薄荷のあめ玉そっと転がして、 透き通っていく空をみてた 紡いだ言葉は規則正しくなんてなくて 不器用なほど不規則だけど 息をするのと同じ様に僕ら 言葉を紡ぎ合うのだから 悲しくても嬉しくても 泪も笑顔も 言葉にしてしまう詩人なんだきっと 透明な花束を君に、 ((先を歩く貴方に寄せて))
転んだ後の、 立ち上がり方を覚えたのはいつだっけ 擦りむいた膝小僧に滲んだ血を見て こんな所まで命は行き渡っているんだって 久し振りの痛みと一緒に思い出したんだ 転んだ僕の手を引いて 歩いてくれたあなたの優しさが 確かに僕の細胞を生かしていること 心臓を動かしていること 僕が生きていること それだけで十分だって 思い出せただけで 僕は明日も、きっと生きていける
とうめいが増した空を見上げて 時間が連れて来た光が 網膜に届いたら 今はきっとそれが幻でも 信じられそうな気がしたんだ 吸って吐いてを繰り返す 起きて寝てを繰り返す 限りがあるこの心臓に、記憶に、 あの日確かに 君と僕が笑いあったことだけが 永遠な気がしていた
実る前に落ちて割れた ガラスの破片は ちゃんと朽ちて 地に返ってくれるだろうか いつになく、らしくなかった恋でした。 本当は、もっと上手く笑えたし 本当は、あんなこと簡単に言ったりしないし 本当は、もうちょっと食いしん坊だし きっと偽物だったのね 何も知らないまま 足跡消して去った貴方を いつか後悔させてやる為に 今はまだ泣かない
緑が新しい夏を連れてきたあの日、 瞼の裏に残ったままの記憶を辿って 逢いに行くよ 呼吸するように唄う あなたのことが 好きだから、 四畳半を飛び出して、 あの恒星を目印に 逢いに行くよ ((明日、BUMP OF CHICKEN、 PATHFINDER宮城公演行ってきます!! 1年とちょっとぶりのBUMP先生、楽しみ。))
柔い肌に触れたくて そっと手を伸ばす 幸せはつかめなくて良いものだって 小さく呟いた 淋しそうな横顔に見惚れてた 君の泪はきっと 誰よりも深い透明だよ 人工的なエイトビートで 世界が回るなら 僕が君を幸せにするよ
音を消した後イヤホンを外さないのは世界が五月蝿いからじゃない。 自分の中の声を聞き逃さないため。 磨り減った踵のローファーで 夜の街をずんずん歩く 冷たい風が煙草の匂い 今のあたしに 何にも怖いものなんてない。
私と貴方の間にあるのは マジックミラーの壁一つ 貴方の側から私は見えない 貴方が必死で私を捜すのを やがてゆっくり諦めて 新しい恋を求めるのを 私はただ眺めてる 映し鏡の私達 失くした痛みも 薄れた先の諦念も 同じ様に育てていった 私と貴方の間にあるのは マジックミラーの壁二つ 灰色に透ける鏡から 真っ黒な壁を眺めてる