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どしゃぶりのバス停で 7

それから放課後になり、部活が始まり…
やっと部活が終わった。
もうヘトヘトだ!
テニス部って、楽に見えて、速く走らなきゃならないし、普段と違う体の使い方をするから、疲れる。
バス停に着くなり、ベンチに座った。
だらしない姿なのはわかっているけど、疲れには勝てない。
あ、そういえば。
こないだ、本屋さんで買った、西田そうたの小説を、まだ読み終わっていなかった。(その小説は『空の旅人』。)
西田そうたの小説は、ジャンル的にはミステリーだ。
でも、ちゃんと人間が描かれており、なんだか切なくなる結末になることが多い。
私は、彼の小説を読んで、たくさん泣くのが好きだ。
西田そうたは、顔が 非公開で、年齢や出身地も公にはなっていない。
私は、彼のことを、勝手に一人暮らしの老人、と考えている。
なんとなくだけど、小説から、孤独を感じるんだ。
そんなことを考えながら小説を読んでいると…
「相葉さんだ!!」
「!?い、伊藤君!!」
バス停でばったり伊藤君に会った。

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フリ

知らない

知らない

知らないフリ

知ってても

知らないフリ

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寒い

人は思っている以上に他人に無関心

僕も

君も

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ファヴァー魔法図書館 #59.5

『ユリさんのグリモワール講義その4』

BGM〜【夢と現の境界】
ユリ「さてBGMをかけようか諸君。」
ガラシャ「(うわっ作者趣味悪っ...)
ユリ、今回は何を話してくれるの?」
ユリ「そうだな、今回はグリモワールの内容について触れようか。」
ガラシャ「割とまともね。」
ユリ「この間触れた通り、グリモワールの内容は暗号化されている。
簡単かつ無害な魔法程単純で、困難かつ有害な魔法程複雑になるように暗号は定められているよ。」
ガラシャ「暗号化するとどうなるの?」
ユリ「しっかりとした魔法使い以外は魔法を使えなくなるって言うメリットがあるね。」
ガラシャ「そうじゃ無くて暗号化した文章の事」
ユリ「そうだね...例えば【ガラシャ】という単語があったら【GARASYA】と置き換えて、アルファベットを10文字ずらして【QKBKCIK】としたりとかして作るよ、複雑なのになるとこれに他の暗号を上乗せしたりして複雑化するね。」
ガラシャ「魔法使いはどうやってそれを解読するの?」
ユリ「そこはぶっちゃけ努力と素質だね。
君は一瞬で読めてしまったみたいだけど。」
ガラシャ「へぇ、割と単純なのね。」

その5へ続く

P.S.今回は真面目にやりました。
BGMがBGMだからね。

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ファヴァー魔法図書館 #59

『助手【オセロ】』

「ご主人、起床のお時間です。」
応答は無い。
「.........ご主人?」
その瞬間、壁が軋む音がした。
「ふ......ふふふ...ふっはははははははははーはははははははっ!あーっははははは!!」
オセロは冷静に、
「うるせぇよ(どうされました?ご主人。)」
とだけ言った。
「ふふふふふっ、どうしたかって?オセロ。
見つかった、見つかったんだよ!!」
「......もういいです。」

『逆々詩』
「ひっくり返す。
それを信条に。
時にそれさえもひっくり返す。
これも信条。」

P.S.ストーブ付けるの忘れてた。
いや......これもある種のお告げなのかも知れない。
なんて考える事30分笑

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未来って変えられる

思ったんだよね。
もし今ここで少しいや、めっちゃ勇気出してみたら未来って変わんのかなーってさ。
変わった未来を見てみたい、今度会えたらちゃんと自分から話しかける。
なんか少女マンガのヒロインみたい。
周りの音が一瞬止まって、あなたまでの一本道。
あなたが顔をあげた瞬間、昔に戻った気がした。

夢かなった。手震えてたけど。
9年ぶりに更新されたけどさ、やっぱり大人になるよね。私もあなたも変わった。
でも覚えていてくれてありがとう。

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大好き

あなたのことを考えるだけで幸せになって
あなたのことを考えるだけで笑顔になって
あなたのことを大好きって言うのは誰にも負けない

初めはちょっとしたことだけど後から大きなことになっていく
ずっとあなたしか頭にない
だからここだけでもいいので言わせて
大好きです
これからも応援します

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どしゃぶりのバス停で 6

「どうしたの?さっきからぼーっとしてたよ」
「ううん、気にしないで」
「ふーん…あのさ、俺でよければ、その、相談、いつでも乗るからね?」
だれも、こんなことに気づいてくれなかった。
伊藤君は、見ていてくれたんだ。
見ていてくれる人がいる。それは、こんなに嬉しいことなんだ。
「ありがとう。」
これが、伊藤君との初めての会話。
初めて喋る女子にも、こんなに優しい伊藤君。
こんな人って、なかなかいない。
どこまでいい人なのだろう。

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いつかこんな日がくることを

僕は知ってるはずだった
知ってたのに
いつの間にか想いは溢れて
止められなくなって

ぬいぐるみたちは笑ってる
星たちは僕を見下ろしてる

どうしたらよかったんだろう
あのとき気付いていたならば
僕はこんなに辛くなかったのかな

誰か教えて
誰か答えて

あのとき僕は

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鬼ノ業~序章(参)

「びっくりしたっ…恐かったよ…うっ……。」
「はいはい、もう大丈夫だよ。」
紗那は背伸びをして朔の頭を撫でる。どっちが年上だかわからなくなっている。
そんな様子を、川に足だけ入れ、淵に座って蒼が見ていた。
「朔、こっちこいよ。」
自分の横をぽんぽんしている。どうやら、そこへ座れという意味らしい。
「朔っくん、一緒に行こうね。」
と、二歳も年下の女の子に朔は連れられ、一先ず川辺の方へ移動する。
「紗那、ありがとな。」
くしゃーっと、勢いよく紗那の頭を撫でた。
蒼はそうして、
「ほら、薊と遊んどいで。」
「うんっ!」
にこっと笑った紗那は、川の中へと駆けていった。