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Tell us terrible Terrors:あけて その⑱

“八尺様”が足元の泥土を掴み取りながら、ふらりと立ち上がる。それとほぼ同時、徒歩で道祖神破壊から戻ってきた王蕗が、戦場に合流してきた。
「ごめん遅く……状況は!」
「! 先輩能力貸してください!」
「え、あ、え、良いけど!?」
“八尺様”の投げた泥は、突如出現した直径約150㎝のフキの葉に阻まれた。同時にそれは吉継の姿を覆い隠し、標的の姿が視界から途切れた“八尺様”は怒りで奇声をあげながら四つん這いで突進する。そこに物陰から飛び出した4体のコロポックルが植物繊維製のロープを投げ、“八尺様”を絡め取った。
「永江くん、コピー能力なんてあったんだ?」
「略霊限定ですけど……おかげで助かりました」
“八尺様”は自らを縛めるロープを容易に引きちぎり立ち上がる。
「流石にパワーがあるな……急ごしらえじゃ時間稼ぎにもならない」
「……先輩、何とかして時間稼いでください。何か掴めそうなんです」
「……ほう? まあ構わないよ」
自然物から作られた武器を握った様々なサイズのコロポックルたちが草陰から現れ、王蕗の足元に集合する。
「さぁみんな、あいつをやっつけよう」
“コロポックル”たちが石槍や棍棒を掲げて鬨を上げ、突撃を開始した。小さな身体は長腕で容易に薙ぎ払われ、投擲された武器も有効打を与えることは無く皮膚に弾かれるが、それでも“八尺様”を苛立たせるには十分だったようで、注意を奪われ吉継への攻撃が緩む。
その間、吉継は戦線から一歩引き、静かに自身の能力と向き合っていた。
(……俺の能力【八尺様】は、俺の攻撃を最大で2m先にまで飛ばす能力。“八尺様”のあの長い腕を借りたような力。……本物の“八尺様”は今、道祖神を壊されて封印から解き放たれた。俺の【八尺様】だって、『手の届く範囲』なんて小さな世界に閉じこもっている必要、無いんじゃないか……?)
頭にノイズが走るような感覚――自身に宿る『能力』が新たな一面に目覚める感覚が、吉継の脳裏に閃く。
最後に残ったコロポックルの一団が、大きな掌で無慈悲に叩き潰される。
「準備済みの軍隊は全滅した。行けそうかい、永江くん?」
“八尺様”が腕を振り上げる姿を眼前に、王蕗が問いかける。
「……多分、行けます」
“八尺様”が限界まで指どうしを広げた長く大きな掌を、2人に向けて振り下ろした。

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Tell us terrible Terrors:あけて その⑰

“八尺様”が掴みかかる。吉継が異聞能力で払い退ける。その応酬の中、均衡は不意に崩れた。“八尺様”が長い腕を用いて足元の泥土を掴み、吉継の顔に向けて投げつけたのだ。
「っ……!」
目潰しに態勢が崩れ、その隙に長い腕が迫る。残り数㎝で捉えられるというその時だった。
「さぁぁぁせぇぇえるうううかああああっ!」
トレビュシェットから射出された潮が、“霊凛”を“八尺様”の側頭部に叩き付けた。速度と硬度、怪力の乗った一撃で、“八尺様”の巨体が大きく崩れる。
「飛んできた!?」
「王蕗先輩の“コロポックル”くんが優秀でね!」
“八尺様”が頭を振りながら長い腕で薙ぎ払うが、潮はその攻撃を竹刀で受け止める。
「はんっ、その程度の肉体で“ダイダラボッチ”を押し退けられると思うなよ!」
しかし、もう片方の腕が素早く伸び、潮の身体を掴んで持ち上げた。
「っ……」
「秋津先輩!?」
潮は囚われた瞬間、強烈な睡魔に襲われた。
(何これ……たぶん、“八尺様”の特性……耐える、無理、なら、後輩くん、まもら、なきゃ……)
血が出るほど強く舌を噛み、辛うじて意識を繋ぎ止める。
「後輩くん……! 掴まれちゃ、だめ……ねむくなる……!」
「えっ……」
「この、2.4mぽっちが……そんな、ちいさ、てで……巨人が……捕らえ、られ……か……」
潮の意識はそこで途切れた。しかし、同時に彼女を掴んだ“八尺様”の手が、地面に叩き付けられる。
【ダイダラボッチ】の異聞能力は、語部の肉体に巨人の如き『剛力』と『重量』を与える。“八尺様”が常人にあり得べからざる巨体と並外れた妖力を具えているとはいえ、山を超える巨神の質量を持ち上げるほどの怪力まで兼ね備えているわけも無い。意識を喪失して完全に能力が解除されるまでの僅かな時間、潮の小さな肉体は、敵の行動を制限する『錘』の役を果たしたのである。
(隙……!)
吉継は腰のホルスターから“霊火”を引き抜くと、ワンマガジン分連射した。BB弾が身動きの取れない“八尺様”の全身に突き刺さり、『ギャア』という悲鳴をあげて畑に転げ落ちる。身体を起こした“八尺様”の頭に載っていた鍔広帽は地面に落ち、殺意を剥き出しにした目で吉継を睨みつけている。

