夏の陽射しに思い出す歌がある 孤独に酔いしれてたあの夏の歌 遙か昔のようで 未だに囁いてくる羞恥心と 微かな初恋の痛みに苦笑い 歩道橋の上で差し込む西日と目が合った 戻りたくは無いけれど無性の懐かしさ 泣いて 笑って 死にたがって あの夏 確かに私は生きていた
ごわっと風が吹いて 分厚い曇が天井を覆う 高く高く飛んでいるはずだったのに ざわめく木々 旅する葉っぱ くるくる くるくる 巻き取られて 他人事のように雨が降り始めたとき 遠く遠く ここじゃないどこかへ行かなきゃいけない
i love youに代わる言葉を探している
ありふれた恋に泣き寝入り
やさしいきみが これ以上傷つかないように そばにいたかったのに 今日も月の向こうを眺めてる
絶望を溶かし煌めく夜のカクテル 宵の明星と杯かわし甲高い音を響かせる まわるまわるまわってゆく 地球の上で踊る 落ちて落ちて落ちてゆく 流れ星の行先は 朦朧とした視界と動かない頭 今日で終わる世界を夢みて 眠りにつくのです 噎せ返るようにな金木犀の香り 瞬く街頭と商店街の共鳴音に片頭痛 まわるまわるまわってゆく 落ち葉と共に踊る 沈んで沈んで沈んでゆく あと少しだけと もう少しだけと繰り返す この延命措置にいつまで 騙されてくれますでしょうか ゆるりゆるり 月とおわかれの時間です
喉の奥で空気が固まって焦るように吐き出した言葉は 浮ついていて私の知る響きではなかった ズレていく呼吸を戻そうにも 正解はとうの昔に見失っていたようです 歪んでいく視界に心地良さなんて感じて さっきのことですら思い出せなくなって 落ちていくことへの抗いの意味を見失って 隙間だらけの私の心に木枯らしが駆け抜けた 秋ですね、冬眠の準備を始めましょう。
誰の目にも止まらぬような 静かに佇んだ言葉 秋の風が吹いて 名残の風鈴がちりん そう遠くない未来に 別れというものがやってくるような気がして 告げなければいけないような気がして きっとその日に わたしはわたしで居られなくなるのでしょう 流されゆく世界の片隅で 私の言葉に目をとめた貴方も この雨に乗せてどうかお忘れください
君とこの代わり映えのない日々を重ねてゆきたいと思うのです。 分かち合いたいと思うのです。 あい、してる。 口に出せないから空気に溶け込ませてお届けです。
消えつつある柔らかな灯火に 抗う必要も危惧する必要もないのかもしれないけど 私の青春の最後の1ページが閉じられていくようで 少し寂しさを感じている抗いの言葉を ここに置いていきましょうか。 緩やかに落ちていくことばと共に 君がいたことすら消えてしまわないことを祈りつつ。