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連歌企画について

皆さんこんばんは。どうもお久しぶりのmemento moriでございます。
さてさて、タイトルにもございます通り、連歌の話をしたいと思います。

四月から始まった連歌でしたが、当初十周という無謀な目標を設定していたのに対して、僕がトンズラしている間にはたりと止まってしまって二周、というのが一応の現状です。
そこで、やむなくといいますか、このままふわふわとしたまま自然消滅、という形よりも、きちんと締めた方がいい、という僕の主観から、一旦ここで打ち切るということにしたいと思います。

反論等ございましたらこの書き込みのレス欄にお願いしたいのですが、今週中に無かった場合、正式に打ち切り、としたいと思います。
残念ではありますが、今回で終わりということにはしたくない、というのも正直なところでございます。第二回をお待ちいただくか、いっそ主催をお願いしたいです。(僕の仕事も減りますしね笑)

あと、業務連絡ですが、近いうちに第二回ショートポエム選手権を開催したいと思っています。こんなお題がいい、審査員をやりたい、もっと縛れ、弛めろなど、様々なご意見、お待ちしております。そういったこともこのレス欄にお願いします。

ではでは。ブロッコリーはマヨネーズ和え
memento moriでした。

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SCENE

「あの。気付いてますよね。」
「…ごめん」
クラシック・ギターを立てかけて
僕は居直った。
「…やっぱ帰ってもらえn」
「嫌です」
「そうですか」
「ご覧の通り私は、妖精です」
「僕の知ってる妖精じゃないのですが」
「カワイイ系ですか?エロい系だと思ってました?」
「予想はカワイイ系、希望はエロい系です」
「正直に話しさえすれば潔いとでも思いましたか?」
「すみません」
「そもそも人の形で現れてあげただけ優しいと思っていただきたい。本来妖精に形はありません。」
「神様と同様にですか」
「ええ。神もまた、形なきお方です。」
「…で?僕に何の用ですか」
「なんだと思います?」
「は?めんどくさい女ですか」
「すみません。」
「何の用ですか」
「シックスセンス、知ってます?」
「ええ」
「それをあなたにあげちゃいまーす!いえーい、やったー。」
「…」
「…どうされました?」
「…いらないですね」
「え?シックスセンスですよ?第六感。あなたにはその素質があるのです。こうして私と話せていますし。」
「勉強不足だなー。妖精さん。僕にはもうシックスセンスがあるんですよ」
「え?」
「っていうか、だいたいテンセンスくらいあるかな」
「はい?」
「だからこうして…」
「…え?…あ、もしかしてぁ…」

ざらっとした風が吹いた。

「神様は人の形なんかしてないけど、悪魔はそーでもねーんだ。勉強不足を悔やみな。妖精さん」

はいカット

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とある姉弟と紅眼の。

ピピピッ、ピピ、
いつものように鳴った目覚ましを止め、おれはまだ眠い目をこすろうとした、が。「…おはよぅ…」
「…!」
声のする方―つまりおれの左隣に顔を向けると、そこにあったのは血よりも鮮やかな鮮紅色。
「…ふふ」
「…お前…」
おれは明らかに人間のものではない紅い眼の”それ”から、思わず目をそらした。
「お前、いい加減他人の布団で寝るのやめろ」
「やだ」
「どうして…」
「すき」
相変わらずのラブコール。まじで嫌なんですけど…
少し前の雨の日、行き場をなくして路頭に迷っていた”こいつ”をおれは拾ってしまった。
ただケガをしていたから、ちょっと手当てだけするつもりだった…のだが、
「これ結ぶのてつだってー」
どうしてこうなった。
「それぐらい自分でできるだろ、てかやってほしいだけだろ」
「うん」
最初は人間だと思っていた。
でも、家に連れ込んで顔を見たら、カタチこそは人間だったものの、その鮮やかな紅色の眼、そして黒々としたコウモリのものそのものと言える羽根を見たときにやっと気づいた。
コレは人間じゃない。
もちろん当の本人は、自らを「悪魔」と称している。でも「悪魔」は人間が勝手につけた呼称だから、もっと言うなら「悪魔と呼ばれるもの」が正しいか。
この時点でちゃっちゃか追い出せばよかったのだけど、こいつを見た双子のアネキが家にいていいよと言い出したから、そのままここにいる。
ちなみに仕事で遠くに住む親はこいつを知らない。いずれ紹介しなきゃいけない時が来るんだろうけど…その時はどうしよう。どう説明すりゃいい⁇
「…ほら、これでいいだろ」
「うん、ありがと」
「朝は時間ねーからあんまり頼むなって」
「でも…」
”こいつ”はついさっきおれに結んでもらった、シャツのリボンの端っこをいじりながら呟く。
ちなみにこのシャツは双子のアネキの。あと一応言っておくが、こいつは♂だ。
性別が分からなくなるぐらいの見た目をしているのは、多分人外だから。
「おぉ2人とも、今朝も仲いいねぇ」
リビングに入ると、双子のアネキがキッチンからこちらを見て笑う。
返す言葉がないおれは、後ろから抱きついてくる”こいつ”を見やった。
ふとおれと目が合った”こいつ”はくすっと笑って呟く。
「…すき」
そういやこいつのすきって…⁈

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混沌の魔龍

「一生の不覚...落ちた...あんな見え見えだった穴に...」
少しが語弊あるようだから解説すると、はしごのかかったクレバスの片方が滑落し、そのまま重力のままに落下したといった具合だ
「立てねぇ...腰やったかなぁ...」
まぁ数十メートル落ちたのだから当然である
むしろ、生きてるだけ幸運だったのだ
まぁこいつはその幸運を無下にしてそのまま寝てしまった訳なのだが...

あれ、暖かい。どこだ、ここ?
「起きたか、まったく呑気なヤツだ。普通あの状況で寝るか?」
異形のドラゴン...いや竜人がいた
というのも、髪に隠れた片目が潰れてる上に角も左右で色や形、それに向いてる方向が違うしおまけに翼(?)みたいなのも左右で若干特徴から違う
総じて不気味な姿だ
「さて、何であんなところで寝てたんだ」
「落ちまして...」
「落ちた?あぁなるほど」
そのまま何かを始めた。何をしてるかは見えんが
「あの、助けてくれてありがとうございます。私はクピト、あなたは?」
少し考えて
「ケイオン」
「ケイオン?まさか、『天帝ケイオン』?」
「...今はただのはぐれ者だ」
天帝ケイオン、先の大戦の英雄。竜化の術を使える一族の出身なのだが紆余曲折あって人に戻れなくなったとの噂。その後、栄光をすべて捨てて失踪しそのまま狩られたとの噂だったのだが...
「俺を知ってるってことは帝都から来たのか」
「あぁ、まぁしがない商人さ。あんたこそ、帝都では死んだことになってるんだが」
「そうか...つまり、エルシオンは失脚した訳か」
「いや、残念ながらまだトップだ」
「そうか」
そのまま次の日まで会話は無かった

結局数日お世話になった
ほとんど彼のことはわからなかったけど、とにかく親切にしてくれた。
さらに、山の中腹まで送ってくれた
「ここをまっすぐだ、そうすれば帝都に帰れる」
「ありがとう、ケイオン。恩返しできないのが悔やまれるよ」
「それならいい、俺の趣味じゃない」
一息おいて
「それに、このザマだ」
「なぁ最後に、終戦の時に何があったか教えてくれないか?」
「なぁに、ヤツの罠にかかっただけだ」
「ヤツ」が何か聞こうと思ったが、有無を言わさずケイオンは飛び去った