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Tell us terrible Terrors:死にゆくお前に中指を! 敵設定

名称:コードネーム・ハグレイ
説明:かつて“妖記廊”のエージェントを務めていた男性。任務中に剰霊能力を発動し、自滅して怪異へと変じた。
普段は人型に擬態しているが、損傷を受けるとその部位が樹木のものに近い組織で埋められるように再生する。極めて高い再生能力と強力な異聞・剰霊能力によって、討伐は困難となっている。
能力:【Who put Bella in the Wych Elm?】
・略霊:土の中に任意の『植物の種』を生成する。生成された種子は通常の速度で成長するが、異聞能力を利用すれば高速成長が可能。
・異聞:周囲に自生している植物を操作する。操作可能な範囲は、自身が接地している大地から土壌で繋がった領域のうち、自身に視認可能な範囲(実質的な最大射程は1㎞程度)。また、副次的能力として植物の存在を感知する効果もある。土壌に直接接していなければ発動できない。
・剰霊:地中から木の根が絡み合って構成された大顎を展開する。大顎に囚われた物体は、通常の腐敗の数万倍の速度で分解される。この能力は地面に接地していれば発動可能で、アスファルトや建物の基礎などで隔たれていようと、大顎はそれらを噛み砕いて出現する。

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Tell us terrible Terrors:死にゆくお前に中指を! キャラクター②

名前:慈雲寺陸斗(じうんじ・りくと)
性別:男  年齢:25歳  身長:173㎝
説明:“妖記廊”のエージェント。コードネームは“二重身”。新米時代から能力を活用して悲劇を未然に防いだ成果が多く、期待の新人として見られていた。
一人前になって初めて組む相手がふざけた地雷女で軽くキレている。能力自体はちゃんとある奴なので猶の事真面目にやってほしいと思っている。

能力:【ドッペルゲンガー】
略霊:『死相』が見える。対象の肉体の生命枯渇や、近い未来に『死亡のリスク』に遭遇する可能性を知覚できる能力。対象に付き纏う『死』の内容までは分からないものの、体内で進行する傷病に気付いたり、『命に拘る事象』に限れば疑似的・限定的な未来予知ともなり得る。
異聞;対象となる人間に接触することで発動権を得る。この権利は獲得後1時間まで持続する。発動権を得た状態で発動することで、対象と同じ姿の人型実体を召喚する。実体は発話することができず、対象の年齢相当の知能によって自律行動を行う。行動を指示することは可能だが、飽くまで行動内容は召喚体自身の意思に依存する。
召喚体が自身の元となった人間と直接対面した場合、表面に無数の小さなブロックノイズが発生する。このノイズに触れた物質は、接触した分の体積が『消滅』する。

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Tell us terrible Terrors:死にゆくお前に中指を! キャラクター①

名前:茂木加奈(もてぎ・かな)
性別:女  年齢:26歳  身長:158㎝
説明:地雷系ファッションに身を包んだ、“妖記廊”のエージェント。コードネームは“騒霊”。強力な語部であり、新米時代から数多の事案に臨んでは解決してきた。
しかし自分についてこれないバディを業務中に亡くした経験が多く、トラウマからか少し荒んだ性格をしている。能力のせいで『人が死んだ瞬間』を感知できてしまうため、『他人が死ぬこと』を何よりも嫌悪している。

能力:【ポルターガイスト】
略霊:無生物を対象として、対象物に接触することで発動する。対象に“家鳴り”や“ラップ音”のような音を鳴らさせる。音のパターンは自由に設定可能で、設定したパターンをループさせることも可能。一度能力を発動すれば、その場から離れてもラップ音は継続するし、遠隔解除も可能。また、副次的な効果として『その物体が生物か無生物か』を知覚できる。生きた生物が死亡することで“無生物”となる瞬間も感知可能。
異聞:周囲に存在する“無生物”を浮遊させて操作する。理論上、同時発動数や操作速度に上限は無いが、操作感としてはマニュアル操作に近いため、語部自身に認識・制御可能な発動数・速度が実質的な上限となる。操作可能範囲は自身から半径50m。

