キミが好きです。
出会った瞬間に、キミを好きになった。
似合わないセリフに
似合わない服
女の子になりたくて、
可愛くなりたくて、
キミのために頑張った。
キミは私のことなんか見てない、そんなこと、とっくに気付いてます。
それでもやっぱりキミが好きで、諦められなくて、キミのとなりにいたくて、こんなに私の中にキミがいる。頭はキミののことばかり。キミのことが好きじゃない私なんて、想像できないし、それは私じゃない。
だから、もう少しだけキミのとなりにいさせて。
服を選ぶ時も
曲を聴く時も
髪をとかす時も
考えるのは君のこと
君はこの服好きかな
君はこの曲好きかな
君はこの髪型好きかな
私服で会う予定なんてないのに
一緒に音楽聴く予定なんてないのに
髪型なんて見てくれないのに
私の日常から君はいなくならない
涙や汗を雨としよう。
夢や目標を種としよう。
種が無い所に雨が降っても意味がないだろ?
雨が降らなければ種は育ちにくいだろ?
逆に雨が降りすぎても育ちにくいだろ?
芽が出るまで時間がかかるだろう。
幹が育つまで時間がかかるだろう。
それでも芽をださない種は無いし
幹とならない芽もないだろう。
花が咲くまで多くの時間が必要だし
花が咲くまで多くの水が必要だろ?
どんな木でも最後に必ず花が咲くんだ。
莫大な時間を費やして花はいつかは凛と
咲き誇るんだ。
咲き誇るんだ...
そしてそれと同時に劣化も始まる。
この世には咲いた花が枯れないことは無いんだ。
ひらりと宙を舞い...
いつの日か地へと堕ちてゆく。
その姿は悲しく切ないだろう。
それは咲き誇れば咲き誇るほど。
だけど忘れないでどこかで必ずどこかで
受け継がれるだろう。
アナタが咲かせた花の...
種を。
こうして世界は廻り廻るんだろう。
ひっく、ひっく。すっかり聞き慣れた泣き声に目を覚ますと、案の定、となりで寝ていたはずの彼は居なかった。ひっく、ひっく。カーテンの隙間から差し込む月光に照らされた壁掛け時計は、午前三時の少し前を指している。
ひっく、ひっく。ひっきりなしに響く悲歌の音源は言うまでもない、閉めきったこの寝室の外、冷たい廊下にうずくまっているであろう彼の唇だ。ひっく、ひっく。なるだけ音を立てないようベッドを後にした私は、私と彼とを阻む扉をそっと撫ぜる。
ひっく、ひっく。先ほどよりもずっと近くに、ずっと鮮明に聞こえるそれに、なんだか私まで泣き出してしまいそうだった。ひっく、ひっく。彼の夜泣きがいつから始まったものなのかも、その原因も、彼と肌を重ねるだけの仲である私は知らない。
ひっく、ひっく、ひっく。尋ねられるはずが、ないのだ。
ひっく、ひっく。彼が時々、私の名前を呼び間違えることも。ひっく、ひっく。彼が密かに持ち歩いている、四隅の丸まった写真のことも。ひっく、ひっく。そこに写っている、柔らかな笑みを浮かべた女の人のことも。ひっく、ひっく。彼女が私と同じ、長い黒髪をしていることも。
そして、シオンの花束を抱えた彼が時折訪れている、墓地のことも。
ひっく、ひっく。何も聞き出そうとしない私と、何も打ち明けようしない彼は、きっと似た何かに怯えている。ひっく、ひっく。最早どちらのものなのかもわからない泣き声を聞きながら、私は、私と彼とを阻む扉へ縋りつく。何も知らない私は、何も知らないくせに、私と彼とを阻む扉へ縋りつく。
ひっく、ひっく、ひっく。畜生、畜生、私をこんなにも弱虫にしやがって。ひっく、ひっく、ひっく、ひっく。
『ガラシャは貰って行きます』
この夜、文紡は三味線を弾いていた。
弾いているだけでは良かったのだが、つい熱が入ってしまったのだろう、三時頃まで寝ずに弾いてしまっていた。
文紡が時間に気付き寝支度を始めようと思った時、窓際に思わぬ来客があった。
その来客とは、
大魔法使い『ユリ・ロトウ』である。
「へロー無垢な奏者くん。突然だけど伝言を頼めるかな?」
文紡は状況がいまいち読めなかった。
目の前にいる大魔法使いの事は知っている、
でも何故ここへいるのだろう、
彼女はファヴァーに引きこもっていた筈だ。
文紡は考えるのを止めて訪ねた。
「はい、何でしょう?」
「いいね、じゃあ言うよ。
ガラシャはここに帰ってきたくない様です。
それで、私ユリと共に旅をしたいそうです。
ガラシャは貰って行きます。
......と、八千代さんに伝えて貰えるかな?」
と言ってユリは消えてしまった。
暫くして文紡は思考を取り戻した。
「.........どう伝えよう。どうやっても大事になるな。」
結局、文紡は夜を明かす事になってしまった。
To be continued #43 「唄あはせの便り」
P.S.たまには追記も真面目に書かないと。
なーんてことをしたら載りませんでしたでした笑
やっぱりいつも通りが一番だね!!
なーんていっつもハイテンションで書いてるけど。
現実の俺は友達から「気がついたら萌え尽きてそう」と言われるくらいローテンションの根暗なんだよな......酷いね笑
でもここでパラドクスが生まれるんだよな。
俺がこんな奴じゃなかったら幾分か人生は初月なんだろうけど、それだと俺の大部分の構成要素である文学とか漫画とかゲームとかとは縁が遠くなってしまっているだろうからそれはそれで幸せなのかってなるんだよなぁ。
やっぱりいつも通りが一番だね笑(2回目)
紺色の空には、黄金色のハチミツを。
時計の針が、明日を告げた時には爽やかな檸檬を。
泣きたくなるくらいの想いの一つのくらい、昨日に置いてきてもいいじゃないか。
今日の想い、一つ一つを黄金色のハチミツと爽やかな檸檬と一緒にお湯に溶いて。
目を閉じたら、そこはもう。
昨日も、今日も
大して変わりなんかないのに、
ただ歳をとるだけで、
「おめでとう」なんて言われるのは、
いくつになってもくすぐったい。
揃えたてのメイク道具に、
初めての手を伸ばすなんて、
去年の私は考えもしなかったろうに。
覚えたてのお化粧は、
少し背伸びをしているみたいで窮屈だけれど、
これもいつかきっと、日常になるんだろう。
ガラスの靴なんか履けやしないけど、
大人の階段登るシンデレラは
こんな気分なのかな。
17歳だった私にお別れを告げて、
少しの胸の高鳴りと、
ケーキの上の苺を頬張って、
18歳になる。
((私事ですが、先週、18歳になりました。笑何にも変わりやしませんが、いつまでもずっと、この掲示板が大好きです。))