懐かしさには一筋の涙 恋焦がれ届かなかったあの夏の一節が 今も私を浸してる 君の笑顔と寂寥感 夢の中でしか君の隣を歩けない私の 軟弱な思考 もう君なんて忘れたいのに あの夏の風が再び通り抜けた
駅の雑踏の中で 君の残像を探して目をこらす 居ないと分かっているのに 君に会いたくて 寂しくて 今ここに君がいればいいのに 君の住んでいる所へ向かう電車を 恨めしく眺める
開け放った窓 しゆりと風が部屋に立ち寄り 白いカーテンがはためく 何処からとも無く聞こえてくる オルゴールの音色と風鈴の融合 ぼんやりと浮かび上がってくる 夏の記憶の向こう側 蒼い空と手を繋いだぼくときみの影
しとしとしとしと 夜だけやってくる君の足音聴きながら ゆらゆらゆらゆら 夢と現実の狭間で微睡んでる ぱらぱらぱらぱら 君の声が子守唄 すやすやすやすや ふんわり包まれてまたあした。
無意識に垂れ流される優毒 目に染みる夕焼けの橙色 胸に突き刺さって抜けない言葉のナイフ 君が苦しくても 辛くても 後ろ向きでも 今日を生き抜いて 朝日を迎えたから そんな毎日を繰り返して 生きていてくれたから 僕は今君に出逢えた 死亡原因最上位は情報過多 溢れる嘘に翻弄される餓鬼 画面越しに馴れ合い合戦 僕はここじゃない何処かに 進まなきゃいけない 生きなきゃいけない いつか君のもとへ行くために 君にまた出逢うために
一年も君の不在を引きずることになるとは思わなかったよ。
来るはずのない君からの電話を待っていた。
烏の鳴き声で目を覚ます 靴ひもの切れた靴を履いて扉を開ける 清々しい青空なのに街には人がいなかった 悪い夢の延長のような世界 死にたがりの今日は続き 生きたがりの命は散りゆく 「どうして僕じゃなくてあいつが死んだんだろう」 真っ赤な月を見ながら帰路につく 割れたコップで後悔を創る 戻りたくもない過去と真っ暗な未来 狭間で申し訳程度に息をするボク 何処かで誰かがわらった声がした 何処かで君がわらった気がした
たった二文字 されど二文字 声に出したら壊れちゃうから また、 そっと心の奥底にしまい込む
そこに到達できるかできないかなんて知らないし 自分が何かのために一生懸命頑張れるなんて思えないけど 諦めるとか諦めないとかじゃなくて 叶えられる叶えられないとかじゃなくて 「夢」、持っててもいいんじゃないかなって そう思えるようになった 人に笑われたら一瞬で壊れてしまいそうな軟弱な夢だけど それでも持っていたくて 人に知られないように心の奥底の大事なところにしまい込んで 時々そっと取り出して一人にやにやする時間が大切でたまらなく好きな時間