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Tell us terrible Terrors:あけて その⑯

作戦地点である農道脇で、吉継はスマートフォンの時計を見ながらその時を待っていた。
『ぼ、ぼぼ、ぼ、ぼぼぼ、ぼぼ、ぼ』
彼の背後からは、打楽器とも管楽器とも付かない低い音が切迫した様子で鳴り響いている。
「……思い返すとさ、“お姉さん”……いや、“八尺様”か。あれと近づいた時、いつもこの音が俺を引き戻してくれてたんだよな」
『ぼぼ、ぼ、ぼ、ぼ』
「……助けてくれてたんだな、ずっと」
『ぼ、ぼぼ、ぼ』
「…………ずっと勘違いしてたんだけどさ。お前なんだろ? 俺の『イマジナリー・フレンド』」
『ぼ、ぼ』
「…………ありがとな。もう、大丈夫だから」
背後の夜闇に振り返る。やはりそこには誰もいない。
「大丈夫だよ。覚悟の上だから。今夜、決着をつけるよ」
『……ぼ』
「応援してて」
もう、その音は聞こえなかった。代わりに農道の奥から、しわがれた女声が近付いてくる。
『け、けきゃ、けた、あけた、た、あいた、ひらいた、れた、はいれた、はいれた、あいた、あいた』
“八尺様”が上半身を揺らしながら、ふらふらとした足取りで近づいてくる。前髪の隙間から覗く黒い瞳は、間違いなく吉継を捉えていた。
「……ずっと騙されてたぜ、この村はよっぽど上手くお前を封印してたんだな。随分長生きしたようだけど、今日が年貢の納め時ってやつだぜ」
構えを取る吉継に対して、“八尺様”は約2mの距離で立ち止まった。異様に長い腕を伸ばせば、容易に吉継を捕らえられる距離だ。
「来いよ。捕まってやらねえぞ」
“八尺様”が左手を伸ばす。その手首を払い退けるように、吉継は裏拳の衝撃を転送した。強化された遠隔打撃が手首の内側を弾き、掴みを妨げる。
“八尺様”は弾かれた手を見つめて首を傾げ、右手を伸ばした。吉継は再び異聞能力で拳の打撃を飛ばし、払い退ける。
二度も防御されたことで、“八尺様”は原理こそ分からないながらも、目の前の標的が抵抗していることを確信した。その一連の攻防は、怪異の機嫌を損ねるには十分だった。
『……ろ、れろ、いれろ、つらまえろ!』
両手で挟撃するように掴みかかろうとする“八尺様”。その顎を遠隔の突き上げが捉え、仰け反らされたことでまたも攻撃は失敗に終わった。

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Tell us terrible Terrors:死にゆくお前に中指を! その⑨

駅前のゲームセンターからほくほく顔で出てきた女性が一人。所謂“地雷系”と呼ばれる出で立ちで、クレーンゲームで勝ち取ったのであろうクマのぬいぐるみのキーホルダーを右手に吊り下げた姿は可愛らしいとさえ評されよう。そんな彼女の前に立ち塞がるのは、彼女の相棒の青年。
「よう、何してんだ?」
「見りゃ分かるでしょ、『ててまるくん』ストラップ取りに来たのよ。200円で3個も取れたんだから。あたし天才」
「……そうか」
「ァによ、別に非番なんだからどこで何しようが勝手でしょ」
「別に悪いとは言ってねえだろよ。ただの世間話だ」
「あっそ」
加奈はキーホルダーの一つを陸斗に投げ渡した。
「1個あげる」
「そりゃどうも」
キーホルダーをポケットにしまう様子を、加奈は無表情で凝視していた。
「……何だよじろじろ見て」
「いや……生きてんなぁ……と」
「そりゃ生きてるだろ」
「…………6回」
「何が?」
「組んだ奴が初仕事で死ななかったの。6回ぶり。まぁあたしのおかげだけど」
「……まあ……そうだな」
「ふん、分かってんならもっと感謝して崇め奉りなさい」
「感謝も尊敬もしてんだからそれ相応の勤務態度を見せてくれよ」
「っせぇなァあたしにゃあたしのやり方があんのよ。ねぇ、あんた何か趣味とかある?」
「何だよいきなり」
「ただの世間話よ。あんたの好みに合わせてやるからちょっと一日付き合いなさい」
「ただの世間話じゃ済まねえじゃねえか。……他人付き合わせられる趣味か……」
「何、他人に言えない趣味とかあんの? この変態」
「無ぇしあったとて言うかバーカ」
二人はつつき合いながら、休日の街へと消えていった。

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Tell us terrible Terrors:死にゆくお前に中指を! その⑧

