息苦しくなって 夜の街へ飛び出した 纏わりつく熱気が やけにしつこくて 無意識のうちに 胸ポケットの中、煙草に手をつける そっと口元に近づけた ライターの火 何故だか美しくて、綺麗で 汚れきった私の心は 久々に「涙」を思い出した
なんか心が荒んだ時 私はそっと火をつける 燻らせた煙 アナタとの事を煙巻いて 全部忘れてしまうのよ 「何にも上手くいかないなぁ」 何度ぼやいたことでしょう 「もう、いいや」 って アスファルトの上 煙草を擦り付けて ため息ひとつ アナタのいないアパートへ帰る
踏み入れた 足の先 冷たい感触 駅の裏 壁は既に 誰かのキャンバス 蝉の声が 頭の中を掻き乱す 「もう、いいでしょう?」 そっと瞼を閉じ その場に跪く ただ 肩に触れた 雨粒だけが 私を癒す
大人になんと言われても 自分の信じた道を行け なんて言葉じゃ 足りなくて 繰り返される自問自答 先に待つのは 不安だけ 初めて自分と向き合って 「何処へ進む?」 何度もいったり来たりした思考の先 辿り着いた答えこそ 本当の自分だって 気づけたんだ 「世界は何も真っ暗な訳じゃない」 僕らは シャボン玉みたいに繊細な それでいて確かな 『輝き』
嫌われるのは嫌なんで 相手の言葉鵜呑みして 独りで歩むにぁ 酷だから 群れて生きるが 人の性 いつしか自分が消えてって 訳もわからず突き進み 気付いたころには 前後不覚 鏡に映る私は獣 人であった時の事など 等の昔に御臨終 終
先のミエナイ暗い道 青行灯は闇の中 あの階段は螺旋のようね 下へ下へ 奈落の方へ 錆び付き 傷つき 辿り着く stairs tears dorp down 嗚呼、 何処までも 果ては哭く 響く少女の嗚咽 嗚咽 何処までも 果ては無く。終
私の知らないところで 言葉が、感情が行き交う 私の知らないところで 繰り広げられる物語がある 不器用な私たちには生きづらい世界 様々な世界が幾重にも絡まって、私たちの価値観を規定していく あるはずのない、ぼんやりとした まるでアスファルトに揺らめく蜃気楼のような 不安 終