真実なんて意味がないって、
そう云うきみのウソなんて必要ないんだ。
泪なんてただ棄てるだけのものだなんて、
ほんとに大事なものも知らない癖に。
世界が終わる十五分前、つぶやいた今夜のこと。
(今日は記念の日。)
(この六年間と云うもの、ポエム部にはお世話になりっぱなしですね…)
(来年もどうぞよろしゅう。おやすみなさい。)
透明な朝日に包まれて、
目を覚ます街を見てた。
だんだん色付いて、呼吸を始める街を。
ビンの底から見る世界は、
貴方には何色に見えましたか。
水の中から見る世界は、
貴方には何色に見えましたか。
明日も明後日も、
変わらずに続く未来なら、
色んな世界をみつめていたい。
((なんだか1年あっという間でした。))
((「2015」のまとめを作ってみました。お時間のある時でも、気が向いたらでもいいので、覗いてやってください))
((良いお年を。))
あなたが生まれたとき、周りの人は笑い、あなたは泣く
あなたが死ぬとき、周りの人は泣き、あなたは笑う
つまりこういう事なのね。
誰かが教えてくれたことを、今度は私が伝えたい。
『ティータイム』
そこには、一つのテーブルと三つの椅子があった。
紅茶の余韻が部屋を包んでいた。
「やぁ皆、少し時間を覗いて見ないかい?
此処で、何が行われていたか。
おっと申し遅れたね、私の名前はアドルフ。
図書館の『目録』だ。」
芳醇な魔法の香りが部屋を包む。
なかなか力を入れているねと真弓が言い、
こんなの入れるまでも無いわと知識が言い、
「やぁ、皆。と言っても僕を含めて3人しか居ないんだけどね。」と管理人は敢えて空気を読まずにティータイムを始めた。
知識がそう言えばと言うのを、
管理人は「聞きたい事があるんだね。そうだな...例えば何故この会を開いたかとか?」と無邪気に返した。
知識はそうねとだけと言った。
「皆、どうだったかい?解らない事だらけだよね。それが普通の事なのだけれども。」
アドルフはぴょんぴょんと跳ねる。
「それでいいんだよ、今日は一巡の節目。
無礼行だって許されるだろう。」
To be continued #54 『助手【ミコト】』
P.S.さようなら2015年。
まぁ特に惜しくもないがな!
気がつけばイルミネーションにBGM
そしてカウントダウン
もうこんな季節か
卓上のカレンダーは4月で止まっている
来年を迎える準備をしなければ
思い返せば今年もいろんなことあった
時には苦しみ時には悲しみ
でもやっぱり最後には楽しかったって言える
来年もどうかよい年でありますように
※みなさんの来年も楽しい年になりますように♪
人間不信なんて悲しいことねと
したり顔で頷かないで
分かったようなこと言うくらいなら
貴方のことを信じさせてよ
わけないはずよ
たった一言 それだけでいいの
だって私は いつだって
ほんとは信じてみたいのだもの
年が終わる、時間が早い、あの頃は、長かったのに、心を忘れてきたのか、ならば、どこへ、どこから狂ってる、それが、わからない
冬の晴れの日は空気がきれいで、頬をかすめる度、この季節の温度を身体に刻む。
新たな始まりと新たな終わりをつげる日にあの人のことを想うと、なんだか難しい問題を解いているようで、すこし居心地が悪い。それでもまた想ってしまうのは、居心地の悪さなんかより大切なものがあるから。
だから、よろしくね。来年も。
通路を挟んで隣の席から「富士山が見えるよ!」と声をかけられた。私は背筋を伸ばして窓の遠くを覗く。どこにあるの?「ほら、富士山!すごい!」私には見えない。諦めてダランと座る。ふと横を見ると、低くなった目線でようやく富士山がわかった。さっきまでの高い目線だと、窓枠の、さらに上にてっぺんがあって、見えなかったのだ。いや、実は見えてる景色全部が富士山だった。暖かい冬のせいで積もる白が少ない山頂を見上げ、(あ、私は今太宰治と同じ気分だ)などと思う。(勝てないなあ。自然には、勝てないもんだなあ)
顔も名前も声色すら知らないのに
笑って泣いて震えるほど共鳴して
いつの間にか落ちていた
宛名不明の貴方の恋文に
私の名前を書き込んだ
ほんの束の間の幸福に浸った
宛名不明の私の恋文に
貴方の名前を書いては消した
決定打を打つのが怖かった
住んでるところと仮物の名前
綴られてゆく貴方の世界
それだけが私の中の貴方の全て
だけどそれで充分だった
貴方にその世界に
身を焦がしてしまうには