数十万や数百万では足りないほど大量の粒子を、樹木組織を削り飛ばせるほどの高速で回転させ続ける。その暴挙は、人間一人のキャパシティには余りある情報量だった。
「ッ……ぐ、ッァ……、……!」
脳の酷使と精神への重圧に苦悶する加奈の鼻から、赤い液体が垂れ落ちる。
(駄目だ、まだ止まるな、まだ残ってんだろ身体がァ……! 今止めたらそこから再生する! 削りきれ、殺しきれ、最期の一片まで!)
呼吸は乱れ、心拍数は張り裂けんばかりに上昇し、目の前に火花が散る。
「づ……ッ……?」
一瞬、意識が途切れる。無数の砂粒が制御を逃れ、重力に引かれて降り注ぐ。
(駄目だ、駄目だ、回れ脳味噌、あたしが殺らなきゃまず後輩が死ぬ! ここが崩れりゃもっと死ぬ! 動かせ、早く、再開し、ろ……)
「もう終わりだ、相棒」
「……ぁぇ?」
恐らく気を失っていたのは数瞬であったのだろうが、気が付くと陸斗が後ろから身体を支えていた。ぼやける視界の中、敵の姿を探すと、数m先で“ハグレイ”に抱き着く“ドッペルゲンガー”の姿があった。分身もまた砂嵐に削り飛ばされ、衣装は破れ全身を血に染めており、片脚も千切れ落ちている。
「あとは“ドッペルゲンガー”が、消し飛ばす!」
分身の体表に発生する無数のブロックノイズが、“ハグレイ”を一口ずつ飲み込み、消失させていく。“ハグレイ”は両腕を再生させて抵抗しようと藻掻くが、その動作の一つ一つが削り飛ばされていく。やがて体幹部は完全に消滅し、残った両腕も投げ上げられた後、振るわれた掌に走るノイズに一片残さず削ぎ消された。
「……おわった?」
「ああ、終わりだ」
「…………そ」
加奈は消え入るように呟くと、陸斗の腕に完全に体重を預けた。
「重い」
「…………」
「……おい? “騒霊”?」
「だっこ」
「幼児退行してんじゃねえか」
「うっさぃ。めんどぃ。あたまきかない。はこんで」
「……車呼ぶから」
「やだ。『ててまるくん』とりいく」
「……俺が行くからお前はさっさと帰れ。コインロッカーの鍵寄越せ」
「ん」
ポーチから取り出した鍵を陸斗に押し付けると、加奈はそのまま意識を手放した。

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Tell us terrible Terrors:死にゆくお前に中指を! その⑦

“ドッペルゲンガー”の体表に、無数のブロックノイズが発生する。『同一人物』との対面によって発動する副次的効果だ。
(これこれェ、こいつが欲しかったんだよ……この『触れたものを全て消し去るノイズ』が!)
「前衛は任せるぞ、“あたし”!」
“ドッペルゲンガー”が頷き立ち上がる。振り返り相対するは“コードネーム・ハグレイ”。躊躇なく駆け出した人型が土の地面に触れたと同時、“ハグレイ”は『大顎』でそれを捕食した。しかし次の瞬間、大顎は内側からノイズに削り飛ばされて崩壊し、中から無傷の“ドッペルゲンガー”が現れる。その後も木の枝や蔦草の迎撃が差し向けられるが、その全てがノイズに呑まれて削ぎ消える。
彼女の全身に走るノイズは、決して『常に全体を覆っている』わけでは無い。しかし、全体に不規則に発生しては消えるノイズを回避して直接攻撃を命中させることはほぼ困難であり、結果として彼女に向けられた攻撃の悉くが防がれるのである。
遂に“ドッペルゲンガー”は“ハグレイ”の眼前にまで接近した。“ハグレイ”は徒手格闘による抵抗を試みたが、その手足も消し飛ばされ、対応を回避に限定される。
(っし、捉えた……!)
「仕上げだコラァッ!」
“ハグレイ”の足元から砂塵が巻き上がり、“ドッペルゲンガー”諸共包囲する『結界』となる。範囲内では無数の砂粒が高速で循環し、領域内の物体全てを鑢にかけるように削り取っていく。
(0.1秒かからず再生するってんなら、それより早く間断なく! 塵も残さず削ぎ続ければ良い! あたしはこの『砂粒全て』を、ヤツが死ぬまで回し続ける!)
当然ながら“ドッペルゲンガー”も砂嵐に巻き込まれているのだが、ノイズが盾となり“ハグレイ”の受ける損壊よりも被害を軽微に留めている。更に彼女の放つ格闘攻撃が“ハグレイ”の肉体をノイズによって並行して破壊することで、敵の肉体は急速に崩壊していった。