ロカビリーのツイストで 昨日を跨いだ 最近まで開けていた ライダースのファスナーを 今日は引き上げた そんな具合に 緩く変われているのかしら 循環コードみたいに 3コードみたいに おはよう、はじめまして
道端で摘んだ花を家に持って帰っても なんだかあまり綺麗に見えない お店では綺麗に見えたあのコップも なんだか輝きを失ってるのはなぜ? そう思うけど… 案外、この世は儚いから 月は夢を見ているのかもしれない。 僕らが緑や紫、赤や黄色に見えてる色も、実は無彩色かもしれない。 そもそも色の存在なんてないのかもしれない。 そう思うと、タイムリミットのある美しさは 本物なのかもしれない。 ……本物が何なのか分からないのだけど。
正義の味方とは つまり 悪者にとっての悪者。 あくまで個人的見解。 悪しからず。
いつまでも、ガスの灯は 胸のうちに消えないで 熾火のやうに 真鍮蝋の溜まりが 不恰好に酸化してしまつた まだ、未だ、私も 何者にも成れるというのでせう
「例えば」なんて、書き出しで 言葉を紡ぎそうになるのは きっと、例えばなんかないのを知っているから だって、そうでしょう 何時だって他人事みたいに流れていくもの でも、悲観はしていないのよ ありがとう
あと どのくらいの 自分に 出会える ?
列車から降りたら 白い月が近くまで来ていて まるで、世界の終わりだった でも、きっと、本当の終わりも 今日みたいに 静かな穏やかな朝を迎えるのだろう だから何事も無いかのように 紅茶を飲みながら 朝に揺られよう
じっ と、 黙ったまま 色とりどりの衣を変えて ゆっくりと陽が降りていく 西のありかをぼんやりと追って 今日と云う日を遡ってみた 夕暮れのこと。
消えて仕舞えば楽なのに 消えることが哀しいのです。 君に言われた言葉も想い出も 忘れて仕舞えば、いいのに それでも 抱きしめて 生きていたい
カフェラテとカプチーノの違いについてぼんやりと考えながら触れた釦が指先で光りだすと、小さなコーヒーカップが満たされるのをじっと見ていた (さいきんブラックじゃないコーヒーが呑めるようになりました)