白と赤、明かりを点けた車たちの二列がそっと混み始めた宵に 見上げた空は昏くて、 最後に残った陽の一筋に雲がそっと光ってる。 カメラには残せない光のかたちを おぼろげにだって構わないから描いておきたかった。 (口癖だけど「そっと」を使いすぎた…笑)
ざんざん ざあざあ 雨粒、きゃらり こんなに素敵な金曜日には 制服なんて着ていたくなくって 被害者ぶった仮面は放り投げて 傘は凍えてる捨て猫に 自由を迎えに行こうよ! ずっと先まで続いてるような灰色 雨のにおいの空気を吸いこんで 虹の予感にこころが揺れて みずたまりでタップダンスとか どこか遠くで空を見上げるきみに はじめまして の、笑顔を
真っ白なそらが呼んでいた 天気予報は見ないままで 湿気てきた冷たい風をただ吸っていた 雨、降れよ って そっと呟いたら 瞬いた瞼にひとつ 落ちて、
大好きな人ってなんだろう。 考えてもわかんないや。 運命の人ってなんだろう。 考えてもわかんないや。 でもこれだけは言える。 運命の人へ。 大好きです。
つるり、つるり 夜風が肌の上を滑っていく 大人のふりしてピンヒールなんて うまく歩けっこなくて それでも作り笑いは上手くなった 泣くのは下手くそになった 君に借りた傘を返せないまま お気に入りの傘を見つけられないまま 水たまりを渡っても 誰かの特別にはなれないまま 愛を囁くふりをしている
まだ濡れた指で画面をなぞった。 軋むような音がした。 きみにはもう、とどかない。
外れたイヤホンから わたしの生まれたずっと前に 切り取られた5分32秒が 2016年の夕暮れに 流れ込む、とくとくと。 染み込んで、栄養になればいい。 寝転んだ畳の目から芽が出たら 君に電話しようと 思った。
目覚めたら、 今日が終わっていて わたしは少し泣きたくなった すきな人の詩集をめくっていたら 青じそドレッシングの匂いがした 少し開けたれいぞうこのドアから 暗闇にもれるオレンジ色に あたまをつっこむあなたが 世界でいちばん愛おしい
居場所?ああ、あるよ。 自分。俺の居場所は自分。 ふはは。 彼の乾いた笑い声を忘れないだろう。
こころのひとつに君がいて、 募った想いの分だけ大きくなった 握った手のひらとか 抱き締めて触れた背中とか 好きと嫌いは風船のようだと思った 別れれば小さくなっていくのに 消えてはいかないところでさえも だから 終わりなんて この先ずっと、来ないんだろうね。