友達は私を褒める。 「絵、上手!」 「え、本物そのまんま!手にコピー機ついてるみたい!」 喜んで言っているのは分かる。 でも、私の努力を機械の力に例えられても嬉しくはない。 それでも、友達は私を褒める。 これを私は気づいてしまったから、余計に話し辛くなった。
何が悪いの? 私は他人に認められたい… 私は間違ってるの? 他人以外に対外評価なんて存在しない… あなたは正しいの? 信じたい…あなたを、あなたの評価を… 私はここにいていいの? ねぇ…誰か教えてよ、認めてよ! この自意識は多分変わらない… 私が私であるために変わってたまるか!
見上げれば空がある 晴れの日も 雨の日も くもりの日も いつも僕を見ている こんなに近くにあるのに どうして触れられないのだろう 遠くには空がある 笑う日も 泣いた日も どんな日も いつも君を見ている あんなにたくさんの星を従えて 空はどこへ行くのだろう
とんでもなく甘いのに ちょっと苦い あなたのそんなとこも好き。
照り付ける日射しの中 あなたの隣を歩く 僕はそれについていく 適当に生きていたら 気付けば夏になっていた 木漏れ日の中に 言葉を探すけど見付からなくて 暑いですね、とか つまんなすぎるよな あなたは少し笑う そうだね、って 何気ない一瞬すら 全て書き留めておきたい程 あなたが愛おしい 生ぬるい風が頬を撫でる 蝉が五月蝿いほどないている まだ帰りたくないな、 なんてね あなたは困ったように笑う それでももう少しだけ あなたの傍に居たいんです いいかな?
あなたは僕の全てなのに 僕はあなたの全てじゃない
今日もまた、 あなたの笑顔に 少し救われた。
ふいに涙が零れてくるのはどうして? 未来が怖くなるのはどうして? あなたのことが好きなはずなのに 辛くなってしまうのはどうして? 悲しくなるのはどうして? そのくせ幸せを願ってしまうのはどうして?
昔の自分は強くなりたかった こんな人には絶対になりたくなかった それなのに。 僕は大嫌いだった大人に 近付いていってしまっている あぁ、なんて情けないんだろう あぁ、なんて不甲斐ないんだろう 弱くて怖がりな僕は結局 楽なほうを選んでしまう 自分を殺したまま そうだ、僕は こんなことをするために生まれたんじゃない 自分の声 聴こえないふりしちゃだめだ もっと自分に正直に 自分に嘘を吐きたくはないんだ もっと、自由になっていいんだ
この世に嘘がなかったら きっともっと残酷な世界になる