連絡先を消しただろう。 ー繋がっていたのは指先だけだった。
言葉でしか、君たちのことわからないけど 言葉だけで、どんな人なのか、なんとなくわかるよ。 言葉しか、見てないけど、なんか好きだなぁって思えば 言葉のみで、なんだか、この人苦手かもって思うし 言葉は、心を映す鏡。 言葉一つで、好まれる人にも、嫌われる人にもなれてしまう。 …なんて。