「47の頭文字」
あのひのきみに
いまのきみは
うそをついた
えがおになりたいと
おおうそをついた
かっこうをつけて
きこえないふりをして
くがつはそんなふうに
けっこうあっというまに
ころがっていった
さかみちでこぼしたびーだまのように
しずかに
すぴーどをあげながら
せかいはまわる
そんなことはおかまいなしに
たいしたことではないように
ちょっとしたことであるように
つまらなそうに
てんきのはなしでもするかのように
とにもかくにも
なんのきょうみもなさそうに
にんげんかんさつはきょうもはかどる
ぬけないけんたいかんと
ねつけないよる
のんびりとあさひをまつ
はっきりしないあたまをかいて
ひのでをまつあいだ
ふとんのなかで
へんじのないようをかんがえる
ほんとのきもちをいおうかどうか
まったくうそをついてしまおうかどうか
みっともなくとりつくろうか
むりなんだいはきらいじゃない
めがさえてきた
もうあさがちかいのか
やはりしんいをつたえるべきか
ゆううつなあさやけ
よるのほうがあたまがまわる
らじおののいず
りせいのかくせい
るいせんのかわき
れいじのきおくをひっぱりだす
ろくじにふんのじしつのべっど
わかりきったけつまつ
を